FreeBSD QandA 1999年5月7日 更新分

QandA
QandA Project
登録・更新 QandA 一覧

管理番号 321 (更新) 更新履歴
Q. FreeBSD で動く JDK(Java環境) はありませんか?

A. 以前は Linuxエミュレータを入れて、Linux用 JDK を動かす方法
   しかありませんでしたが、いまでは FreeBSD用の JDK があります。
      <URL:http://www.freebsd.org/java/>

   Linux 用 JDK を使う方法はこちらのページをどうぞ。
      <URL:http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~sakamoto/jdk_howto.html>
   ただし結構古いです。


管理番号 318 (更新) 更新履歴
Q. UPS は使えますか?

A. 単に停電時にバッテリが持つ間電源を供給するだけでしたら、ほとんどの 
   UPS が FreeBSD で使用可能です。PC の消費電力や UPS のバッテリ能力によ
   りますが、数分間の停電でしたら、単に電源ケーブルを繋ぐだけで大丈夫です。
   また、ノートパソコンであれば UPS を使うまでもないかもしれません。

   不慮の事故で停電が起きた時に、バッテリが切れる前に自動的に shutdown し
   たい場合には、UPS と PC との間で信号の受渡しを行なう必要があり、
   FreeBSD で自動 shutdown のためのプログラム (upsd) を動かしておきます。
   必要なものは接続ケーブルと upsd です。どちらも多くの場合、使用する UPS 
   に対応した専用のものが必要となります。

   ATX 電源を使用している場合には、電力が復旧しても PC の電源が ON になり
   ませんが、BIOS によって設定できるものもありますし専用の回路を作成する
   必要がある場合もあります。

   最大負荷に関しては、[FreeBSD-users-jp 15099] が参考になります。

   消費電力に対する停電時のバックアップ時間とバッテリー容量との比較表が
   APC のページに書かれています。(消費電力とUPSのバックアップ時間)
     <URL:http://www.APC.co.jp/products/selectups.html>


   o GS-EE 製 PICO-II シリーズ、NetUPS シリーズ
     ダイトパワートロン製 Power Rite MAX シリーズ
     山洋電気製 ASA シリーズ
     東芝製 LittleStar/Econostar シリーズ
   以上 4 シリーズはアルファテックからフリーソフトとして FreeBSD 用の UPS 
   監視管理ソフト「パワーモニタS」がダウンロード可能です。
     <URL:http://www.alfatech.co.jp/ups/support/free/freedown.html>

   ケーブルに関してはよくわかりませんが、GS-EE 製のものは専用ケーブルが必
   要で、結線の仕方は関西蓄電池のページに書かれています。
     <URL:http://www.kanchiku.co.jp/download/pin.html>


   o APC の UPS の場合
   APC Back-UPS Pro(TM)シリーズは bkpupsd という ports/package にあるプロ
   グラムが使えるようです。シリーズによってケーブルやプログラムを変える必
   要があるようですので ML を検索してください。


   o サンケン電気の UPS の場合・DENSEI (日本電気精器)
   [FreeBSD-users-jp 24854] を参照してください。両者は仕様が似ているので
   同じプログラムが使えます。


   o OMRON の UPS の場合
   これも[FreeBSD-users-jp 24854] を参照してください。サンケン電気用の 
   upsd がほぼそのままで使用できるそうです。


   o その他の UPS の場合
     <URL:http://www.gee.kyoto-u.ac.jp/LDP/HOWTO/UPS-HOWTO.html>
   を参照してください。またアルファテックの UPS のページ
     <URL:http://www.alfatech.co.jp/network/ups.htm>
   に載っているようでしたら、問い合わせてみてはいかがでしょうか。

   なお、シリアルポートに関する情報は、FreeBSD ハンドブックの
    「シリアルポートとマルチポートカード」
     <URL:http://www.jp.freebsd.org/www.freebsd.org/ja/handbook/hw-io.html>
   が詳しいです。

   また単に CD (carrier detect; D-SUB 9 コネクタの 1 番) が on になること
   がローバッテリを示しているのであれば、

   #!/bin/sh
   : > /dev/シリアルデバイス
   シャットダウン処理

   とするだけでよいそうです ([FreeBSD-users-jp 12185])。


管理番号 1099 (新規) 更新履歴
Q. FreeBSD をインストールする時、FTP を使うと anonymous で接続しますが、
   anonymous 以外のアカウントを使うことはできませんか。

A. 可能です。インストーラの Main Menu から「4 Options」を選択し、
   「FTP uername」でスペースキーを押せば、anonymous 以外のユーザ名とパス
   ワードを設定することができます。


管理番号 1204 (新規) 更新履歴
Q. yatex-1.66 を XEmacs-20.4 で利用しています。mule-19.34 で利用してい
   るときと違い色が付きません。どうすれば色が付くようになりますか。

A. ~/.emacs に

     (cond ((string-match "XEmacs" emacs-version)
            (require 'font-lock)
            (put 'yatex-mode 'font-lock-defaults 'tex-mode)))

   を加えるとよいでしょう。

   /usr/local/share/doc/yatex/qanda に、本問題に関する説明があります。


管理番号 1209 (新規) 更新履歴
Q. リモートプリンタで PostScript ファイルを印刷したいのですが、ローカ
   ルホスト側で Ghostscript にフィルタを使って通すと PostScript スクリプ
   トが印字されてしまいます。

A. 以下のことを確認して下さい。

   1. /etc/printcap の記述は正しいですか?

   FreeBSDのバージョンが古過ぎませんか?
   現在のバージョン (2.2.8R で確認) では、リモートプリンタの設定 
   ("rm=リモートホスト名") がしてあってもローカル側でのフィルタの設定 
   ("if=フィルタ") は有効ですが、古いバージョンでは "rm" の設定があると 
   "if" の設定は無効になってしまいます。

   プリンタスプール ("sd") が他のエントリと重複していませんか?
   プリンタスプールディレクトリは各エントリ毎に別個にして下さい。

   FreeBSD のバージョンを上げて見て下さい。

   古いバージョンで対応させる場合は [FreeBSD-users-jp 14570] を参考に
   /etc/printcap を書き直して下さい。


   2. フィルタの記述は正しいですか?

   Ghostscript をローカルホスト側で通す場合、フィルタが正しいことを確認し
   て下さい。とくに、プリンタのデバイス名が、使用する Ghostscript に対応
   しているか調べて下さい。("gs -h" コマンドで対応デバイス一覧が出てきま
   す。)

   できれば、使用するプリンタをまずローカルに接続し、フィルタを通して
   PostScript ファイルが印刷できることを確かめて下さい。


   設定例:

   リモートホスト "rhost" につながるプリンタ "rps" からプリントする。
   プリンタのデバイスは "epag" を使用する。
   フィルタは "/usr/local/libexec/psfilter.sh" とする。

   ------ /etc/printcap --------
   r-ps|remote printer with gs:\          
           :lp=:rm=rhost:rp=rps:\
           :sd=/var/spool/output/rps:\ 
           :if=/usr/local/libexec/psfilter.sh:\
           :lf=/var/log/lpd-errs:\
           :mx#0:sh:
   ----------------------------------

   -----/usr/local/libexec/psfilter.sh ------------
   #!/bin/sh
   /usr/local/bin/gs -q -dNOPAUSE -sDEVICE=epag -sOutputFile=- - quit.ps
   -----------------------------------------------


管理番号 409 (更新) 更新履歴
Q. 電子ブックや EPWING 規格の辞書を使いたい。

A. FreeBSD の ports および packages には、電子ブック (EB, EBG, EBXA) 
   および EPWING 規格の辞書で検索を行うためのソフトウェアがいくつか存在し
   ます。これらは動作の形態の違いによって、次のように分類できます。

     1. 単体で動作するもの
     2. WWW の CGI プログラムとして動作するもの
     3. NDTP クライアントあるいはサーバとして動作するもの


   1. 単体で使用するもの

     単体で動作するので、そのソフトウェアだけをインストールすれば、使用で
     きるようになります。次のソフトウェアがあります。

       * cdrom2
         文字ベースの辞書検索ソフトウェアです。


   2. WWW の CGI プログラムとして動作するもの

     Apache のように CGI に対応している WWW サーバをインストールする必要
     があります。また、検索には Netscape Communicator 等の WWW ブラウザが
     必要です。サーバとクライアントは別々のマシンで動作させることもできま
     す。WWW ブラウザさえあれば UNIX 以外の環境からも使えます。

     なお、ネットワークを介した利用は、多くの辞書では別途ライセンス契約を
     必要としますので、確認の上使用してください。

     このタイプには、次のソフトウェアがあります。

       * ebw3
         正確には、CGI プログラム ebw3 と専用の検索サーバ ebw3d から構成
         されています。


   3. NDTP のクライアントあるいはサーバとして動作するもの

     NDTP というプロトコルのクライアントとサーバをインストールします。ク
     ライアントとサーバを少なくとも一種類ずつインストールする必要がありま
     す。基本的に、クライアントとサーバは、どの組み合わせでも使用できます。
     サーバとクライアントは別々のマシンで動作させることも可能ですが、UNIX 
     以外で動作するクライアントは、Emacs 上で動作するクライアント等に限定
     されるでしょう。

     前項の CGI プログラムとして動作するソフトウェアと同様に、ネットワー
     クを介した利用は、多くの辞書では別途ライセンス契約を必要としますので、
     確認の上使用してください。

     NDTP のクライアント、サーバには次のものがあります。

       * BookView
         Tcl/Tk 上で動作するクライアント。日本語対応版 Tcl/Tk が必要です。

       * diclookup-mule
         Emacs 上で動作するクライアント。Emacs あるいは Mule が必要です。
         (XEmacs 上では動作させることができません。)

       * kenjiro
         dserver に付属している文字ベースのクライアント。

       * dserver
         NDTP サーバ。kenjiro というクライアントが付属しています。

       * NDTPD
         NDTP サーバ。正確には EB ライブラリという検索ライブラリとサーバ
         部分から構成されます。

   なお、電子ブックや EPWING 規格であることを謳っていない辞書は、大抵がまっ
   たく異なる独自規格を採用しています。ここに挙げたソフトウェアでは検索は
   できませんので、注意しましょう。


管理番号 1226 (新規) 更新履歴
Q. PC-9821Nr13 で XFree86 3.3.3.1 の XF98_SVGA がうまく動作しません。
   XF98_SVGA -probeonly を実行すると、画面の上端と中心付近に明るい太めの
   帯が走り、ほかは真っ暗な状態になります。文字は全く表示されません。

A. XF98_SVGA 中でこの機種のグラフィックチップ (Cirrus Logic GD7555) を
   初期化している部分に TFT 液晶の機種に依存した値が使われており、DSTN 液
   晶の機種では上記の症状が起こることが何例か確認されています。

   [FreeBSD-users-jp 38632] に書かれているようなソースの修正を行い、
   XF98_SVGA を作り直すと、動作するかもしれません。

   なお、XF98_SVGA はまだ十分なテストが行われていませんので、Xjdoc.tgz に
   含まれている README98.1st、README98 を読んで、動作レポートを送るように
   してください。


管理番号 259 (更新) 更新履歴
Q. PC-9821 Xa シリーズで内蔵ビデオカードを使いたいのですが。

A. PC-9821 Xa シリーズの C、K、R 型番に搭載の TGUi9680 については 
   XFree86 3.2 から正式にサポートされました。XF98_TGUI を X サーバとして
   選択して下さい。

   XFree86 3.3 からはアクセラレーション機能もサポートされましたが、不具合
   がでることがあるようです。不具合がでるようなら ``noaccel'' Option をつ
   けて使用して下さい。それでも画面にゴミが出て表示が乱れるという報告があ
   りますので、その場合は X サーバのみ 3.2 の XF98_TGUI を使用することで
   不具合を回避できます。

   PC-9821 Xa シリーズの第 3 世代以降 (W、D 型番) に搭載の TGUi9682 につ
   いては今までのところサポートしている X サーバは存在しません。TGUi9680 
   用の XF98_TGUI を流用することである程度は使用できますが、画面にゴミが
   出て表示が乱れるという障害が報告されています。

   PC-9821 Xa シリーズといっても初代 PC-9821 Xa と PC-9821 Xa7e は 
   Trident 系チップを用いていないので注意が必要です。初代の PC-9821 Xa 搭
   載の MGA II については対応する X サーバは現在ありません。PC-9821 Xa7e 
   については Cirrus Logic の CLGD5440 が使われているので、XF98_NKVNEC を 
   X サーバとして選択して下さい。

   最新版は <URL:ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/X/XFree86/> 等から入手できます。


管理番号 1234 (新規) 更新履歴
Q. NAT-patch をあてた iij-ppp をオンデマンドダイアルアップモードで起動すると、
   コマンドプロンプトがすぐに返ってきません。数十秒後に勝手にダイアルを開始し、
   ようやくコマンドプロンプトが返ってきます。

A. DNS を立ちあげていませんか?しかも DNS で解決できない場合、外部 (プロ
   バイダー等) の DNS に問い合わせるように設定していませんか? もしそうなら、
   /etc/ppp/ppp.conf に
      add default ...
   という行があると思います。ppp はこの default をホスト名だと解釈して IP
   アドレスを引きに行きます。でもこの時点ではまだ ppp は起動していませんから、
   タイムアウトを待つことになります。それが数十秒待つ原因です。その後 ppp が
   起動するとあらためて DNS に問い合わせてしまうので、ダイアルアップして
   しまいます。

   解決策としては、下記のいずれかが考えられます。
     1. /etc/ppp/ppp.conf で
            add 0.0.0.0.   ...
        とする。
  
     2. /etc/host.conf を
            hosts
            bind
        の順に設定し、/etc/hosts に
            0.0.0.0    default
        を加える。


管理番号 1285 (新規) 更新履歴
Q. skk-9.6 附属の skkserv が
       pid XXX (skkserv), uid 0: exited on signal 11 (core dumped)
   とエラーを出して起動できません。

A. 以下に示す 2 通りの解決法があります。

   1. /etc/hosts に
   127.0.0.1	localhost
   と、自ホストの IP アドレスとホスト名を追加します。

   2. skk-9.6 附属 の skkserv.c に以下のパッチを当てて skkserv を作り直し
   ます。

   --- skkserv.c.orig	Tue Jan 21 04:16:36 1997
   +++ skkserv.c	Thu Mar 25 19:45:50 1999
   @@ -723,7 +723,11 @@
        fprintf(errout, "%s:cannot get hostname, or too long hostname\n", pgmnm);
        exit(1);
      }
   -  hentry = gethostbyname(hname);
   +  if ((hentry = gethostbyname(hname)) == NULL
   +       && (hentry = gethostbyname("localhost")) == NULL) {
   +    perror("gethostbyname");
   +    exit(1);
   +  }
    #ifdef NO_ADDR_LIST
      strcat(hname, ":");
      strcat(hname, hentry->h_addr);


管理番号 643 (更新) 更新履歴
Q. NAT 機能付きの ppp を使いたいのですが。

A. ppp のソースに NAT 機能を付け加えるパッチをあててインストールしなお
   すことで、使えるようになります。

   NAT 機能を付け加えるパッチについては、作者のページ
     <URL:http://www2a.biglobe.ne.jp/~junichi/freebsd/lowtech/nat.html>
   を参照してください。

   パッチのあて方とインストールのしかたは、[管理番号 211] を参照してくだ
   さい。


管理番号 1293 (新規) 更新履歴
Q. Chandra2 (ThinkPad235, Prius note 210, etc) で CardBus を使いたい
   のですが。

A. PAO は CardBus 非対応なので、BIOS 設定画面で「カードバス」から
   「互換」に変更して使って下さい。

   どうしても「カードバス」の設定で使いたい場合、pao227 以降を使うと、
   「カードバス」の設定のまま i82365 互換モードで使うことができます。
   この場合、BIOS 設定画面で各 slot に「カードバス」を選択して、
   「PCI 割り込み」の設定画面で PCI 割り込みを指定「しない」を選んで
   下さい。

   ただし、PAO が CardBus 非対応であることには変わりありませんので、
   CardBus 専用 PCcard を FreeBSD で使えるようになる訳ではありません。


管理番号 1295 (新規) 更新履歴
Q. Netscape Communicator の 4.0xや 4.x 系で、[Reload] (再読み込み)
   ボタンや、強制再読み込みの [Shift] を押しながらの [Reload] ボタンを
   押しても、画面上のビットマップ画像をサーバから読み直さず、サーバ側の
   画像ファイルが更新していても、更新画像を見ることができません。

A. (1) Netscape Communicator 4.0 系の Bug で、4.06 では治っているようで
       す。4.06 やそれ以降を使いましょう。

   (2) Netscape Navigator 3.0x 系ならば、[Shift] を押しながら[Reload]
       (再読み込み)ボタンを押すこと実現できます。

   (3) Web Server に Apache を使っている場合

       次の通り、Apache configure で --enable-module=expiresをつけて
       mod_expires をつけて、 conf file に下記のような設定をすれば、
       ブラウザによらず reload できます。

       <Directory /usr/local/apache/share/htdocs/mrtg>
          ExpiresActive On
          ExpiresByType image/gif "access plus 1 second"
          ExpiresByType text/html "access plus 1 second"
          ExpiresDefault "access plus 1 second"
          #
          # index.html is not automatically generated
          <Files "index.html">
            ExpiresActive Off
          </Files>
       </Directory>

   (4) すかさず二個目の Communicator を起動します。すると、二個目に起動した
       Communicator は、「キャッシュが利用出来ずに起動する」と言う警告を
       表示しつつ起動します。これで見ると逐一更新してくれます。

       頻繁に更新したページをテストで見る時は、キャッシュを利用しない二個
       目の Communicator で見る事をお勧めします。


管理番号 1300 (新規) 更新履歴
Q. Chandra2 (IBM ThinkPad235, 日立 FLORA220等) の内蔵ハードディスク
   ドライブはどうやって換装したらいいでしょう?

A. 基本的にはキーボードを取り外し、各種ケーブル類を取り外した後で、
   マザーボードのネジを外して浮かせるとハードディスクが外せます。

   以下の各URLに、写真入りの解説があります。
     <URL:http://wing-yee.ntc.mita.keio.ac.jp/hosokawa/diary2/1999/19990325-home/index.html>
     <URL:http://plaza4.mbn.or.jp/~tanuki_dan_na/2607-10J/2607-10j.htm>
     <URL:http://member.nifty.ne.jp/fullhouse/chandra/chandra2.html>


管理番号 1302 (新規) 更新履歴
Q. Aterm シリーズの TA でダイアルアップに失敗してしまうのですが。

A. チャットスクリプトの段階で失敗するなら、\\d を付加することで
   接続に成功するようになるかもしれません。
   AtermIT40、AtermIT45 では、次のチャットスクリプトでの接続が
   確認されています。

     set dial "ABORT BUSY ABORT NO\\sCARRIER TIMEOUT 5 \"\" AT$N1=1
     OK-AT-OK \\dATE1Q0 OK \\dATD\\T TIMEOUT 40 CONNECT"

   Aterm シリーズ固有の問題であるかは分かっていません。


管理番号 1303 (新規) 更新履歴
Q. マイクロスタッフ社製の PCI バス用 SCSI カードを使用していますが、3.x
   系のカーネルでは SCSI デバイスを認識しないようです。コントローラの認識は
   できているようなのですが、"Waiting 15 seconds for SCSI devices to settle"
   の表示が現れません。

A. この症状は、SCSI BIOSで PCIコンフィギュレーションレジスタのコマンドレ
   ジスタの memory spece bit が 1 に設定されていないために起こる問題だと
   考えられています。これは仕様であるため、現状では解決法がありません。
   2.2 系のカーネルでは問題なく使用できますので、当面は 3.x 系を使用する
   のを待った方がよいでしょう。あるいは、他のSCSIカードを使用してください。
   今のところ、症状が確認されているのは次のカードです。

    ・MPS32A

   また、マイクロスタッフ社製以外のカードでも、IO-DATA 社製の SC-98/PCI
   (初期ロットのもの) で同様の症状が確認されています (MPS32A とほぼ同様の
   BIOS を搭載しているため)。こちらは BIOS を IO-DATA 社製のものに更新する
   ことで解決できるようです。


管理番号 1224 (更新) 更新履歴
Q. FreeBSD 3.1-RELEASE を DOS 領域からインストールしようと FREEBSD という
   ディレクトリに配布ファイルを置いてインストールしようとしましたが、イン
   ストールできません。

A. これは 3.1-RELEASE のインストーラのバグです。3.1-stable では修正されて
      います。また 3.1-RELEASE の場合でも、以下のどれかのディレクトリ構成に
      従ってファイルを置くと、DOS領域からインストールできます。

        / (直下)        例えば /bin, /src 等
        /releases       例えば /releases/bin, /releases/src 等
        /版数           例えば /3.1-RELEASE/bin, /3.1-RELEASE/src 等
        /releases/版数  例えば /releases/3.1-RELEASE/bin, releases/3.1-RELEASE/src 等

     具体的には、\FREEBSD というディレクトリ名を \RELEASES に変えると、イン
     ストールできるようになります。


管理番号 55 (更新) 更新履歴
Q. IDE と SCSI のハードディスクにそれぞれ DOS, FreeBSD を入れて OS-BS
   で切り換えて使おうとしたんですが OS-BS のメニューで FreeBSD を選択する
   と "No operating system" と叱られてしまいます。

A. これはオリジナルの FAQ にもありま す(When I boot FreeBSD I get
   ``Missing Operating System''.)が、基本的に FreeBSD と DOSその他の OS 
   とのディスクジオメトリの考え方が矛盾する場合に生じます。

   これの対処法もオリジナルの FAQ にあります(Which geometry should I use
   for a disk drive?)が、SCSIディスクの場合 そのジオメトリは使用するコン
   トローラが拡張変換をサポートしているかどうかに依ります(これはしばしば 
   "support for DOS disks >1GB" みたいな SCSI/BIOS の設定項目で切り換えら
   れます)。

   1) 拡張変換のサポート OFF のとき、
     N/64/32(cylinders/heads/sectors per track) としてください。
     ただし N はディスク容量を MB 単位で表わした数です。

   2) 拡張変換のサポート ON でかつ 1GB を超えるとき
     M/255/63(cylinders/heads/sectors per track) としてください。ただし
     Mはディスク容量を MB 単位で表わした数を 7.844238 で割った数です。
     で、再インストールする前にとりあえずSCSI/BIOS の "support for DOS
     disks >1GB" の設定を切り換えてください。うまくいけばちゃんと認識し
     てくれるはずです。 


管理番号 1310 (新規) 更新履歴
Q. X サーバに XF98_NECS3 を使っているのですが、16bpp 指定をすると画面
   の左 1/4 だけに偏って表示されます。

A. CTRL+GRPH+(+)、CTRL+GRPH+(-) を押して解像度を変えるとうまく表示され
   ると思います。

   XFree86 3.3.3.1 で抜本的に直すには、X のソースに下記の変更を加えて、X 
   サーバの再構築をします。1 バイトだけの変更ですから、手パッチでもいいで
   す。

   X のコアチームメンバの話では、XFree86 3.3.3.2 か XFree86 3.3.4 がリリー
   スされれば反映されるようで、バージョンアップで対応できるようですが、
   XFree86 4.0 が出るようだと、古い S3 チップはサポートされない可能性があ
   るようです。

   xc/programs/Xserver/hw/xfree98/accel/s3nec/s3pc98.c

   ここから、

   *** s3pc98.c    Mon Apr  5 00:30:10 1999
   --- s3pc98.c.orig       Mon Feb 16 09:42:38 1998
   ***************
   *** 59,65 ****
           0xff, 0xff, 0xff, 0xff, 0xff, 0xff, 0xff, 0xff, /* 18 - 1F */
           0xff, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, /* 20 - 27 */
           0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, /* 28 - 2F */
   !       0xc0, 0x8d, 0x00, 0x00, 0x10, 0x00, 0x8d, 0xfd, /* 30 - 37 */
           0x79, 0xbd, 0x95, 0x9a, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, /* 38 - 3F */
           0x01, 0x00, 0x02, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0xff, /* 40 - 47 */
           0xfc, 0xff, 0xff, 0x00, 0x1f, 0xff, 0xc0, 0xc0, /* 48 - 4F */
   --- 59,65 ----
           0xff, 0xff, 0xff, 0xff, 0xff, 0xff, 0xff, 0xff, /* 18 - 1F */
           0xff, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, /* 20 - 27 */
           0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, /* 28 - 2F */
   !       0xc0, 0x8d, 0x00, 0x00, 0x10, 0x30, 0x8d, 0xfd, /* 30 - 37 */
           0x79, 0xbd, 0x95, 0x9a, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, /* 38 - 3F */
           0x01, 0x00, 0x02, 0x00, 0x00, 0x00, 0x00, 0xff, /* 40 - 47 */
           0xfc, 0xff, 0xff, 0x00, 0x1f, 0xff, 0xc0, 0xc0, /* 48 - 4F */

   ここまで


管理番号 1311 (新規) 更新履歴
Q. (bind-4.x.x で使用していたゾーンファイルのままで)
   BIND-8.2 + patch1 を動作させると、/var/log/messages に
     No default TTL set using SOA minimum instead
   というメッセージが出力されます。

A. デフォルトの TTL が設定されていないので、ゾーンファイルに
   TTL directive を記述して下さい。(参照: RFC1035,RFC2308)
     例)
          $TTL 86400

   ただし、 BIND-8.2 では「SOA レコードの minimum TTL」が
   常に「default minimum TTL」に上書きされてしまうというバグが
   あります。これはエラーにはなりませんが、 8.2.1(1999/04/10 
   現在未公開) で修正される予定です。


管理番号 1315 (新規) 更新履歴
Q. /var/log にあるログファイルの更新・圧縮は、どのプログラムが行って
   いるんでしょうか。どこに設定ファイルがあるんでしょうか。

A. /etc/crontab を見て下さい。そこには
     0   *   *   *   *   root  /usr/sbin/newsyslog
   いう行があります。これにより、cron デーモンは毎時0分に
   /usr/sbin/newsyslog を実行しますが、このプログラムがログの
   ローテートを行っています。

   newsyslog に対する設定は /etc/newsyslog.conf で行ないます。
     履歴の個数(*.1 *.2 をどこまでつくるか)
     一定サイズを越えたら新しいファイルを作るか
     一定時間を経過したら新しいファイルを作るか
     圧縮するか
   などを設定することができます。詳細は jman newsyslog (man newsyslog)
   で調べてください。

   なお、cron が起動しているかどうかは、
     % ps axww | grep cron
   で確かめてください。/etc/rc.conf の
     cron_enable="YES"
   の行をいじらない限り、普通は動いてるはずです。


管理番号 1317 (新規) 更新履歴
Q. 3.1-RELEASE 以降の boot.flp のサイズが 2.88MB あるのですが、1.44MB 
   の FDD しかありません。どうしたらよいでしょうか。

A. 3.1-RELEASE 以降ではブートイメージが 1.44MB に入りきらなくったので、
   ブートフロッピーが 2 枚に分割されました。

   kern.flp と mfsroot.flp からブートフロッピーを 2 枚作成し、kern.flp で
   作成したフロッピーを先に挿入しブートして下さい。途中で、mfsroot.flp か
   ら作成した方に交換するように要求されます。

   フロッピーイメージをネットブートする ALPHA マシンか、LS-120 のような 
   2.88MB フロッピーからブートできる FDD があれば、boot.flp を使用するこ
   ともできます。

   MS-Windows (MS-DOS) でブートフロッピーを作成するには、fdimage.exe を使
   用します。

   詳しくは、floppies/README.TXT を見てください。


管理番号 1320 (新規) 更新履歴
Q. mkisofsでブート可能なイメージを作成しようと、mkisofs-1.11.3
   を pkg_add でインストールして、
      mkisofs -b boot.flp -o /tmp/output-img.sio /usr/hogehoge
   と -b オプションを指定しましたが
     call to search_tree_file with an absolute path, stripping
     initial path separator. Hope this was intended...
     Uh oh, I cant find the boot image!
   とエラーで止まってしまします。

A. -b オプションは作成するイメージの /(ルート) からの相対パスで指定します。
   例えば FreeBSD のインストールファイルが
      /usr/hogehoge/pub/FreeBSD/2.2.8-RELEASE
   にあり、CD-ROM のルートを 2.2.8-RELEASE にした場合、
      mkisofs -b floppies/boot.flp -r -o /tmp/output-img.iso \
         /usr/hogehoge/pub/FreeBSD/2.2.8-RELEASE (実際には一行です)
   などとなります。

   言い換えれば、作成するイメージの中にブートイメージファイルが存在
   しなければいけないのです。


管理番号 1322 (新規) 更新履歴
Q. NAT-patch をあてた iij-ppp をオンデマンドダイアルアップモードで
   起動すると、最初に起動したときに限り (何も要求しなくても) 必ず
   ダイアルしてしまいます。

A. DNS を立ちあげていませんか? しかも DNS で解決できない場合、外部
   (プロバイダー等)の DNS に問い合わせるように設定していませんか?
   もしそうなら、/etc/namedb/named.boot の最終行にある
     ;options forward-only
   の ";" をはずしてみて下さい。DNS が起動したとき、自分自身の IP
   アドレスを外部の DNS に問い合わせなくなります。また、/etc/daily
   の中の
     netstat -i
   を
     netstat -in
   にすると午前2時 ( cron が /etc/daily を実行する時間 [管理番号 582])
   にダイアルしてしまうのを回避できます。


QandA
QandA Project
登録・更新 QandA 一覧