FreeBSD(98) インストールガイド
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2. ハードウェア構成依存の情報

2.1. HD 起動メニュー

ICM 等のサードパーティ製の HD 起動メニューを使用している場合、インストール 後に FreeBSD(98) を起動できなくなることがあります。そのような場合は、 MS-DOS 附属の起動メニューに変更しておいてください。 4.1R-Rev01 で追加された、「FreeBSD(98) の HD 起動メニュー」を設定すること もできます。

2.2. ジオメトリ

SCSI ハードディスクにインストールする場合、SCSI ボードによっては、ハードデ ィスクのシリンダが実際と異なった値として認識される場合があります。それに起 因して、インストールの過程で newfs を実行した時にリブートがかかることがあ ります。そのような場合は、後述の fdisk を実行する部分で、`G' を押し、正し いハードディスクのパラメータを入力してください。

DOS の format コマンドで領域を確保しておくと、シリンダ数をあらかじめ確認し ておくことができます。シリンダ数が実際より多い場合はインストールできないの で注意してください。

注意! DOS の format コマンドで得られるシリンダ数は、ハードディスクドライ ブが SCSI コマンドの "mode sense" に対して答えるドライブパラメータ (page code 04; Rigid Disk Drive Geometry Page)の値と異なることがあります。 FreeBSD(98) は、DOS の format コマンドで得られるドライブの諸元と同じもの (初期化時に BIOS によって設定されます)を使用し、ディスクドライブの返す値は 使用しません。必ず、実際に使用するハードディスクと I/F ボードの組合せで、 DOS 上で確認してください。

2.3. バスマスターモード / DMA 転送モード

C バス接続の SCSI ハードディスクにインストールする場合、バスマスターモード ではハングアップする可能性があります。その場合は DMA 転送モードにして使用 してください。


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$Date: 2002/02/20 16:00:25 $