日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
REMOTE(5) FreeBSD ファイルフォーマットマニュアル REMOTE(5)
名称
remote - リモートホスト記述ファイル
解説
tip(1) によって知られるシステムとその属性は、 termcap(5) ファイルのような
構造の ASCII ファイルに記録されます。ファイルの各行は、1 つの システムに
ついての記述を提供します。フィールドはコロン (``:'') で分けられています。
\ 文字の直後に改行がある行末は、次の行へ継続されます。
最初のエントリはホストシステムの (複数の) 名称です。システムの名称が 1 つ
以上ある場合、名称は縦棒で区切られます。システムの名称の後に記述フィール
ドが続きます。 `=' 記号が続くフィールド名は、文字列型を示します。 `#' 記
号が続くフィールド名は、数値を示します。
``tip*'' と ``cu*'' という名前が付いたエントリは、 tip(1) や、以下で述べ
るように tip に対するインタフェース cu(1) でデフォルトのエントリとして使
われます。 tip が電話番号だけをつけて呼び出された時、 ``tip300'' の形式の
エントリを探します。ここで、 300 は接続が張られたボーレートです。 cu イン
タフェースが使われた時は、 ``cu300'' という形式のエントリが使われます。
ケーパビリティ
ケーパビリティは、文字列 (str) ・数値 (num) ・ブーリアンフラグ (bool) の
いずれかです。文字列ケーパビリティは capability=value のように指定されま
す。例えば、 ``dv=/dev/harris'' のように指定します。数値ケーパビリティは
capability#value のように指定されます。例えば、 ``xa#99'' のように指定し
ます。ブーリアンケーパビリティは単にケーパビリティを記述するだけで指定さ
れます。
at (str) 自動呼び出しユニットの形式です。
br (num) シリアルポート上の通信に使用されるデータレート (秒毎のビッ
ト数)。モデム使用時には、リモートモデムとの通信に使用されるデータ
レートはこのレートとは異なるかもしれません。これは、10 進の数値で
す。デフォルトのボーレートは 300 ボーです。
cm (str) リモートホストに送られる初期接続メッセージです。例えば、ホ
ストにポート選択器を通して到達する場合、ここにはホストに切り替え
るために必要とされる適切なシーケンスが設定されているべきです。
cu (str) 電話の呼び出しが行われる場合の呼び出しユニットです。デフォ
ルトは、 `dv' フィールドと同じです。
di (str) ユーザによって切断が要求されている時にホストに送られる切断
メッセージです。
du (bool) このホストはダイヤルアップ線上にあることを示します。
dv (str) 接続を確立するためにオープンする (複数の) UNIX デバイスで
す。このファイルが端末線を参照している場合、 tip(1) は、1 度に 1
ユーザだけがポートにアクセスすることを保証するために、デバイスを
排他的にオープンします。
el (str) 行末 (end-of-line) を示す文字です。デフォルトでは NULL 文字
です。`el' 中の 1 文字もしくは復帰文字 (carriage return) の後の
`~' エスケープは tip だけで認識されます。
fs (str) 転送のためのフレームサイズです。デフォルトフレームサイズは
BUFSIZ と同じです。
hd (bool) ホストが半 2 重通信を使い、ローカルエコーが行われることを
示します。
ie (str) 入力のファイル終了 (end-of-file) マークです。デフォルトは
NULL です。
oe (str) 出力のファイル終了 (end-of-file) 文字列です。デフォルトは
NULL です。 tip がファイルを転送している時、この文字列はファイル
終了時に送られます。
pa (str) データをホストに送っている時に使われるパリティの形式です。
これは ``even'', ``odd'', ``none'', ``zero'' (いつでも 8 ビット目
を 0 に設定する), ``one'' (いつでも 8 ビット目を 1 に設定する)の
いずれかです。デフォルトではイーブンパリティです。
pn (str) ホストに対する (複数の) 電話番号です。電話番号フィールドが
@ 符号を含んでいる場合、 tip は電話番号の一覧を /etc/phones ファ
イルから検索します ( phones(5) 参照)。
tc (str) ケーパビリティのリストが、名前で与えられた記述に継続される
ことを示します。これは主に共通のケーパビリティ情報を共有するため
に使われます。
使用例
ここで、ケーパビリティの継続機能の利用をしめす短い例をお見せしましょう。
この定義は、56k モデム接続、115200 bps の最初のシリアルポート、パリティ無
し、標準の行編集文字とファイル終端文字付きの Hayes コマンド集合の使用を定
義しています。 arpavax エントリは、UNIX-57600 エントリのすべてを含み、そ
れに加えて arpavax 用の電話番号を含んでいます (この場合は @ 文字であり、
電話番号は環境変数から取得されます)。
UNIX-57600:\
:dv=/dev/cuaa0:el=^D^U^C^S^Q^O@:oe=^D:du:at=hayes:br#115200:pa=none:
arpavax|ax:\
:pn=\@:tc=UNIX-57600
関連ファイル
/etc/remote /etc に置かれた リモートホスト記述ファイル。
関連項目
cu(1), tip(1), phones(5)
歴史
remote ファイル書式は 4.2BSD から登場しました。
バグ
tip は、シリアルポートのデータレートに、シリアルポート用のシステムデフォ
ルトではなく、独自の表現を使用します。
FreeBSD 4.9 October 20, 2003 FreeBSD 4.9