------------------------------ FreeBSD ------------------------------
 Date:        Wed, 24 Mar 1999 17:01:42 +0900 (JST)
 From:        Nobuyuki Koganemaru <kogane@jp.freebsd.org>
 To:          announce-jp@jp.freebsd.org
 Sender:      owner-announce-jp@jp.freebsd.org
 Subject:     ANNOUNCE: FreeBSD(98) 3.1R-Rev01
 Message-ID:  <199903240801.RAA07276@jaz.jp.freebsd.org>

  FreeBSD(98) 移植チームよりのお知らせです。

  FreeBSD(98) 3.1R-Rev01 の公開をアナウンスします。

     ftp://jaz.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-PC98/tars/3.1R-R01.tar.gz

  他、FreeBSD(98)ミラーサイトから入手する事ができます。
  (ミラーサイトに行き渡るまで、しばらくお待ち下さい)

  上記ファイルをダイアルアップ回線でダウンロードするのは、望ましくありませ
  ん。ファイルのサイズが 13.1M バイトにもなります。このファイルはミラーサ
  イトの管理者向けのファイルです。

  ミラーサイトから必要な個々のファイルを入手するのが本来の方法ですが、上記
  のファイルを直接ダウンロードする人が多いようですので、最低限必要なセット
  を用意しました。

     ftp://jaz.jp.freebsd.org/pub/FreeBSD-PC98/tars/3.1R-R01.base-set.tar.gz

  これは、次の物から成っており、3.1M バイトとなっています。不足したファイ
  ルはミラーサイトから入手してください。

	98bin/98bin.aa
	98bin/98bin.ab
	98bin/98bin.ac
	98bin/98bin.ad
	98bin/98bin.ae
	98bin/98bin.inf
	98bin/98bin.mtree
	98bin/CHECKSUM.MD5
	98bin/install.sh
	98readme/About.98
	98readme/Thanks.98
	98readme/REPORT.98
	98readme/README.1ST
	98readme/Install.98
	98readme/Hardware.98
	98readme/Develop.98
	98readme/Trouble.98
	98readme/Relnote.98
	98readme/Copyright.98
	98src/ssys.aa
	98src/ssys.ab
	98src/ssys.inf
	98src/install.sh
	98src/CHECKSUM.MD5
	floppy98/kern.flp
	floppy98/mfsroot.flp

  例えば、ATAPI IDE CD-ROM がある機種で2台目以降の IDE ディスクにインス
  トールする場合は

	98bin/ide2.tgz
	floppy98/kernide2.flp

  を、その他の機種で2台目以降の IDE ディスクにインストールする場合なら

	98bin/ide4.tgz
	floppy98/kernide4.flp

  をミラーサイトから入手してください。

FreeBSD(98) 3.0R-Rev02 からの 98版での変更点は以下の通りです。

・ベースが 3.1-RELEASE になりました。
・AT 互換機と同様にブート用のフロッピーディスクが kern.flp と mfsroot.flp
  の2枚組となりました。その他に kernide2.flp, kernide4.flp, kernuide.flp
  を用意しています。
  kernide2.flp は ATAPI IDE CD-ROM がある機種で2台目以降の IDE ディスクに
  インストールするときに、kernide4.flp はその他の機種で2台目以降の IDE デ
  ィスクにインストールするときに、kernuide.flp は I/O DATA の UIDE-98 を使
  用した機種で IDE ディスクにインストールするとき使用します。いずれも2枚
  目のフロッピーディスクとして mfsroot.flp が必要です。
  これらはいずれも 1.2MB(2HC) フロッピー形式のインストール用ブートディスク
  ですか、同じファイルを 1.44M(2HD) フロッピー形式に書き込んで 1.44M 用と
  して使用することもできます。
・ATAPI デバイスの probe 方法が変更されました。IDE I/F に CD-ROM のみ接続
  された場合等でも認識されるようになります (3.0 にもあります)。
・syscons ドライバが一新されました。
・sio ドライバが一新されました。2nd CCU や各社 高速シリアルボードが使えま
  す。今まで非公式だった sio のパッチが正式に取り込まれたものです。
・fe ドライバが一新されました。Ungermann-Bass Access/PC(MB86960 搭載モデル)
  とTDK LAC-98 シリーズを追加サポートします (Access/PC は 2.2.8 でもサポー
  ト済)。また、fe ドライバでも BRIDGE 機能がサポートされました (PC/AT の
  3.1 でも同様)。
・SMC EtherEZ98 がサポートされました (ed0 ドライバ)(2.2.8 でもサポート済)。
・MELCO IFC-USP(PCI) 他の AdvanSys SCSI ボードがサポートされました (adv ド
  ライバ)。
・NEC SV-98/2-B06 が 2.2.8 および 3.0 の lnc ドライバで認識されない問題が
  修正されました。
・lnc ドライバの multicast 処理のバグが修正されました。NetaTalk が正常に動
  作するようになります (PC/AT の 3.1 でも同様)。
・ATAPI CD-ROM のドライバが acd ドライバに変更されました。
・PC/AT で追加された ax, mx, pn, rl, vr, wb の各ドライバを追加しました。た
  だし、cs, tl, tx, xl も合わせて、PC-98 での動作は確認されていません。
・3.0R-Rev02 でサポート出来ていなかった、NEC PC-9801-86 音源が再びサポート
  されました (nss ドライバ)。また、nss ドライバは、旧 pcm ドライバの
  "isa_dmadone: channel 0 not active" という警告メッセージが出る問題も修正
  されているとともに、X-MATE PCM 音源との共存も可能です。

<以下は機能が低下した項目です>
・2.2.8R に比べて PC98 用 1.23MB(2HD) フロッピーディスクが入出力できなくな
  りました。修正が完了するまでしばらくお待ちください。
・2.2.8R に比べサポートされていない装置があります。特に SCSI 1 の 装置は正
  しく認識されない場合があります。
・NEC 100 ボード (aic ドライバ) はサポートできていません。
・UFS MO, PDS からのインストールはできなくなりました。
・MO, PDS 用の od ドライバはありません。da ドライバで読み書きできるはずに
  なっていますが、うまく動作しない場合があります。その場合は本リリース版で
  はあきらめてください。
・インストール後の起動時に
  Waiting 15 seconds for SCSI devices to settle
  が表示されますが、30 秒ほど待たされます。
・インストールが 4M バイトのメモリでインストールできなくなりました。7.6M
  ではインストールできたとの報告があります。

なお、次の点に注意して下さい。
・NEC SV-98/2-B0[56] は不安定だという報告がありますが、報告された時期が古
  く、最近の状況は不明です。該当するカードをお使いの方は、移植チームに状況
  を報告して下さい。
・known problem として、loader がカーネルを読み込んだ後にハングするという
  問題があります。
・SCSI HDD の場合、FreeBSD(98) 2.2.X からバージョンアップする場合は次のい
  ずれかの方法を行わなければ FreeBSD(98) を起動できません。
  (1) / (ルートファイルシステム) に newfs を実行する。方法は Install.98 を
  参照してください。(2) SCSI の使用しているデバイス名 [r]sd0s1a 等に対して
  (同じメジャー、マイナー番号で) [r]da0s1a 等を作成するか ln [r]sd0s1a
  [r]da0s1a を行うことでバージョンアップできます。全てのスライスのロウデバ
  イス、ブロックデバイスに対して行ってください。
  newfs を行う場合は必要なファイルは前もってバックアップしておいてください。
・インストール時に変更したカーネルコンフィギュレーションが保存されません。
  インストール後の起動時に次のようなメッセージが表示された時に何かキーを押し、
  Hit [Enter] to boot immediatoly, or any other key for command prompt.
  Booting [kernel] in ? seconds...
  disk?s?a:> の時点で
  boot -c を入力してもう一度カーネルコンフィギュレーションを行ってください。
・2.2.8R、3.0R では配布ファイルも 1.44M と 1.23M(2HD)(2.2.8Rのみ)のフロッ
  ピーディスクからもインストールできるとなっていましたが、1.44M のフロッピ
  ーディスクではインストールができないことが判明しました。3.1R の場合、配
  布ファイルを入れるフロッピーディスクは 1.2M(2HC) 形式に限られます。

--
kogane@jp.freebsd.org



[ 戻る | 生メール ]

www@jp.freebsd.org