FreeBSD QandA 2229

FreeBSD QandA

Q. FreeBSD 4.6-RELEASE で /stand/sysinstall や rc.conf で 
   sendmail_enable="NO" としているにもかかわらず、sendmail が
   デーモンとして起動されます
 

A. sendmail が 8.12.x に変更されたためです。

   sendmail では、その機能実装のために root の setuid 
   が必要ですが、sendmail 8.12.x ではセキュリティ強化
   のために MSP (Mail Submission Program) を root の
   setuid から切り離して独立させました。

   このために sendmail 8.12.x では MSP もデーモンモード
   で稼働させる必要があります。したがってセキュリティの
   確保を目的として sendmail をデーモンモードで起動させ
   ないつもりで sendmail_enable="NO" と設定しても、MSP 
   としての sendmail がデーモンモードで起動します。この
   MSP として起動されている sendmail デーモンには、従来
   指摘されてきた脅威の可能性はありません。

   qmail や postfix のような sendmail 以外の MTA を使って
   いる場合や、その他の方法で MSP を起動する場合などで 
   rc.conf で MSP としての sendmail の起動も不要な場合には、
   rc.conf に sendmail_enable="NONE" ("NO" ではないことに
   注意)と設定します。

   参考: [FreeBSD-users-jp 68867] から始まるスレッド

同一グループへのリンク

グループ名: sendmail


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