日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
SYSLOGD(8) FreeBSD システム管理者マニュアル SYSLOGD(8)
名称
syslogd - システムメッセージの記録をとる
書式
syslogd [-46Acdknosuv] [-a allowed_peer] [-b bind_address]
[-f config_file] [-l path] [-m mark_interval] [-P pid_file]
[-l path] [-p log_socket]
解説
syslogd ユーティリティは設定ファイルに指定された通りに、システムコンソー
ル、ログファイル、他のマシンやユーザへのメッセージを読み込み、記録しま
す。
オプションには以下のものがあります。
-4 syslogd が IPv4 アドレスのみを使用するよう、強制します。
-6 syslogd が IPv6 アドレスのみを使用するよう、強制します。
-A ホストが複数の A または AAAA レコードを持っている場合でも、通常
syslogd はメッセージを単一のアドレスにのみ送信しようとします。本
オプションが指定されると、 syslogd はメッセージをすべてのアドレス
に送信しようとします。
-a allowed_peer
allowed_peer がこの syslogd に UDP データグラムを使用してログする
ことを許します。複数の -a オプションを指定可能です。
allowed_peer は以下のいずれかです:
ipaddr/masklen[:service] ipaddr (通常のドット表記の 4 つ組) か
らのデータグラムを受け付けます。アド
レス比較の際、 masklen ビットを考慮し
ます。アドレスを `[' と `]' で括るこ
とで、 ipaddr に IPv6 アドレスを指定
可能です。 service が指定された場合、
パケット送出元が属すべき UDP service
の名前もしくは番号となります (
services(5) 参照)。 service に `*' を
指定すると、全ての UDP ポートから送信
されたパケットを受け付けます。デフォ
ルトの service は `syslog' です。
ipaddr が IPv4 アドレスの場合で
masklen を指定しないと、 ipaddr がク
ラス A もしくは B のアドレス範囲に属
す場合にはそれぞれ歴史的なクラス A も
しくは B のネットマスクが使用され、そ
うでない場合には 24 が使用されます。
ipaddr が IPv6 アドレスの場合で
masklen を指定しないと、 masklen は
128 が用いられます。
domainname[:service] 送信アドレスのアドレス逆引きにおいて
domainname が得られたデータグラムを受
け付けます。 service の意味は前述の通
りです。
*domainname[:service] 上述の通りですが、送信ホスト名が
domainname で 終る全てのホストから受
け付けます。
-s が指定された場合には、 -a オプションは無視されます。
-b bind_address
バインド対象となる IP アドレスまたはホスト名を、1 個指定します。
ホスト名が指定された場合、これに対応する IPv4 または IPv6 のアド
レスが使用されます。
-c 出力が他のプログラムへのパイプの場合、同じ行の繰り返しを ``last
message repeated N times'' という形式の単一行に圧縮することを無効
化します。 2 回指定すると、すべての場合においてこの圧縮を無効化し
ます。
-d syslogd をデバッグモードで実行します。これは恐らく、 syslogd の開
発者にのみ役立ちます。
-f 代りの設定ファイルのパス名を指定します。デフォルトは
/etc/syslog.conf です。
-k ファシリティ ``kern'' で受信したメッセージをファシリティ ``user''
へ変換することを、止めます。通常は、 ``kern'' ファシリティは、直
接 /dev/klog から読み込むメッセージ用に予約されています。
-m ``mark'' されたメッセージの間隔を分単位で指定します。デフォルトは
20 分です。
-n すべての要求に対し、DNS への問い合わせを抑止します。
-o カーネルメッセージの前に、 getbootfile(3) で判定される完全なカー
ネルブートファイルを付けます。これを指定しないと、カーネルメッ
セージのプレフィックスは常に ``kernel:'' になります。
-p 代りに使用するログ用ソケットのパス名を指定します。デフォルトは
/var/run/log です。
-P プロセス ID を格納するための別のファイルを指定します。デフォルト
は /var/run/syslog.pid です。
-l syslogd が追加のログ用ソケットを置く場所を指定します。 19 個まで
追加のログ用ソケットを指定可能です。主な用法は、様々に chroot し
たファイル空間において追加のログ用ソケットを /var/run/log に置く
というものです。
-s セキュアモードで操作します。リモートマシンからのログメッセージを
ログしません。 2 度指定すると、ネットワークソケットを全くオープン
せず、またリモートマシンへのログ動作も無効にします。
-u ただ 1 つの優先度のログのみ行います。指定した優先度のメッセージの
みログします。このオプションを指定しないと、指定した優先度以上の
メッセージがログされます。このオプションにより、デフォルトの比較
を ``=>'' から ``='' に変更します。
-v 冗長なログを行います。1 度指定すると、ローカルに書き込まれたメッ
セージと共に、ファシリティと優先度が数値でログされます。複数回指
定すると、ローカルに書き込まれたメッセージと共に、ファシリティと
優先度が名前でログされます。
syslogd ユーティリティは起動時と hangup シグナルを受けとった時はいつでも
設定ファイルを読み込みます。設定ファイルのフォーマットに関する情報は、
syslog.conf(5) 参照して下さい。
syslogd ユーティリティは UNIX ドメインソケット /var/run/log、
/etc/services で指定されるインターネットドメインソケットおよび特殊デバイ
ス /dev/klog (カーネルメッセージを読むため) からメッセージを読み込みま
す。
syslogd ユーティリティはプロセス ID ファイル、デフォルトでは
/var/run/syslog.pid を作成し、ここにプロセス ID を記録します。これは
syslogd を kill や、設定ファイルを読み込ませるために使えます。
syslogd に送られるメッセージは単一の行で構成されます。このメッセージは先
頭に優先順位コードを含んでいます。このコードは `<5>' のように括弧でくくら
れた 10 進数から構成されており、インクルードファイル <sys/syslog.h> で定
義されている優先順位に対応します。
セキュリティ上の理由から、 syslogd は存在しないログファイルへ追加書き込み
しません。 syslogd の起動前に手動で作成する必要があります。
関連ファイル
/etc/syslog.conf コンフィギュレーションファイル
/var/run/syslog.pid デフォルトのプロセス ID ファイル
/var/run/log UNIX ドメインデータグラムのログ用ソケットの名前
/dev/klog カーネルログ用のデバイス
関連項目
logger(1), syslog(3), services(5), syslog.conf(5)
歴史
syslogd ユーティリティは 4.3BSD から登場しました。
-a, -s, -u, -v のオプションは FreeBSD 2.2 における拡張です。
バグ
UDP パケットで受けとったメッセージを記録する能力は認証されていないディス
クを溢れさせるリモートサービスと等価であり、恐らくデフォルトで無効にされ
るべきです。ある種の syslogd 間の認証メカニズムが用意されるべきでしょう。
最悪の無駄遣いを避けるために、 -a オプションの使用を強く勧めます。
-a のマッチングアルゴリズムは非常に効率的には見えません; ドメイン名比較よ
り、数値による IP アドレスを使用する方が高速です。許可されたピアのリスト
の検索は線型に行なわれるため、多くのメッセージを受け付けると予測されるピ
アグループは -a リストの最初の方に置くべきです。
ログ用ソケットは読み込み専用のルートファイルシステムの扱いを容易にするた
めに /dev から移されました。このことは古いバイナリを混乱させるかもしれな
いので、過渡期の間はシンボリックリンクが役に立つでしょう。
FreeBSD 4.9 November 24, 2001 FreeBSD 4.9