Q. FreeBSD 4.x (4.8-RELEASE 以前)で kterm を使っているときに、vi など で画面の文字がゴミとなって残ることがあります。 A. FreeBSD 4.x で画面制御ライブラリに ncurses(3) を使用するように なったため、termcap(5) データベースの kterm に関するエントリに 潜んでいたバグが顕在化しました。 今のところ 2 通りの解決方法があります。 1) /usr/share/misc/termcap の kterm のエントリを以下のように修正し、 /usr/share/misc で cap_mkdb termcap を実行して下さい。 kterm|kterm kanji terminal emulator (X window system):\ :hs:es:ts=\E[?E\E[?%i%dT:fs=\E[?F:ds=\E[?H:\ :KJ:sc=\E7:rc=\E8:cs=\E[%i%d;%dr:TY=ascii:\ :eA@:as=\E(0:ae=\E(B:tc=xterm-r6: 2) $HOME/.termcap (なければ作成する) に以下の記述を追加し、 eval `tset -s` をシェルの初期化ファイルなどで実行して下さい。 ただし setuid/setgid された一部のプログラム( systat(1) , top(1) など)には、このやり方では対応できません( ncurses(3) 参照)。 kterm|kterm kanji terminal emulator (X window system):\ :hs:es:ts=\E[?E\E[?%i%dT:fs=\E[?F:ds=\E[?H:\ :KJ:sc=\E7:rc=\E8:cs=\E[%i%d;%dr:TY=ascii:\ :eA@:as=\E(0:ae=\E(B:tc=xterm-r6: なお 4.9-RELEASE からは、この修正が標準で /usr/share/misc/termcap に入っています。
グループ名: termcap