日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
IDENT(1) IDENT(1)
名称
ident - ファイル内の RCS キーワードを読み出す
書式
ident [ -q ] [ -V ] [ file ... ]
解説
ident は、指定されたファイルがあればそのファイルから、指定がない場合に
は標準入力から、 $keyword: text $ なるパターンを検索します。
これらのパターンは、通常 RCS の co(1) コマンドにより自動的に挿入され ま
す が、手作業で入れることも可能です。オプション -q を指定すると、ファイ
ル中にキーワードが発見できなくても警告メッセージを出力しません。 -V を
指定すると、 ident のバージョン番号を表示します。
ident は、テキストファイルと同様にオブジェクトファイルやダンプファイル
にも使用することができます。たとえば、以下の C 言語プログラム f.c で、
#include <stdio.h>
static char const rcsid[] =
"$Id: f.c,v 1.5 1999/08/27 23:36:42 peter Exp $";
int main() { return printf("%s\n", rcsid) == EOF; }
f.c が f.o にコンパイルされているなら、以下のコマンド
ident f.c f.o
は、次のような出力を行います。
f.c:
$Id: f.c,v 1.5 1999/08/27 23:36:42 peter Exp $
f.o:
$Id: f.c,v 1.5 1999/08/27 23:36:42 peter Exp $
C 言語プログラムで上記のような文字列 rcsid が定義され、かつ使われていな
い とき、 lint(1) が警告を出したり、 C コンパイラによっては最適化により
文字列を削除する場合があります。もっとも、よい解決策は上のプログラム 例
のように文字列 rcsid を使うことです。
* が サ ポー ト する keyword でなくても、すべての $key-
ident は、
word: text $ パターンを表示します。これにより、 $XConsortium$ のよう な
非標準の keyword についても情報が得られます。
キーワード
つ ぎに現在、 co(1) が扱う keyword を挙げます。デフォルトでは、すべての
時刻は協定世界時 (UTC しばしば GMTと呼ばれます) で表されますが、 チェッ
ク アウトのときに、 co の -zzone オプションを使ったファイルについては、
数字によるタイムゾーンが付加されます。
$Author$
そのリビジョンをチェックインしたユーザ名です。
$Date$ そのリビジョンをチェックインした日付と時刻です。
$Header$
RCS ファイルのフルパス名を含んだ標準のヘッダ、リビジョン番号、作
者、状態、およびロックされている場合にはロックした人です。
$Id$ RCS ファイルの名前がフルパスでないことを除いて、 $Header$, と同
じです。
$Locker$
そのリビジョンをロックした人のユーザ名 (ロックされていない場合は
空白) です。
$Log$ チェックインのときに書かれたログメッセージです。 ident の目的と
しては、 $RCSfile$ と等価です。
$Name$ リビジョンをチェックアウトするときに使うシンボル名です(ないか も
しれません)。
$RCSfile$
フルパスでない RCS ファイルの名前です。
$Revision$
そのリビジョンのリビジョン番号です。
$Source$
RCS ファイルのフルパス名です。
$State$
rcs(1) or ci(1) の -s オプションで付けられたそのリビジョンの状態
です。
co(1) は以下の文字をエスケープシーケンスで表現することにより、キー ワー
ドの文字列の形を保ちます。
char escape sequence
tab \t
newline \n
space \040
$ \044
\ \\
作者
Author: Walter F. Tichy.
Manual Page Revision: 1.5; Release Date: 1999/08/27.
Copyright (C) 1982, 1988, 1989 Walter F. Tichy.
Copyright (C) 1990, 1992, 1993 Paul Eggert.
関連項目
ci(1), co(1), rcs(1), rcsdiff(1), rcsintro(1), rcsmerge(1), rlog(1),
rcsfile(5)
Walter F. Tichy, RCS--A System for Version Control, Software--Practice
& Experience 15, 7 (July 1985), 637-654.
GNU 1999/08/27 IDENT(1)