FreeBSD QandA 211
Q. ppp (iij-ppp) への nat-xxxx.patch のあて方と、インストールのしかたを
教えてください。
A. FreeBSD 3.3R 以降の ppp(8) には、既に NAT 機能が含まれています。また、
いまだに FreeBSD の ppp(8) の事を iij-ppp と呼ぶ人がいますが、現在では
大幅に書き換えられたため元の iij-ppp とはかなり異ります。それ以前の
RELEASE の FreeBSD を使っているのならば、可能ならシステムのアップグレー
ドをお薦めします。もし、どうしても古いシステムのまま、ppp だけを NAT
に対応させる事も不可能ではありませんが、恐らく茨の道を覚悟しておいてく
ださい。
1. まず使用中の FreeBSD のソース (usr.sbin) を CD-ROM などから
インストールして下さい。
# mount /cdrom
# cd /cdrom/x.x-RELEASE/src
# sh install.sh susbin
2. 次に佐藤さんのホームページから nat-******.patch を入手します。
****** には、nat patch のバージョン (日付け) が入ります。目的の
FreeBSD 用のものをダウンロードしてください。
<URL:http://configure.sh/FreeBSD/NAT/nat.html>
改行コードの問題などがあるのでダウンロードには気をつけてください。
FreeBSD の Netscape からだと右クリックして Save Link as でダウンロード。
Windows95 のブラウザだと名前を保存して、FreeBSD に移す際に Ascii
Text) モードで転送する事。
3. 無事にダウンロードできたらパッチを当てます。
# cd /usr/src/usr.sbin
# patch -p < /tmp/nat-******.patch
4. 新しい ppp をコンパイルしてインストールします。
# cd /usr/src/usr.sbin/ppp # /usr/src/usr.sbin/ppp に移動
# make # コンパイルします。
# make install # インストールします。
これで完成です。ppp は、オリジナルを上書きする形で、/usr/sbin に
インストールされます。
間違い・追加情報を見付けた場合は、
修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで
お知らせください。