FreeBSD QandA 2002年10月21日 更新分
管理番号 47 (更新)
更新履歴
Q. NEC PC-9801/9821シリーズでハードディスク起動メニューから、FreeBSD(98)
の領域を選んだのですが boot できません。
A. FreeBSD(98) はハードディスク起動メニューの種類により、起動できない
ことがあります。もしこのような状態なら、DOS 標準の起動メニューを
入れ替える必要があります。
安全かつ確実な方法は、DOS 付属の format コマンドで初期化することです
(この時は、ディスクの中身が全て消えますのでバックアップを忘れずに)。
しかし「フォーマットするのは面倒だ」と思われる方には次の方法があります。
1.起動メニューから選べなくてもよく、DOS から起動できればいい。
---> HSB (Ver3.7 以降) を使用すれば、起動できる可能性があります。
2.起動メニューから選べなくては嫌だ、多少のリスクを負ってもよいので
起動メニューを入れ替えたい。
---> HDU を使えば、起動メニューの入れ替えが行えます。
ただし、付属のドキュメントを十分読んだ上作業してください。
3.FreeBSD(98) 4.1R-Rev01 以降では、pc98 アーキテクチャ用の
ブートマネージャ(boot0, boot0.5) が追加されました。boot98cfg(8) を
使って HDD に書き込んだり、ブートマネージャの設定を変更したりできます。
HD 起動メニューが壊れた場合など、NEC 製 の HD 起動メニューの
代わりに使用できます。使用方法は Instal98.txt を参照してください。
<URL:http://www.jp.FreeBSD.org/pc98/releases/4.1R/Relnot98.txt>
HSB、HDU は Masao氏が、公開されているフリーソフトです。
<URL:http://www.vector.co.jp/soft/dos/util/se002233.html>
<URL:http://www.vector.co.jp/soft/dos/util/se009150.html>
また、えらー15氏が HSB を PC-9821Ra で使用するための差分を公開して
います。同じ R-Mate シリーズである PC-9821Rv20 にて FreeBSD(98) の起動に
成功したという報告があります。
「えらー15の小屋」
<URL:http://hp.vector.co.jp/authors/VA000363/>
から、「ツール」を辿ってください。
管理番号 245 (更新)
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Q. PC-98x1のIDE HDDを増設したのですが、使うことはできますか?
A. 最近のFreeBSD(98)ならば特に意識せずに使えます。
IDEでプライマリマスター以外のHDDにインストールする場合は
kernide2.flp や kernide4.flp を利用すれば可能です。
配布物の Instal98.txt を読んでください。
管理番号 254 (更新)
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Q. PC-9821V?? に付属している FAXモデムボード(PC-9801-120)を使うことが
できますか?
A. 正式リリース版では標準で対応しています。プラグ&プレイを ON にしてお
けば自動で認識します。
なお、PC-9801-120 の DIP スイッチの設定は下記のようになっています。
・プラグアンドプレイ機能:SW1
SW1 PnP
ON OFF(無効)
OFF ON (有効) Default
・I/Oアドレス:SW2,3
SW2 SW3 I/OADD
ON ON 08B0 Default
ON OFF 09B0
OFF ON 0AB0
OFF OFF 0BB0
・割込チャネル:SW4,5
SW4 SW5 IRQ Default
ON ON 3
ON OFF 5
OFF ON 6
OFF OFF 12
・SW6:未使用 (変更不可)
管理番号 347 (更新)
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Q. FreeBSD(98)で フロッピーを認識しません。/floppy と言うディレクトリを
作り、DOS フロッピーをマウントしようとすると、うまくいきません。
# mount -t msdos /dev/fd0c /floppy
fd0c: hard error reading fsbn 0 of 0-1 (ST0 40<abnrml>
ST1 1 <no_am> ST2 0 cyl 0 hd 0 sec 1)
Boot ディスク (1.44MB) をマウントしてみてもおなじようなエラーが出ます。
# mount /dev/fd0c /floppy
fd0c: hard error reading fsbn 16 of 16-31 (ST0 44<abnrml,top_head>
ST1 2<no_am> ST2 0 cyl 0 hd 1 sec 2)
Boot ディスク (1.2MB) をマウントしてみてもおなじようなエラーが出ます。
# mount /dev/fd0c /floppy
fd0c: hard error writing fsbn 16 of 16-18 (ST0 40<abnrml>
ST1 2<write_protect> ST2 0 cyl 0 hd 1 sec 2)
A. フロッピーデバイス名の指定を、使用するメディア容量のものにしましょう
2HC(1.2M) : /dev/fd0.1200
2HD(1.25M) : /dev/fd0.1232
2HD(1.44M) : /dev/fd0.1440
2DD(640K) : /dev/fd0.640
2DD(720K) : /dev/fd0.720
マウントする時は、フロッピーの形式と mount(1) コマンドを一致させます。
UFS 形式のフロッピーを mount -t msdos でマウントしようとしたり、
msdos 形式のフロッピーを mount でマウントしようとするとエラーが出ます。
UFS 形式のフロッピーは、メディアが書き込み禁止になっている場合エラーが
出ます。メディアのプロテクトを書き込み可能状態にしてください。
フロッピーを自動認識する機能はありません。
管理番号 512 (更新)
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Q. FreeBSD(98)2.2.5R 以降、FreeBSD(98) の公開版は FreeBSD(98)2.2.5R-Rev01
というようなリビジョンの付け方になっていますが、以前の-ALPHA, -BETA,
-RELEASE という表記と、-Rev 表記の対応関係はどうなっているのでしょうか?
A. 対応関係はありません。
FreeBSD 2.1.0 位までは、移植チーム内で十分テストが行われて来たので、
ALPHA, BETA, RELEASE という名前がそれなりに意味を持っていました。その後、
(1) 本家に PC98 版のソースが取り込まれた
(2) FreeBSD98-testers ML でテストを行うようになった
(3) 配布物を作成する人の時間的制限
などの理由により、-ALPHA という名前が付けられていても、一般的な環境におい
ては問題無く使用する事ができるようになって来ています。ですが、今まで通り
の慣例でいくと、
(1) 更に (-BETA,) -RELEASE と出さなければならない
(2) -RELEASE を出した後にバグが見付かったり、バグを直したい時、
次のリビジョン名をどうするのか、という問題が生じる
という欠点があるため、2.2.5R 以降、Rev01, Rev02....というように、公開した
順番をゼロサプラスなし十進数二桁で表すという形式となりました。
管理番号 778 (更新)
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Q. PC-9801/21 ノートのトラックボールやスライドパットは使えますか
A. バスマウスとして使用可能です。
管理番号 872 (更新)
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Q. FreeBSD(98) で、拡張RS232Cボード 緑Hayes ESP98 は使えますか?
A. ボード付属の Windows3.1 または Windows95 用設定ツールを用いて、
あらかじめ ESP98 を 16550A 互換モードに設定し、不揮発メモリに書き込ん
でおく必要があります。購入したばかりの状態 (エンハンスモード) では使え
ませんので注意してください。
管理番号 2179 (更新)
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Q. FreeBSD(98) ?.?R-inst?? (? は数字) というバージョンを見かけたのですが、
これはリリースバージョンとは違うのですか?
A. inst?? (後ろ2文字は連番) は、正式リリース前にテストを行う目的で
作成されるバージョンです。従って、正式な配布物ではありませんし、
インストールや動作に不具合がある可能性もあります。
メーリングリストや NetNews などに inst?? についての質問をしても、
誰も答えられないかもしれません。FreeBSD(98) 自体の開発以外の目的で
利用される場合は、正式にリリースされた配布物をインストールされる
ことを強くお薦めします。
テストに協力したいという方は、以下の Web ページをよく読んでいただき、
FreeBSD(98) testers メーリングリストに加入して、テストのレポートを
送って下さい。
<URL:http://www.jp.FreeBSD.org/pc98/ml/index.html#freebsd98-testers>
管理番号 72 (更新)
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Q. PC-9801/PC-9821で ブート用のフロッピーディスクを作ろうとしたのです
が、rawrite で書き込みできません。
A. PC-9801/PC-9821系用の rawrite.exe を使っているか確認してください。
tools98 にある rawrite.exe を使いましょう。
FreeBSD(98)2.2.6R-Rev01 以降の場合、ブートディスクには 1.21MBタイプ
のものと 1.44MBタイプの 2種類があります。 1.21MBタイプは容量の関係で
一部の機能が制限されますので、1.44MBで起動可能な場合は 1.44MBタイプで
作ることをお勧めします。
1.21MB用のブートディスクの場合、フロッピーが 2HCフォーマットでない
と書き込めませんので MS-DOS上または DOSprompt上で下記の様にしてフォー
マットしてください。
format /5 <ドライブ番号> (NEC MS-DOSの場合)
format /e <ドライブ番号> (EPSON MS-DOSの場合)
補足
1.21MBタイプの場合 PC/AT互換機で(PC/AT互換機用の rawrite.exe を使っ
て) 5.25inchドライブ(3.5inchドライブでは不可) に書き込んで作成すること
も出来ます。
1.44MBタイプの場合 PC/AT互換機で(PC/AT互換機用の rawrite.exe を使っ
て) 3.5inchドライブ(5.25inchドライブでは不可) に書き込んで作成すること
も出来ます。
管理番号 388 (更新)
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Q. FreeBSD(98) で Allied Telesis 社の LA-98-T が使えますか。
A. まず、board 上の dip-sw を LEGACY 側にしておきましょう。
割り込みや I/O ポートの設定を、LA-98-T に付属している
MS-DOS のツール cfg.exe で調べた・設定したものと合わせて
おきましょう。