FreeBSD QandA 2001年10月14日 更新分
管理番号 2008 (新規)
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Q. micq-0.4.6p1 以降で日本語は使えますか?
A. 使えます。
.micqrc に
JapaneseEUC
という行を加えて下さい。euc-jp での入出力が可能になります。
管理番号 1289 (更新)
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Q. 新規ファイルをエディタで作成したときの、文字コード (JIS、EUC など) を
指定したいのですが。
A. エディタによって設定が違いますので、お使いのエディタのドキュメントを参
照してみましょう。
いくつか例をあげると、
mule-2.3 をお使いなら、 ~/.emacs に
(set-default-file-coding-system *euc-japan*)
emacs20/xemacs20 なら、 ~/.emacs に
(set-default-file-coding-system 'euc-japan)
mule-4 対応となった emacs20 以降は
(prefer-coding-system 'euc-japan)
nvi-m17n では .exrc に (または ex command として)
set fileencoding=euc-jp
set autodetect=jp+
と書くと、それ以降 作成されたファイルは、EUC コードになります。また、
euc-japan でなく iso-2022-jp とすれば JIS コード
euc-japan でなく sjis とすれば ShiftJIS コード
になります。
ただし、既に存在するファイルを編集・保存した場合は、emacs/mule は
文字コードを変換せずに、元の文字コードのままにします。
ですから、既存ファイルの場合は、明示的に変換しないといけません。
emacs/mule 上からだと
M-x set-file-coding-system RET *euc-japan* (mule2.3の場合)
(C-x C-k f *euc-japan* でも可)
M-x set-buffer-file-coding-system RET euc-japan (emacs20/xemacs20の場合)
(C-x RET f euc-japan でも可)
でできます。また、一度 emacs/mule から抜けて、nkf や qkc を使っても
よいでしょう [管理番号 1253] 。
kterm 上で jvim などを使って編集する場合は、
kterm -km euc
として、EUC コードで kterm を立ち上げた上で編集しましょう。
また、Terminal 等から emacs で日本語を使う場合は、
(set-terminal-coding-system 'euc-japan)
です。
nvi-m17n については、README.japanese を参照して下さい。
管理番号 1864 (更新)
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Q. handbook、FAQ、jman などの日本語ドキュメントを、cvsup を使って
最新の状態に保ちたいのですが、どのようにしたらいいですか?
A. まず、cvsup で、コレクション doc-all をダウンロードします。
以下のファイルを用意してください。
(ここに示す例では /usr 直下に root 権限で cvsup していますが、root
権限が必要なのは document をインストールする際なので、一般 user で
行なってもよいでしょう)。
# cat supfile-doc-all
*default host=CHANGE_THIS.FreeBSD.org
*default base=/usr
*default prefix=/usr
*default release=cvs tag=.
*default delete use-rel-suffix
*default compress
doc-all
# cat /usr/sup/refuse
doc/de_DE.ISO8859-1
doc/es_ES.ISO8859-1
doc/fr_FR.ISO8859-1
doc/nl_NL.ISO8859-1
doc/sr_YU.ISO8859-2
doc/ru_RU.KOI8-R
doc/zh_TW.Big5
尚、refuse ファイルは、
doc/de*
doc/es*
doc/fr*
doc/nl*
doc/sr*
doc/ru*
doc/zh*
という記述でも十分です。(前者の例のように全て書くと、2001年6月頃
のように、locale 名が一部変更されると refuse ファイルに記述した言
語のドキュメントを取り寄せないようにしたつもりでも持ってきてしまうと
いうことが起こり得ます)。
また、新たな言語が追加されると、それをとってきてしまうので、適宜
結果をチェックして修正した方がよいでしょう。
CHANGE_THIS.FreeBSD.org の部分 (cvsup サーバ名) は、
<URL:http://www.jp.freebsd.org/mirror.html#cvsup>
などを参考に書き換えて下さい。
その上で、
# cvsup -g -L 2 supfile-doc-all
すると、以下のようになります。
# ls -l /usr/doc
total 6
-rw-r--r-- 1 root wheel 1242 6/11 10:16 Makefile
-rw-r--r-- 1 root wheel 377 4/13 2000 README
drwxr-xr-x 5 root wheel 512 8/28 03:23 en_US.ISO8859-1
drwxr-xr-x 6 root wheel 512 8/28 03:31 ja_JP.eucJP
drwxr-xr-x 7 root wheel 512 8/28 03:31 share
次に、make 時に必要なので、ports の textproc/docproj を
インストールしてください。
# cd /usr/ports/textproc/docproj
# make JADETEX=no install
# make clean
ただし、docproj は依存する ports が多いので、ダイアルアップ接続の
場合は、先に
make fetch-recursive
として、依存する port の distfiles も取り寄せた方がよいかも知れません。
ここまで準備できたら root (または、適当な user) 権限で
# cd /usr/doc/ja_JP.eucJP
# make
# make install
# make clean
としてください。
これで日本語マニュアルは /usr/share/man/ja に、その他のドキュメントは
/usr/share/doc/ja にインストールされます。
管理番号 409 (更新)
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Q. 電子ブック (8cm CD) や EPWING 規格 (12cm CD) などの辞書データを使って、
辞書の検索をしたい。
A. FreeBSD の ports および packages には、電子ブック (EB, EBG, EBXA) およ
び EPWING 規格の辞書で検索を行うためのソフトウェアがいくつか存在します。
ソフトウェアの開発されたまたは、改訂された時期によって利用可能なデータ
の制限があります。
1. 文字のみしか扱えない。
2. 外字データを画像のまま扱える。
3. 画像や音声などにも対応している。
これらは動作の形態の違いによって、次のように分類できます。
1. 直接、辞書データを検索するもの
2. ネットワークを介した、クライアント/サーバ型のもの
ネットワークのプロトコルには、次のような形式があります。
1. ndtp 日本で主に使われているようです。
2. dict RFC 2229 対応
3. http WWW ベース
1. 単体で使用するもの
単体で動作するので、そのソフトウェアだけをインストールすれば、使用で
きるようになります。次のソフトウェアがあります。
* cdrom2
文字ベースの辞書検索ソフトウェアです。
* Lookup (eb Library を利用する)
文字・画像・音声に対応している。
複数の辞書も一度に扱える
2. NDTP のクライアントあるいはサーバとして動作するもの
NDTP というプロトコルのクライアントとサーバをインストールします。ク
ライアントとサーバを少なくとも一種類ずつインストールする必要がありま
す。基本的に、クライアントとサーバは、どの組み合わせでも使用できます。
NDTP のクライアントには次のものがあります。
* Lookup (文字・画像・音声に対応)
Emacs 上で動作する。単体でも動作可能。DICT にも対応しています。
複数の辞書を一度に扱えます。
<URL:http://openlab.ring.gr.jp/lookup/>
* BookView (外字データを扱えます)
Tcl/Tk 上で動作する。日本語対応版 Tcl/Tk が必要です。
<URL:http://www.sra.co.jp/people/m-kasahr/bookview/>
* diclookup-mule (文字のみしか扱えません. intlfontで外字に対応)
Emacs 上で動作する。Emacs あるいは Mule が必要です。
(XEmacs 上では動作させることができません。)
* kenjiro (文字ベース)
dserver に付属している。
* まだありますが、info ndtpd などを参照してください。
NDTP のサーバには次のものがあります。
* NDTPD (外字データや音声なども扱えます)
NDTP サーバ。正確には EB ライブラリという検索ライブラリとサーバ
部分から構成されます。
* dserver (文字しか扱えません)
NDTP サーバ。kenjiro というクライアントが付属しています。
DICT 形式
DICT プロトコル (RFC 2229) に対応していれば、クライアント/サーバは
どれでもいいはずです。Lookup なども対応しています。
3. WWW の CGI プログラムとして動作するもの
Apache のように CGI に対応している WWW サーバをインストールする必要
があります。また、検索には Netscape Communicator 等の WWW ブラウザが
必要です。サーバとクライアントは別々のマシンで動作させることもできま
す。WWW ブラウザさえあれば UNIX 以外の環境からも使えます。
このタイプには、次のソフトウェアがあります。
* ebw3
正確には、CGI プログラム ebw3 と専用の検索サーバ ebw3d から構成
されています。(電子ブックのためのライブラリ eb の web 版というこ
とのようです)
zzz. Lookup と同じURL から辿れる場所では FreePWING なども開発している
ようです。FreePWING は、EPWING 互換データを作成するスクリプトで現在でも
多くのフリー辞書が使えるようです。
なお、電子ブックや EPWING 規格であることを謳っていない辞書は、大抵がまっ
たく異なる独自規格を採用しています。ここに挙げたソフトウェアでは検索は
できませんので、注意しましょう。
[電子辞書オープンラボ]
<URL:http://openlab.ring.gr.jp/edict/>
[FreePWING]
<URL:http://openlab.ring.gr.jp/edict/fpw/>
管理番号 755 (更新)
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Q. notePCの 2.5inch HDD を交換したので、余った方を DeskTopPC に繋ごうと思
います。2.5inch -> 3.5inch 変換コネクタは入手したのですが、2.5inch HDD
を slave に設定するにはどうしたらいいのでしょうか?
A. 2.5inch HDD には
IDE-Connector 謎の pin
|………………………………|・・
|………………………………|・・
40ピンのIDEコネクタと その横に 2x2 くらいのピンが付いています。この部
分にピンを繋ぐと slave になるのですが、メーカ各社によって組合わせがま
ちまちなので注意が必要です。
( | の部分は IDEコネクタとのすきまを表します。■と■を jumper で繋ぎます)
・IBM Travelstar無印(DHAA-,DVAA-)/LP(DBOA-)/XP(DPRA-)
…|・■ …|・・ …|・・
…|・■ …|・・ …|■■
マスター スレーブ ケーブル選択
・IBM Travelstar 2XP(DCRA-)/3XP(DLGA-)/2LP(DSOA-)/3LP(DMCA-)/
4LP(DTNA-)/VP(DDLA-)/4GT(DPLA-)/5GS(DTCA-)/3GN(DYKA-)/8GS(DYLA-)
…|・・ …|・■ …|・・
…|・・ …|・■ …|■■
マスター スレーブ ケーブル選択
・Toshiba
…|・・ …|■・
…|・・ …|■・
マスター スレーブ
・FUJITSU
…|・・ …|・・ …|■■
…|・・ …|■■ …|・・
マスター スレーブ ケーブル選択
・Hitachi
…|・・ …|・■
…|・・ …|・■
マスター スレーブ
・Seagate
…|・・ …|・■ …|・・
…|・・ …|・■ …|■■
マスター スレーブ ケーブル選択
・Maxtor (ただし、一部の厚い HDD は裏の基盤上の jumper pin で設定)
…|・■ …|■・ …|・・
…|・■ …|■・ …|■■
マスター スレーブ ケーブル選択
多くの HDDメーカーの WWW リソースでは jumper の設定が説明されています。
IBM: <URL:http://www.storage.ibm.com/hdd/support/jumpers.htm>
Toshiba: <URL:http://www.toshiba.com/taecdpd/products.shtml>
Hitachi: <URL:http://www.hitachi.com/storage/products/hdd/hddframe.html>
Fujitsu: <URL:http://www.fcpa.com/cgi-bin/goFrames.cgi/product/hd/hd_cat.html>
Quantum: <URL:http://www.quantum.com/support/hdd/hdd_support.htm>
Seagate: <URL:http://www.seagate.com/products/discsales/index.html>
Maxtor: <URL:http://www.maxtor.com/products/index.html>
comp.arch.storage FAQ-1 の Hard Disk Manufacturers には、上記以外にも
HDD メーカーの URL が載っています。
<URL:http://alumni.caltech.edu/~rdv/comp-arch-storage/FAQ-1.jp.html>