日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
PWD_MKDB(8) FreeBSD システム管理者マニュアル PWD_MKDB(8)
名称
pwd_mkdb - パスワードデータベースを構築する
書式
pwd_mkdb [-C] [-N] [-p] [-d directory] [-s cachesize] [-u username] file
解説
pwd_mkdb ユーティリティは、指定されたファイルから db(3) スタイルの、セ
キュリティのしっかりしたデータベースとそうでないデータベースの 2 つを構築
します。そして、これらのデータベースは、それぞれ /etc/spwd.db と
/etc/pwd.db にインストールされます。このファイルは、 /etc/master.passwd
にインストールされます。このファイルは正しいフォーマットでなければなりま
せん ( passwd(5) を参照)。このシステムで使われるフォーマットは、旧来の
バージョン 7 スタイルのフォーマットとは異なるので注意を要します。
オプションは以下の通りです。
-C パスワードファイルが正しいフォーマットかどうかをチェックします。ど
のファイルも変更、追加、削除を行ないません。
-N ファイルに対するロックを取得できない場合にはエラー状態で終了するよ
うに、 pwd_mkdb に指示します。デフォルトでは、ソースファイルに対す
るロックを、ブロックして待ちます。データベースの再構築中、このロッ
クは保持されます。
-p バージョン 7 スタイルのパスワードファイルを作成し、 /etc/passwd に
インストールします。
-d directory
/etc の代わりに、指定された先のディレクトリにデータベースを保存しま
す。
-u username
指定したユーザのレコードだけ更新します。単一ユーザに対してのみ作用
するユーティリティは、このオプションを使用し、データベース全体を再
構築するオーバヘッドを避けることが出来ます。
-s cachesize
ハッシングライブラリが使用するメモリキャッシュの大きさを、メガバイ
ト単位で指定します。ユーザ数が多いシステムでキャッシュを小さくする
と、データベースファイルの再構築に耐えがたいほどの長時間を要しま
す、おおざっぱな目安では、 pwd_mkdb の使用メモリ量はここで指定した
大きさの 2 倍をちょっと越えたものになります。デフォルト値は 2 メガ
バイトです。
2 つのデータベースの違いは、安全なバージョンでは、ユーザのパスワードが暗
号化されて入っており、安全でないバージョンでは、パスワードが ``*'' となっ
ていることです。
このデータベースは、 C ライブラリパスワードルーチンに使われます (
getpwent(3) を参照)。
pwd_mkdb ユーティリティは成功したときは 0 を返し、失敗したときは 0 以外を
返します。
環境変数
PW_SCAN_BIG_IDS 環境変数が設定されると、大きなユーザ ID およびグループ ID
に対して通常生成される警告メッセージを、 pwd_mkdb は抑制します。 ID 値を
仮定するプログラムでこのような ID を使用すると、深刻な問題の原因となりま
す。
関連ファイル
/etc/pwd.db セキュリティのないパスワードデータベー
スファイル
/etc/pwd.db.tmp 一時ファイル。
/etc/spwd.db セキュリティのあるパスワードデータベー
スファイル。
/etc/spwd.db.tmp 一時ファイル。
/etc/master.passwd 現在のパスワードファイル。
/etc/passwd バージョン 7 フォーマットのパスワード
ファイル。
バグ
パスワードファイルのアトミック (atomic; 不可分) な更新が必要なので、
pwd_mkdb は、インストールに rename(2) を使います。しかし、コマンドライン
で指定されたファイルが /etc ディレクトリと同じファイルシステム上に存在し
なければなりません。
複数の人が、 pwd_mkdb を同時に異なるパスワードファイルに対して走らせる
と、明らかにレース (race; 競合) になってしまいます。 pwd_mkdb のフロント
エンドである chpass(1), passwd(1), vipw(8) では、この問題を避けるために必
要なロック操作を行います。
可搬性
以前のバージョンのシステムは、 pwd_mkdb 同様のプログラムである
mkpasswd(8) を持っており、それはパスワードファイルに対して dbm(3) スタイ
ルのデータベースを構築しましたが、これをインストールするために呼ぶプログ
ラムに依存していました。このプログラムは、以前のプログラムのユーザが機能
の変化で驚かないように名前が変えられました。
関連項目
chpass(1), passwd(1), db(3), getpwent(3), passwd(5), vipw(8)
FreeBSD 4.9 June 6, 1993 FreeBSD 4.9