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3 週間ぶりの Notes，ということになりました．2 週間から 3 週間， の方がある程度まとまって書けるという気はしているのですが， ちょっと間隔があきすぎているかもしれません． もう少しタイムリーに出せると良いとは思っているのですけれども， なかなか難しいところです．
さて，前回の Notes では 4.6.1-RELEASE が‥‥という話がありましたが， その後，この話は急展開(?)を見せることになりました．
この 7 月下旬から 8 月上旬は，まさに Security Advisory の連発シーズンだった， と行っても過言ではないでしょう．FreeBSD-SA-02:32.pppd に始まり， FreeBSD-SA-02:37.kqueue まで，約 3 週間で 6 つの SA が出るという， おそらく過去にもそう例のない事態になりました．また，修正内容も kernel や libc など，比較的重要な部分に対するものとなっています．
と，いうわけで，RELENG_4_6 ブランチは一度 4.6.1-RELEASE として名前が付けられたのですが，出すタイミングを全く失ってしまい， そのまま修正が加えられるたびに 4.6.1-RELEASE-pX として， 番号だけが増えつづけるという状態になってしまいました．
「じゃあ，一体 4.6.1-RELEASE はどうなるんだろう」と思っていたところ， release engineering team から statement が出されました．これによると， 4.6.1-RELEASE はとりやめて，次に 4.6.2-RELEASE を出す， ということのようです．出される時期は現在のところまだ未定となっています．
しかしながら，すでに 4.7-RELEASE の足音が迫ってきています． 現在のリリース予定は 10 月 1 日，code freeze はすでに予告があり， 9 月 1 日ということが決まっています． 時期が重複するとおそらく負荷が高すぎると思われますので， 4.6.2-RELEASE は，もし出せるならば，8 月中にも出るんではないだろうか， という気がします．予想があたるかどうかは，次回の Notes 位にでもわかる， かもしれません．
上記にもある通り，ここ最近の SA 連発で，セキュリティブランチからの snapshots を作って出すのが非常に難しい状態にありました．出しても 1 日で次が出てしまっては，あまり意味がないと考えて， あえて「すぐに出す」ということをしていませんでした．正直なことを言うと， 2 つ作って出すには build のためにまとまった時間が必要なのですが， build している間に次が出てしまって作った意味がなくなった， などということもありました．
しかし，ここ最近は比較的落ちついてきたようですので，先週末に 4.6.1-RELEASE-p10 および 4.5-RELEASE-p18 の 2 つを作成して， これまで同様 daemon.jp.FreeBSD.org にて公開しています． 必要なかたは適宜入手していただければと思います．
先の SA 連発の状況を見ていて，今年の夏は FreeBSD にとっても暑い(?) 夏になったなぁとなんとなく思ってしまいました．まだまだ暑いのは暑いのですが， 最近夕方はだいぶ涼しくなったような気もしていますので， もしそうならば 4.6.2-RELEASE もすんなりと出てくれるかもしれません (本当?)．
ここ最近 3 週間間隔になってきていますが，次回は 8 月 25 日，つまり， 2 週間後を予定しています．次回までは SA のない日々が続きますように．
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