日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
PCCARDC(8) FreeBSD システム管理者マニュアル PCCARDC(8)
名称
pccardc - PC-CARD (PCMCIA) の制御とモニタを行うツール
書式
pccardc subcommand [arg ...]
解説
pccardc ユーティリティは PC-CARD スロットの制御と、 PCMCIA カードの設定や
情報表示を行います。次のサブコマンドを理解します:
beep ビープタイプを設定します
dumpcis カードの CIS (複数可) を表示します
dumpcisfile カードの CIS (複数可) をファイルから表示します
enabler デバイスドライバのイネーブラ
help コマンドのまとめを表示します
pccardmem pccard ドライバにメモリを割り当てます
power スロットの電源をオン/オフし、無効なままにします
rdattr アトリビュートメモリを読み込みます
rdmap pcic マッピングを読み込みます
rdreg pcic レジスタを読み込みます
wrattr アトリビュートメモリへバイトを書き込みます
wrreg pcic レジスタへ書き込みます
1. beep beep_mode
カード挿抜時のサウンド種別を設定します。本サブコマンドは、
rc.conf(5) 中の pccard_beep に対応します。 beep_mode に使用可能な値
は次の通りです:
0 サイレントモード
1 シンプルビープモード
2 メロディモード
2. dumpcis [slot]
カードの不揮発性メモリ (EEPROM) に格納されている CIS (Card Informa
tion Structure) タプルを表示します。 slot は、どのスロットを読み込む
のかを指定します。オプションを指定しないと、利用可能なすべてのカード
の CIS を表示します。
3. dumpcisfile file ...
dumpcis と同じ書式の CIS (複数可) を表示します。その際、物理的な PC
CARD カードではなく、 1 個以上のファイルを CIS データとして使用しま
す。
4. enabler slot driver [-m card addr size] [-a iobase] [-i irq]
「ポイントイネーブラ」です。 pccardd(8) によるドライバの割り当てがう
まく動作しないときに、手動でパラメータを設定するために使用します。
slot で PC-CARD スロットを指定し、 driver でデバイス名 ("ed0" や
"sio2" など) を指定し、それと同時に次のオプションの一部またはすべて
を指定します:
-m card addr size
カードの共有メモリウィンドウをホストアドレスにマップします。
card はカードのアドレス空間での共有メモリ開始アドレス (16 進
数) であり、 addr はホスト側のアドレス空間でのマップするメモ
リのアドレス (16 進数) であり、 size はメモリウィンドウのサ
イズ (kb) です。
-a iobase
iobase は、I/O ウィンドウをマップするポート番号 (16 進数) を
指定します。
-i irq irq は、カードが割り込みに使用する IRQ (1 から 15 までの 10
進数) を指定します。
例えば
enabler 0 ed0 -m 2000 d4000 16 -a 300 -i 3
は、スロット 0 を、ポート 0x300 で IRQ 3 にある最初の NE2000 イーサ
ネットカードドライバに割り当て、カード内の 0x2000 からの 16KB のメモ
リ領域を 0xd4000 にマップします。
いままでにも壊れた CIS タプルのために認識できないカードをこの機能で
使用することができたようです。また、動作報告のまだ無いカードをテスト
するときにも有用でしょう。それでも、新しいカードを正しく認識できない
ことが多いので、注意して下さい。
5. help
pccardc のヘルプを表示します。
6. pccardmem addr
PC-CARD コントローラ (PCIC) がカードをマップするために使用するホスト
アドレスを指定します。 PCIC は 16KB の連続するメモリを必要とし、ほと
んどのマシンでは ISA I/O メモリアドレスレンジに他の ROM やデバイスが
ありますので、一般的には指定可能なアドレスは次の 4 通りとなります:
0xd0000 0xd0000-0xd3fff (デフォルト)
0xd4000 0xd4000-0xd7fff
0xd8000 0xd8000-0xdbfff
0xdc000 0xdc000-0xdffff
0xd0000 の代わりに "DEFAULT" を指定可能です。このサブコマンドは、
rc.conf(5) の pccard_mem に対応します。
7. power slot power_mode
slot で指定されるスロット中のカードの給電状態を変えます。
0 給電をオフにします。活性状態で抜くとカードが不安定になる場
合、本機能によりまず強制的に不活性状態として、安全にカードを
取り除けます。システム稼働中にカードを抜くか、電源コマンド
pccardc power でカードを再有効化するまで、スロットは無効化さ
れたままとなります。計算機をサスペンドしレジュームしても、ス
ロットは無効化されたままとなります。
1 給電をオンにし、活性状態にします (システムは、カードが挿入さ
れたものとして扱います)。
8. rdattr slot offs length
スロット slot で offs から開始する length バイトの不揮発性メモリ
(EEPROM) を、16 進ダンプ表示します。すべてのパラメータは 16 進数で
す。
9. rdmap [slot]
PC-CARD スロットの 4 つのメモリウィンドウと 2 つの I/O ウィンドウの
ホストマシンへのマッピング状況を報告します。 slot を指定しない場合に
は、システム上の全スロットに関して表示します。
10. rdreg [slot]
slot の 64 個のレジスタを表示します (デフォルトでは全スロットを対象
とします)。
11. wrattr slot offs value
カードの不揮発性メモリ (EEPROM) の、先頭からのオフセット offs (16 進
数) の 1 バイトを value (16 進数) で書き換えます。変更結果はカードを
抜いても保存されます。
12. wrreg slot reg value
PC-CARD のレジスタへ書き込みます。 PC-CARD スロット番号は slot で指
定し、レジスタ番号を reg (16 進数) で指定し、値を value (16 進数) で
指定します。
関連ファイル
/etc/rc.conf 設定ファイル
関連項目
rc.conf(5), pccardd(8)
作者
オリジナルバージョンを Andrew McRae <andrew@mega.com.au> が記述しました。
Tatsumi Hosokawa <hosokawa@mt.cs.keio.ac.jp> がバグ修正と機能拡張を行いま
した。このマニュアルページを Toshihiko ARAI <toshi@jp.FreeBSD.org> が記述
しました。
バグ
enabler と wrattr の使用に際しては注意して下さい。誤用すると、システムを
不安定にしたり、カードにダメージを与えるかもしれません。
FreeBSD 4.9 November 14, 1998 FreeBSD 4.9