$Date: 2005/01/27 16:02:59 $
FreeBSD(98) 4.11R-RELEASE は、IBM PC-AT 互換機用の FreeBSD 4.11-RELEASE を NEC PC-9801/PC-9821 やその互換機に移植したものです。
FreeBSD(98) 移植チームでは、できる限りオリジナルに近いものにすることを基本コンセプトにして移植を行なってきました。 しかし、IBM PC-AT 互換機 と PC98では、ハードウェアの仕様が根本的に異なっている部分があり、部分的にオリジナルと異なっている箇所があります。
FreeBSD(98) 4.11R-RELEASE は、FreeBSD 4.11-RELEASE の配布パッケージ + 98 用 ファイル群という構成になっています。98 用ファイル群には、実行ファイルのほ か FreeBSD(98) で変更したソースファイルや、98 用のドキュメントが含まれてい ます。98 用のドキュメントは FreeBSD(98) 固有の事項の解説が中心になっている ので、IBM PC-AT 互換機用のドキュメントも必要に応じて参照してください。 特にセキュリティ上の問題については IBM PC-AT 互換機用の Security Advisory がほぼそのまま FreeBSD(98) にも当てはまりますのでご注意ください。
サポートするハードウェアに関しては Hardwa98.txt を御覧ください。「メーリングリスト」「バグレポート、提案、コードの提供」「動作報告」「移植チームへの連絡先」に関しては About98.txt を御覧ください。
ok set hw.ata.ata_dma=0 ok boot
その他は Troubl98.txtを参照してください。
kern.flp は 7.6M ではインストールできたとの報告があります。また、kern144.flp は 7.6M ではインストールできなくなり、9.6M ではインストールできたとの報告があります。解決方法は FreeBSD98-testers メーリングリストに加入してお尋ねください。
set hw.pcic.pd6722_vsense="0"を入力してください。詳細は以下のアドレスをごらんください。
FreeBSD(98) 4.11R-RELEASE のうち、IBM PC-AT 互換機用の部分に関しては、オリジナルの条件にしたがって下さい。また、98 用ファイル群については、
というファイルに書いてあります。本ソフトウェアを複製し、使用または配布する前に必ず読んでください。ただし、下記の 98 用ファイル群の中には、一部、Copyright98.txt が適用されないものが含まれています。ソースコードは個々のファイルに条件が記載されています。ほとんどはバークレースタイルのライセンスが適用され、ライセンス条項の範囲内で自由に使用し、再配布することが可能です。Copyright98.txt の内容もバークレースタイルのライセンスに類似したものになっています。また、一部には、GNU General Public License (GPL) や、GNU Library Public License (GLPL) が適用されます。
98 用ファイル群は以下のファイルで構成されています。
98readme/ | ディレクトリ名 |
このディレクトリのファイルは SJIS コードで作成されています。 | |
30line98.txt | 30 行モードについて |
About98.txt | FreeBSD(98)について |
Config98.txt | システムの再構築について |
Curren98.txt | FreeBSD(98)-current について |
Copyright98.txt | 著作権表示。使用、配布の前に必ず読んで下さい |
Develp98.txt | FreeBSD(98) の開発について |
Errata98.txt | リリース後の障害情報 |
Hardwa98.txt | サポートされているハードウェアに関する情報 |
Instal98.txt | FreeBSD(98) をインストールする方法 |
README98.txt | リリース案内 |
REPORT98.txt | 動作報告書 |
Relnot98.txt | リリースノート(このドキュメント) |
Snapst98.txt | FreeBSD(98) SNAPSHOT について |
System86.txt | 動作が確認されたデバイス |
Thanks98.txt | FreeBSD(98) を開発/援助した人への謝辞 |
Troubl98.txt | 問題のあるハードウェア/ソフトウェアに関する情報 |
floppy98/ | ディレクトリ名 |
boot.flp | kern144.flp と mfsroot.flp と同様のものが含まれた
インストールファイルシステムイメージファイル 使用方法は Instal98.txt を参照 |
fixit.flp | FreeBSD(98) 専用のシステム修復用フロッピーディスク のイメージファイル 1.2MB(2HC) 用 (vi コマンドなし) |
fixit144.flp | FreeBSD(98) 専用のシステム修復用フロッピーディスク のイメージファイル 1.44MB(2HD) 用 |
kern.flp | 標準インストール用ブートディスクのイメージファイル 1.2MB(2HC) 用 (PCI 用ドライバなし) |
kern144.flp | 標準インストール用ブートディスクのイメージファイル 1.44MB(2HD) 専用 |
kernide2.flp | ATAPI CD-ROM がある機種で2台目以降の IDE ディスク にインストールするためのブートディスクのイメージフ ァイル |
kernide4.flp | 2台目以降の IDE ディスクにインストールするための ブートディスクのイメージファイル |
kernuide.flp | 内蔵 IDE、UIDE-98、UIDE-66 を ata driver でインス トールする場合に使用するブートディスクのイメージフ ァイル |
mfsroot.flp | 標準メモリファイルシステムルートイメージファイル イル |
98bin/98bin.?? | 98 用に変更したバイナリーファイル |
98bin/ide2.tgz | ATAPI CD-ROM がある機種で2台目以降の IDE ディスク を認識するカーネルファイル |
98bin/ide4.tgz | 2台目以降の IDE ディスクを認識するカーネルファイ ル |
98bin/uide.tgz | 内蔵 IDE、UIDE-98、UIDE-66 用の ata driver が含ま れたカーネルファイル |
98src/* | 98 用カーネルソースおよび 98 用に書き換えた差分ファイル |
tools98/ | このディレクトリには、インストール時にあると便利な小物が入れてあります。フロッピーディスクイメージをディスクに書き込むための rawrite.exe もあります。 |
(*)が付けられたファイル中には、Copyright98.txt 以外の条件が適用されるファイルが含まれています。
ドキュメントは、98readme というディレクトリ内にあります。
FreeBSD(98) 4.11R-RELEASE の 98 用ファイル群は日本国内の以下のサイトからanonymous FTP で入手することが可能です。
(上記のサイトは、インストーラで指定すると、すべての配布ファイルの インストールが行なえるようになっています。)
また、FreeBSD 4.11-RELEASE (IBM PC-AT 互換機用) は上記 FTP サイトのほか、日本国内の以下のサイトから anonymous FTP で入手することが可能です。
*上記以外のサイトにも置かれている場合がありますので負荷の分散に御協力下さい。
*FreeBSD(98) 4.11R-RELEASE を使用するためには、98 用ファイル群のほか、IBM PC-AT 互換機用の FreeBSD 4.11-RELEASE の配布物が必要になります。
近頃では、コンピュータ、パソコンの雑誌にも添付されるようになってきました。添付されている雑誌をお探しください。
FreeBSD(98) 4.11R-RELEASE のインストールは 98 用ファイル群の中のInstal98.txtを参照して下さい。IBM PC-AT 互換機用のインストールガイドとは一部異なっています。