Q. 他の UNIX で使用していた passwd file と passwd を、そのまま FreeBSD
で使用できますか?
A. SunOS のように、DES という暗号方式で passwd を格納している場合には、
多少の変更で使用できます。(現在の UNIX では、DES 方式がまだまだ多い)
まず、FreeBSD (標準では MD5 で暗号化) を DES が使用できるようにする
必要があります。また、SunOS と FreeBSD とで passwd file の field 構成
が少し違いますので調整する必要があります。
1. /stand/sysinstall などを使用して DES をインストールする。
インストール方法については [管理番号 292] を参照してください。
2. SunOS の "/etc/passwd" を "/tmp/passwd" などにコピーしておき GID の後
ろに "::0:0"を追加する。たとえば awkを使用する場合は次のようにする。
cat /etc/passwd | awk 'BEGIN{FS=":" } \
{printf("%s:%s:%s:%s::0:0:%s:%s:%s\n",$1,$2,$3,$4,$5,$6,$7)}'\
> /tmp/passwd
3. "/tmp/passwd" を FreeBSD 側にコピーし、vipw を起動して"/tmp/passwd"
を今の FreeBSD の passwd の後ろに追加し、uid の重複や、shell や、
home の path 等を修正/確認した後セーブする。
4. パスワードの記録形式を DES に変更する。
変更方法については [管理番号 345] を参照してください。
以上の操作によって、他の UNIX で使用していた passwd をそのまま FreeBSD
で使用できます。
グループ名: des