日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
UTMP(5) FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル UTMP(5)
名称
utmp, wtmp, lastlog - ログイン記録
書式
#include <sys/types.h>
#include <utmp.h>
解説
<utmp.h> ファイルは、 utmp ファイルでの現在のユーザについての情報や wtmp
ファイル中でのログインやログアウトの情報、 lastlog ファイル中での最終ログ
イン情報の記録のために使われる構造体を宣言しています。時刻の変更やシャッ
トダウンおよびリブートのタイムスタンプは、同じように wtmp ファイルに記録
されます。
#define _PATH_UTMP "/var/run/utmp"
#define _PATH_WTMP "/var/log/wtmp"
#define _PATH_LASTLOG "/var/log/lastlog"
#define UT_NAMESIZE 16
#define UT_LINESIZE 8
#define UT_HOSTSIZE 16
struct lastlog {
int32_t ll_time; /* ユーザが何時ログインしたか */
char ll_line[UT_LINESIZE]; /* 端末線名 */
char ll_host[UT_HOSTSIZE]; /* ユーザの出身ホスト */
};
struct utmp {
char ut_line[UT_LINESIZE]; /* 端末線名 */
char ut_name[UT_NAMESIZE]; /* ユーザのログイン名 */
char ut_host[UT_HOSTSIZE]; /* ユーザの出身ホスト */
int32_t ut_time; /* ユーザが何時ログインしたか */
};
lastlog ファイルは、 lastlog 構造体の線型配列であり、ユーザの UID でイン
デックスされています。 utmp ファイルは、 utmp 構造体の線型配列であり、端
末線番号 ( ttyslot(3) 参照) でインデックスされています。 wtmp ファイル
は、 utmp 構造体から成るバイナリログファイルであり、ファイルの終端に追記
されていきます。
デフォルトでは、ユーザがログインするたびに、 pam_lastlog(8) プログラムは
lastlog ファイル中のユーザの UID を検索します。もし見つかった場合、ユーザ
が最後にログインした時刻のタイムスタンプ、端末線、ホスト名が標準出力に書
き出されます。 pam_lastlog(8) プログラムは、その後 lastlog ファイルに新し
いログイン時刻を記録します。
新しい lastlog への記録が書き出された後で、 utmp ファイルがオープンされ、
ユーザに対する utmp 記録が挿入されます。この記録は、ユーザがログアウトし
て削除される時まで保持されます。 utmp ファイルは、 rwho(1), users(1),
w(1), who(1) プログラムで使われます。
次に、 pam_lastlog(8) プログラムは wtmp ファイルをオープンし、ユーザの
utmp 記録を追加します。その後ユーザが端末線からログアウントすると、特別な
utmp レコードが記録されます。すなわち ut_line が適切に設定され、 ut_time
が更新されますが、 ut_name と ut_host は空であるものが記録されます (
init(8) 参照)。 wtmp ファイルは、 last(1) と ac(8) プログラムで使われま
す。
時刻変更やシャットダウン・リブートの際には、以下の項目が wtmp ファイルに
記録されます。
reboot
shutdown システムのリブートやシャットダウンが開始された。 ut_line フィー
ルドに `~' と言う文字が、 ut_name フィールド中に reboot もしく
は shutdown が記録されます ( shutdown(8) と reboot(8) 参照)。
date システム時刻が手動もしくは自動で更新された ( date(1) 参照)。コ
マンド名 date がフィールド ut_name に記録されます。 ut_line
フィールド中の `|' 文字は、変更前の時刻を示し、 `{' 文字は新し
い時刻を示しています。
注
wtmp ファイルは、忙しいシステムでは急速に大きくなりますので、毎日もしくは
毎週ローテションすることを推奨します。このファイルは、 newsyslog(8) に
よって管理されます。
これらのファイルが存在しない場合、 pam_lastlog(8) はこれらを作成しませ
ん。これらのファイルは、手動で作成する必要があります。
utmp および wtmp のファイルに対する通常の操作は、提供された login(3),
logout(3), logwtmp(3) ユーティリティ関数で行い、これらのファイルの書式が
異なるシステム間での互換性を維持すべきです。
関連ファイル
/var/run/utmp utmp ファイル。
/var/log/wtmp wtmp ファイル。
/var/log/lastlog lastlog ファイル。
関連項目
last(1), w(1), who(1), login(3), logout(3), logwtmp(3), ttyslot(3),
ac(8), init(8), pam_lastlog(8)
歴史
utmp と wtmp ファイル書式は Version 6 AT&T UNIX から登場しました。
lastlog ファイル書式は 3.0BSD から登場しました。
FreeBSD 4.9 November 14, 2001 FreeBSD 4.9