日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
TOP(1) TOP(1)
名称
top - CPU プロセスの上位リストに関する情報を表示/更新する
書式
top [ -SbiInqutv ] [ -dcount ] [ -stime ] [ -ofield ] [ -Uusername ] [
number ]
解説
top はシステム内の上位プロセスを表示し、その情報を定期的に更新しま す。
標 準出力がインテリジェント端末 (以下を参照) なら、デフォルトでは端末画
面に合わせて表示プロセス数を決定します。それ以外の場合、適切な数のプ ロ
セス (約 20 プロセス) が表示されます。生の CPU パーセンテージを用いてプ
ロセス順位を決めます。もし number が指定されると、デフォルト値 に 代 え
て、上位 number プロセスが表示されます。
top の 動作は高機能端末とそうでない端末とで異なります。この差異によっ
て、いくつかのオプションのデフォルト値も変わってきます。以下の 部 分 で
は、"インテリジェント" 端末とは、カーソルアドレシング、画面クリアおよび
行末までのクリアをサポートしている端末のことを指します。逆に "ダム" 端
末とは、そのような機能をサポートしていないものをいいます。 top の出力を
ファイルにリダイレクトすると、あたかもダム端末上で動作しているように 振
る舞います。
オプション
-S システムプロセスも画面に表示します。 pager や swapper といったシ
ステムプロセスは通常、表示されませんが、このオプションによりそれ
らも見えるようになります。
-b " バッチ" モードにします。バッチモードでは、端末からの入力は全て
無視されます。ただし割り込みキャラクタ (^C や ^\ など) は有効 で
す。ダム端末上で実行する場合や出力先が端末以外の場合は、これがデ
フォルトです。
-i "対話的実行" モードにします。対話的実行モードでは、あらゆる入 力
は直ちに読み込んで処理されます。どのキーがどういう機能をもってい
るかについては、 "対話的実行モード" のセクションを参照して 下 さ
い。コマンドが処理されると、そのコマンドが理解されなかった場合で
も、画面は直ちに更新されます。出力先がインテリジェント端末の場合
は、これがデフォルトです。
-I アイドル状態のプロセスを表示しません。デフォルトでは、 top はア
クティブプロセスもアイドルプロセスも両方とも表示します。
-t top プロセスを表示しないようにします。
-n "非対話的実行" モードにします。これは "バッチ" モードと 同 じ で
す。
-q top を -20 に renice し、より高速に実行されるようにします。この
機能は、システムが大変重い場合に、問題箇所を発見する可能性を高め
るために用いられます。このオプションは root のみ使用可能です。
-u uid 値をユーザ名に変換する時間を割かないようにします。通常、 top
は必要に応じてファイル "/etc/passwd" を読み、出現する全ての ユー
ザ id 値をログイン名に変換します。このオプションはその変換を全て
止め、できるだけ実行時間を低減させます。ログイン名の代わりに uid
値が表示されます。
-v バージョン番号情報を標準エラー出力へ書き出し、即座に終了します。
このオプションが使用された場合、他の処理は行われません。 top 実
行 中 に現在のリビジョン情報を閲覧したい場合、ヘルプコマンド "?"
を使用してください。
-dcount
count 回だけ表示し、その後終了します。 1 回の表示とは、1 回の 画
面更新のことです。このオプションにより、ユーザは希望する回数だけ
状況を表示し、その後自動的に top を終了させることができます。 イ
ンテリジェント端末では、表示回数の上限は設定されていません。ダム
端末ではデフォルト値は 1 回です。
-stime 画面更新間隔を time 秒に設定します。デフォルトの画面更新間隔は 2
秒です。
-ofield
プロセス表示領域を指定したフィールドによってソートします。フィー
ルド名には出力で示されているカラム名を用いますが、小文字で指定し
ま す。 しばしば用いられる値は "cpu", "size", "res", "time" です
が、これは OS によっても異なります。必ずしも全ての OS でこのオプ
ションがサポートされているわけではないことに注意して下さい。
-Uusername
ユーザ username が所有しているプロセスのみ表示します。現在のとこ
ろ、このオプションはユーザ名指定のみ可能で、uid 値は指定できませ
ん。
count と number はいずれも "無限" を指定でき、その場合、それらは可能な
限り引き延ばされます。これは、キーワード "infinity", "maximum", "all"
の いずれかの、一意に識別可能な先頭からの部分文字列を指定することで行わ
れます。実際、インテリジェント端末での count のデフォルト値は infinity
となっています。
コマンドラインのオプションを調べる前に、環境変数 TOP が調べられます。こ
れによりユーザ自身のデフォルト値を設定できます。表示プロセス数も環境 変
数 TOP で指定可能です。オプション -I, -S, -u, -t は実際はトグルオプショ
ンです。これらのオプションを 2 回指定すると、最初の指定を無効にします。
ですから、環境変数 TOP を "-I" と設定しているユーザは、 "top -I" とする
ことでアイドルプロセスの状況を見ることができます。
対話的実行モード
"対話的実行モード" で動作している場合、 top は端末からコマンドを読み 込
み、 それに応じて動作を行います。このモードでは端末は "CBREAK" モードに
設定され、入力文字が速やかに処理されるようになります。 top の表示と表示
の間、つまり top が time 秒が経過するのを待っている間、ほとんどいつでも
キー入力可能です。実際キーが押されると、そのコマンドは直ちに処理さ れ、
画面が更新されます (そのコマンドが指示した変更も反映されます)。これはコ
マンドが正しくない場合にも行われます。画面を更新している最中にキーが 押
されると、 top は画面更新を終らせて、そのコマンドを処理します。コマンド
によっては更に情報の指定が必要になるものもありますが、その場合、それ に
応 じ て ユーザに入力が求められます。その情報を入力する間、ユーザの削除
キーと行削除キー ( sttyコマンドで設定される)が利用でき、改行により入 力
が完了します。
現 在 の ところ、以下のコマンドが利用可能です (^L は control-L を表しま
す):
^L 画面を再描画します。
h or ? コマンド一覧 (ヘルプ画面) を表示します。バージョン情報がこの画面
に含まれます。
q top を終了します。
d 表示する画面数を変更します (新しい数値入力が求められます)。次回
の表示が 1 回目となります。ですから d1 と入力すると、 top は 1
回表示して直ちに終了します。
n or # 表示するプロセス数を変更します (新しい数値入力が求められます)。
s 表示間隔の秒数を変更します (新しい数値入力が求められます)。
k プ ロ セスリストにシグナル (デフォルトでは "kill") を送ります。
kill(1)コマンドと同様の働きをします。
r プロセスリストの優先度 ("nice" 値) を変更します。 renice(8)コ マ
ンドと同様の働きをします。
u 指定したユーザ名のユーザが所有するプロセスのみ表示します (ユーザ
名入力が求められます)。ユーザ名として単に "+" が指定された場合、
全ユーザのプロセスが表示されます。
o 表示のソート順序を変更します。必ずしも全ての OS でこのオプション
がサポートされているわけではありません。ソートキーはシステ ム に
よっ て 異 なりますが、通常は次のものが含まれます: "cpu", "res",
"size", "time"。デフォルトは cpu です。
e 前回の kill または renice コマンドで生じたシステムエラーが あ れ
ば、そのリストを表示します。
i (または I) アイドルプロセスの表示有無を切り替えます。
t top の表示有無を切り替えます。
表示
実 際の表示画面は、そのマシンで動作している Unix の種類によって異なりま
す。ここでの説明は、この特定マシンで動作する top コマンドの出力と厳密に
は 合っていないかもしれません。相違点はこのマニュアルの終りに示してあり
ます。
表示画面の先頭数行にはシステム状態に関する情報として、プロセスに割り 当
てられた最終プロセス ID (ほとんどのシステム)、 3 種のロードアベレージ、
現在時刻、存在するプロセス数、各状態 (sleep 中、実行中、実行開始中、 ゾ
ン ビ、 停止中) のプロセス数、各プロセッサ状態 (ユーザ, nice, システム,
アイドル) で消費した時間の割合等が表示されます。物理メモリおよび仮想 メ
モリの割り当てに関する情報も表示されます。
画 面の残りの部分には各プロセスに関する情報が表示されます。表示項目は、
内容的には ps(1) に似ていますが、正確には同じではありません。 PID は プ
ロセス id、USERNAME はプロセス所有者名 ( -u 指定時は UID カラムが USER
NAME に取って替わる)、 PRI は現在のプロセス優先度、 NICE は nice 値
(-20 か ら 20 までの範囲)、 SIZE はプロセスサイズの合計 (text, data,
stack)、 RES は現在のメモリ常駐量 (SIZE と RES はいずれもキロバイ ト 単
位)、 STATE は現在の状態 ("sleep", "WAIT", "run", "idl", "zomb", "stop"
のいずれか)、 TIME はプロセスが消費したシステム時間およびユーザ時間の秒
数、 WCPU は (もしあれば) 重み付き CPU パーセンテージ (これは ps(1) が
CPU として表示するものと同じ)、 CPU は生のパーセンテージで、プロセス 順
序を決めるソート処理に用いられるもの、そして COMMAND はプロセスが現在実
行しているコマンド名です (もしプロセスがスワップアウト中なら、このカ ラ
ムには "<swapped>" という印がつく)。
注意
"ABANDONED" 状態 (カーネル中では "SWAIT" 状態として知られています) は捨
て去られたものゆえ、この名称がついています。プロセスはこの状態で終る べ
きではありません。
作者
William LeFebvre, EECS Department, Northwestern University
環境変数
TOP ユーザが設定できるオプションのデフォルト値
関連ファイル
/dev/kmem カーネルメモリ
/dev/mem 物理メモリ
/etc/passwd uid 値をユーザ名に変換するのに使用
/boot/kernel/kernel システムイメージ
バグ
-I の デフォルト値が もう一度変更されましたが、私を責めないで下さい。
top が全プロセスを表示するわけではないことで大変多くの人が混乱 し た た
め、バージョン 2 の頃と同様、デフォルトでアイドルプロセスも表示すること
に決めました。しかしこの動作に耐えられない人々のために、環境変数 TOP に
"デフォルト" オプションを設定しておく機能を追加しました (オプションのセ
クションを参照)。バージョン 3.0 が持っている振る舞いが必要な人は、環 境
変数 TOP に値 "-I" を設定するだけで OK です。
ス ワップされたプロセスに対するコマンド名は追跡すべきですが、それを行う
とプログラムの動作が遅くなるでしょう。
ps(1) と同様、 top が更新情報を収集している間に事態が変化する可能性があ
ります。表示内容は現実に近い近似値に過ぎません。
関連項目
kill(1), ps(1), stty(1), mem(4), renice(8)
FreeBSD に関する注
スレッド表示
'-H' オプションは、カーネルから見えるスレッドコンテキストの表示を切り替
えます。実行時には、'H' キーがこのモードを切り替えます。デフォ ル ト は
OFF です。
メモリに関する説明
Mem: 9220K Active, 1032K Inact, 3284K Wired, 1MB Cache, 2M Buf, 1320K
Free Swap: 91M Total, 79M Free, 13% Inuse, 80K In, 104 K Out
K: キロバイト。
M: メガバイト。
%: 1/100。
Active:
アクティブなページ数。
Inact: アクティブでないページ数。
Wired: 固定されているページ数。キャッシュされたファイルデータページを含
む。
Cache: VM レベルのディスクキャッシュに使用しているページ数。
Buf: BIO レベルのディスクキャッシュに使用しているページ数。
Free: 未使用ページ数。
Total: 使用可能なスワップ合計。
Free: 未使用スワップ合計。
Inuse: 使用中スワップ。
In: ( 直前の表示間隔において) スワップデバイスからページインしたペー
ジ数
Out: (直前の表示間隔において) スワップデバイスにページアウトした ペー
ジ数
4th Berkeley Distribution Local TOP(1)