FreeBSD 友の会は オープンソースまつり 2001 in 秋葉原 (主催: 日本UNIXユーザ会、日本Linux協会、ぷらっとホーム株式会社) へ出展することとなりました。FreeBSD 友の会ブースでは、 多彩な展示やイベントをご用意しております。皆様のご来場を心よりお待ち致します。
期日: | 2001年2月10日(土)〜11日(日) | |
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場所: | ヒロセイベントスペース / ダイドウホール (JR 秋葉原駅電気街口より徒歩 2〜4 分) | |
参加費: | 無料 (有料セミナーを除く) |
今年のFreeBSD友の会ブースには、 色々な種類のFreeBSDマシンから一般には入手が難しいで〜もん君グッズまで、 FreeBSDに関するさまざまなものが2m x 1mの空間に所狭しと展示されています。 またFreeBSD 1.0から4.2までの全リリースのオフィシャル FreeBSD CD-ROMも展示しています。 なかなか見ることができないものばかりですので、 時間の許す限りご覧になってください。
- FreeBSD友の会Webサーバ
- メンテナンス作業のため、 一時的にネットワークから外されている本物のwww.jp.FreeBSD.org用マシンが展示されています。 皆様からの酷使に耐えているWebサーバの雄姿を是非ご覧ください。このマシンは http://www.plathome.co.jp/factory/product/compact/compact_spec.html にあるような一般的なNLXマシンですが、 以下のようなコンポーネントがグレードアップされています。
今回このマシンではjp.FreeBSD.orgの電子メール、 Web、FTPといった各種のIPv6対応のサービスについてのデモをおこないます。 同じ内容のWebページは http://www.jp.FreeBSD.org/からたどれるようになる予定です。
CPU Intel PentiumII 433MHz Memory 256MB HD IBM DTLA-305040 (IDE 40GB) Ether Intel EtherExpress 100+ - 子羊FreeBSD
- CATVやADSLインターネット接続利用者向けの超小型IPルータ製品の子羊ルータLAMBに、FreeBSDをインストールして動かしました。外観は子羊をイメージしたクリーム色のツートンカラーで、ちょうど3.5"フロッピー7枚を重ねたものと同じ大きさです。持ち主によると、付属のLinux で使ったことがないのは秘密である、とのことです。子羊ルータLAMBの製品カタログはhttp://www.wildlab.com/LAMB/download/Catalog.pdf から入手可能です。
- Mycom Test Lab.博物館
- Personal UNIX 誌および FreeBSD PRESS 誌で連載されている「Mycom Test Lab」で使用した機材をいくつか展示しています。
GPS ユニットは現在在庫切れで入荷未定状態、PocketPC PPC370 は販売元のインタウェア社が破産し入手困難となり、双方ともレアものとなってしまいました。各々の細かい説明は別途配布する資料もしくはバックナンバーを参照してください。
- GPS ユニット SPA社製 + 自作のインタフェース
- PIC ライタ
- PocketPC PPC370
- 1FD FreeBSDサーバシリーズ
- フロッピー1枚で動くサーバを作っています。サーバは単(少)機能にして安定稼動が1番。 単(少)機能にするとフロッピー1枚にルータ、DNS、Samba、IPv6、MPI等などが入ってしまいます。 IPsecも動いてしまい簡単に高性能ファイヤーウォールが出来てしまいました。 (Floppy-1プロジェクト) 最新高性能PCは高性能専用サーバに変身し、中古パソコンもそれなりに使えるサーバに変身します。
- レアで〜もん君グッズコレクション
- このコーナーではで〜もん君の珍しいグッズを陳列しています。
- 七宝焼で〜もん君エンブレム
1997年に有志が集まって作成した、PC/AT機のケースに貼るための七宝焼き製で〜もん君エンブレムです。会員制で各自の希望数のみ作成したため、全世界でも21人が49個を保有しているだけです(このほか、Kirk McKusickさんが1個)。McKusickさんもいたくお気に召されたようです。
- 第2次七宝焼で〜もん君エンブレム
初代のメンバーや、初代メンバーに入りそびれた人達などをメンバーとして、再度作成された七宝焼きで〜もん君エンブレムです。当初はキーホルダーになる予定でしたが、エンブレムの希望が多かったため、若干デザインを変えた上で再びエンブレムを制作しました(なぜデザインを変えたかというと、「これくたぁず・あいてむ」だからです (^^;)。初代の完成直後から作業は始まったのですが、度重なるMLサーバのクラッシュや、その他の紆余曲折によって、完成まで約2年半もかかってしまいました。初代が各方面にかなり好評だったので、第2次はメンバーも個数も増え、24人が90個(このほか、Kirk McKusickさんが1個)を保有しています。 詳細については http://hp.vector.co.jp/authors/VA004959/mdec/ をどうぞ。
- で〜もん君扇子
数年前に有志で本数限定で作成したで〜もん君の絵入りの扇子です。4.4BSDのちょっとオトナなで〜もん君のグッズは珍しいでしょう。実はKirkMcKusickやJordanも同じものを持っています。
- 4.4BSDサイン本
「The Design and Implementation of the 4.4BSD Operating System」の書籍に本書の著者やFreeBSD関係の宴会出席者のサインを集めた、ひそかに有名になっているサイン本です。一つのページにKirk McKusick、Michael Karels、Keith Bosticといった著者陣と、何故かLinus Torvalds、Dennis Ritcheの名前もあります。また、メーリングリストでよく見かける某氏の幻の手書きのシグネチャも必見です。蛇足ですが、持ち主はこの書籍を東南アジアで約2千円という破格の値段で入手しました。
- オフィシャルFreeBSD CD-ROMパーフェクトコレクション
- FreeBSDは最初のメジャーリリースからCD-ROMで提供され続けており、これが一つの特長になっています。 今回もブースにFreeBSD 1.0から4.2までの全リリースのオフィシャルFreeBSD CD-ROMをすべて揃えて展示 してあります。個々のリリースのエピソードや蘊蓄については、 こちらをどうぞ。
- FreeBSD 関連書籍/雑誌
- FreeBSDに関する情報収集は複数の専門誌の刊行などにより、ここ数年で大きく改善されました。今回ブースではFreeBSD PRESS、BSD magazineといったムックのバックナンバーやFreeBSD徹底入門などの人気のある書籍を取り揃えて展示しています。
- 映画「Matrix」のCGレンダリングで使用されたFreeBSD
- 32台のデュアルプロセッサのFreeBSDシステムがワーナーブラザーズフィルムの映画「The Matrix」の中で多数の特殊効果を生み出すために使われました。ブースでは今回のイベント用に作成した特製ポスターを掲示しています。 Manex Visual Effects社は、32台のFreeBSDが動作しているDell Precision410 Dual P-II/450プロセッサシステムをCGレンダリングエンジンの中心部として利用しました。Manex社の上級システム管理者であるCharles Henrichはこのように話してくれました。「この映画を製作するにあたってわれわれが認識したのは、3-D中心のシーンを作成するには既存のSGIシステムでは能力が足りない、ということでした。そのため、信頼性と管理の容易さと、ハードウェアの調達が迅速に行えるということから、われわれはFreeBSDを中心とした解決策を採用することにしました。Dellに相談して、水曜日にわれわれは32台のシステムを購入し、土曜日の午後までには作品のレンダリングをさせるようにしました。それはすべての努力の結果でしたが、もしわれわれが他のオペレーティングシステムを選択したならば、とてもこうはいかなかっただろうと確信しています。」 Manex Visual Effects社が担当した特殊効果の例としては、Neoが銃弾をかわすシーン、Neoの "Guns. Lots of guns." というセリフの後に現れる大量の銃、人間が培養されている施設、イカの形をしたロボットなどがあります。「The Matrix」製作に実際にメインで使用されたFreeBSDを利用したシステムでは、Linux用レンダリングソフトPixar's RendermanをFreeBSDのLinuxモード上で使用しました。またFreeBSDシステムに加えSGI 40 MIPS R10kプロセッサシステム数台も使用されましたが、最速のSGI R10kシステムよりもメインのFreeBSDマシンの方が処理性能が上だったそうです。
以下のCD-ROMをその場で作成してお渡しします。原則としてCD-Rメディアはお持ち込みとさせて頂きますが、お持ちでない場合は材料費として1枚あたり100円にてお分け致します。
- 最新CURRENT/STABLEインストールCD-ROM
- Daily SNAPSHOTs プロジェクトで作成された、最新の 5-CURRENT および4-STABLE ブランチ用インストール CD-ROM です。どちらの CD-ROM にも、最新の CVS レポジトリと、CVSup サーバ/クライアントプログラムのpackage を収録しています。Daily SNAPSHOTs プロジェクトについては、http://www.jp.FreeBSD.org/snapshots/ をどうぞ。
- ports/distfiles 詰め合わせCD-ROM
- portsコレクションで使用するdistfilesのtarballを、独断と偏見で需要の高そうなportsカテゴリに絞ってCD-ROM3枚組みで詰め合わせました。大きくportsカテゴリをデスクトップ用とサーバ用に分類し、依存するtarballも同じCD-ROMに収録してご用意しています。
PCCard収集家の某氏に協力頂き、各社の出荷しているIEEE 802.11 プロトコルの無線LANカードを10種類以上用意しています。NotePC持参でお越し頂き、思う存分お試しください。FreeBSDではwiドライバとanドライバで使用しますが、3.Xなどの古いリリースではサポートされない場合もあるため、この機会にFreeBSDを4.2やCURRENTにバージョンアップしておくことをおすすめします。
日本のFreeBSDコミュニティの特長として、日本語ドキュメント整備、設定情報収集、アプリケーション移植、カーネル開発、新サービス準備、FreeBSD関連情報収集、他団体主催各種イベント参加等々、多岐に渡る様々なプロジェクトの活動が活発であることが挙げられます。それらのプロジェクトはこれまで多くのFreeBSD committer (マスタソースを変更できる権限を持った開発者) を数十人も輩出し続けている実績があり、FreeBSDでの日本からの貢献は世界的に高く評価されています。 あなたもhttp://www.jp.FreeBSD.org/project.html>を見て興味のあるプロジェクトに参加してみませんか?
FreeBSDを使用しているまたは興味のある方を対象にWeb上でアンケートを実施しています。実施期間は1ヶ月とし、それ以降アンケート集計結果を広く公開致します。FreeBSDの利用環境をより良くするため、アンケート集計結果を商用、非商用を問わず活用して頂ければ幸いです。