日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
PPPCTL(8) FreeBSD システム管理者マニュアル PPPCTL(8)
名称
pppctl - PPP 制御プログラム
書式
pppctl [-v] [-t n] [-p passwd] [host:]Port | LocalSocket
[command[;command]...]
解説
このユーティリティは ppp(8) デーモンのコマンドラインからの制御手段を提供
します。基本的な使い方は、実行中のデーモンを制御する単純なスクリプトを簡
単に書けるようにすることです。
pppctl ユーティリティは、 ppp デーモンが listen しているソケットをあらわ
す少なくともひとつの引数を必要とします。詳細については、 ppp コマンドの
`set server' を参照して下さい。ソケットが先頭に '/' を含んでいると、
AF_LOCAL ソケットとして扱われます。コロンを含んでいると host:port の組と
して扱われ、それ以外は単にローカルマシン (127.0.0.1) の TCP ポートを指定
したものとみなされます。 DNS 検索を避けたい場合や、 /etc/services 内に指
定されたポートのエントリがない場合には、 host と port には数字で指定する
ことができます。
残りの引数はすべて、 ppp デーモンに送られる (複数の) コマンドを形成するた
めに連結されます。セミコロン文字はコマンドデリミタとして扱われ、ひとつの
`セッション' で複数の コマンドを指定することが可能です。例えば:
pppctl 3000 set timeout 300\; show timeout
ほとんどのシェルでは ';' は特殊文字として扱われるので、エスケープかクォー
トすることを忘れないようにしてください。
もし、 コマンド引数が与えられなかった場合、 pppctl はインタラクティブモー
ドになります。ここで、コマンドは標準入力から読み込まれます。コマンドを読
んでいる時に、 editline(3) が使われていれば、( editrc(5) で指定した振る舞
いで) 行編集が可能になります。 履歴の大きさはデフォルトでは 20 行です。
以下のコマンドラインオプションが利用可能です:
-v ppp デーモンに送られたデータ、 ppp デーモンから受け取ったデータを
すべて表示します。 pppctl は通常、受け取った非プロンプト行のみ表
示します。このオプションはインタラクティブモードでは無視されま
す。
-t n 接続時のデフォルトの 2 秒の代わりに n をタイムアウトの値として用
います。これは (ダイヤルアップも含む) 遅いリンク上でデーモンを制
御しようとする場合に必要かもしれません。
-p passwd
ppp デーモンが必要とするパスワードを指定します。このスイッチが指
定されないと、 pppctl は ppp への接続が成功した時にパスワードの入
力を促します。
使用例
ppp を -auto モードで実行する場合、 pppctl は多くの仕事を自動化するのに利
用できます (もちろん、実際に ppp をインタラクティブモードを除くどんなモー
ドでも制御することができます)。 ps(1) によりあなたの秘密がもれてしまう可
能性のために、 -p オプションは (たとえスクリプトが他の人に読めないように
なっていたとしても) お勧めできません。
pppctl への簡単で安全なアクセスを提供するもっとも良い方法は、
/etc/ppp/ppp.conf (の正しいセクション) に以下のようにローカルサーバソケッ
トを作成することです:
set server /var/run/internet "" 0177
これは、 ppp を実行したユーザだけにアクセスできるように、パスワード無しで
パーミッションが srw------- のローカルドメインソケットを作成するように
ppp に指示します。より詳しい解説はマニュアルページ ppp(8) を参照してくだ
さい。
このようにするといくつかのお気楽スクリプトが作成可能になります。インター
ネットに接続するには:
#! /bin/sh
test $# -eq 0 && time=300 || time=$1
exec pppctl /var/run/internet set timeout $time\; dial
切断するには:
#! /bin/sh
exec pppctl /var/run/internet set timeout 300\; close
接続されているかどうか確かめるには:
#! /bin/sh
pppctl -p '' -v /var/run/internet quit | grep ^PPP >/dev/null
if [ $? -eq 0 ]; then
echo Link is up
else
echo Link is down
fi
このような汎用スクリプトも作成可能です:
#! /bin/sh
exec pppctl /var/run/internet "$@"
ダイヤルオンデマンドも pppctl を使って制御可能です。 ppp をずっと動作させ
ながらも、毎日 8pm から 8am まではダイヤルアウトを防ぎたいとします。ま
た、8pm にアクティブな接続は、閉じられるか自然にタイムアウトするまでは保
持したいとします。
cron(8) エントリとして 8pm に
pppctl /var/run/internet set filter dial 0 deny 0 0
を実行すると、これ以降のダイヤル要求をすべて防ぎ、8am のエントリ
pppctl /var/run/internet set filter dial -1
は、再度ダイヤル要求を許可します。
環境変数
以下の環境変数が、インタラクティブモード中の pppctl によって理解されます:
EL_SIZE 履歴行の数です。デフォルトでは 20 です。
EL_EDITOR 編集モードです。 "emacs" もしくは "vi" だけが受け付けられま
す。他の値は無視します。この環境変数は ~/.editrc の bind -v
や bind -e で上書きされます。
関連項目
ps(1), editline(3), editrc(5), services(5), ppp(8)
歴史
pppctl ユーティリティは FreeBSD 2.2.5 で最初に登場しました。
FreeBSD 4.9 June 26, 1997 FreeBSD 4.9