5.0-DP1 は結局現時点では出ていない,ようです.package 回りの作業とか, i386 以外のアーキテクチャ(特に sparc64)での作業とか, XFree86 4.x を標準として採用するための sysinstall 修正作業とか, やらなければいけないことはそれなりに多そうですので, まだもうちょっと時間が必要なのかもしれません(しそうではないかもしれません).
今週はなんとなく code の進みよりも議論が多かったんだろうか, という気がちょっとだけしますが, SNAPSHOTs Notes は関係なくいつもの通りにいってみます.
今年も 4 月 1 日がやってきた,ということで, April Fool ネタがいくつか出ていました. 今回 FreeBSD 方面のネタで比較的良かったのは,knu 氏が cvs-all に流した「Ruby 1.6 を import」だったかもしれません.
もちろんよーく見ると,この mail が freefall から出ていないことや, メールに残された時間の情報が不審であることから「commit したわけではない」 ことはすぐに判断できます.しかし,ぱっとみて判断して, 見事にだまされてしまった方もそれなりにいたようです:) この mail の後,しばらく ruby ネタでぼけ合戦が繰り広げられていましたので, お時間のある方はアーカイブをあさってみるのも楽しいかもしれません.
Security Officer から,今週はじめて Security Notice (以下 SN) という名前の文書が出されました.従来 Security Advisories (以下 SA) として出されていたものはそのまま継続されますが, すでに SA として出された,あるいはまだ出されてはいないが告知したいこと, などを SN として出すことになったようです.従来, ports の SA として出ていた物は,今後 SN として,なるべく速く出す, ということが行われるようです.かわりに SA は, FreeBSD specific な物に特化する,ということで住みわけがなされる模様です.
第 1 回目となった SN では,その告知の通り, 多数の ports 回りの問題が報告されています. まだ SA になっていなかった物も多数ありますので, 必要な方は確認の上各アプリケーションを更新しておくのが良いでしょう.
最近の 5-current 回りの話題を,簡単にあげてみます.
来週こそは 5.0-DP1 の話題ができる,と良いんですが, こればっかりはなんともわからないところです. 5.0-DP1 が無事に出ると,4.6-RELEASE のことを考える時期に突入, というところではないかという気がします.