日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
FSTAT(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル FSTAT(1)
名称
fstat - アクティブファイルを識別する
書式
fstat [-fmnv] [-M core] [-N system] [-p pid] [-u user] [file ...]
解説
fstat ユーティリティは、現在オープンされているファイルについての情報を表
示します。オープンされているファイルとは、プロセスによって明示的にオープ
ンされているもの、ワーキングディレクトリ、ルートディレクトリ、アクティブ
な実行可能テキストや、カーネルのトレースファイルなどを指します。引数が何
も与えられなければ、 fstat はシステム中でオープンされているすべてのファイ
ルについての情報を表示します。
オプション:
-f 表示する情報を、 filename で指定されたファイルと同じファイルシス
テムのものに制限します。引数が指定されていない場合は、カレント
ディレクトリを含むファイルシステムのものに制限されます。たとえ
ば、 /usr/src 以下のディレクトリでオープンされているすべてのファ
イルを見つけるには、 ``fstat -f /usr/src'' としてください。
-M core
名前に関するリストから値を取り出す際、デフォルトの /dev/kmem のか
わりに core を使います。
-N system
名前のリストを取り出す際、デフォルトの /boot/kernel/kernel のかわ
りに system を使います。
-m メモリマップされたファイルをリストに含めます。更なる処理が必要で
あるため、通常はこれらは除外されています。
-n 数値フォーマットで表示を行います。マウントポイントの名前を表示す
るかわりに、そのファイルシステムにおけるデバイス番号 (メジャー、
マイナー) を表示します。特殊ファイルに関しては、 /dev の下のファ
イル名は参照されず、特殊デバイスのデバイス番号が表示されます。ま
た、ファイルの属性も記号ではなく、8 進数で表示されます。
-p pid 指定されたプロセス ID のプロセスによってオープンされているすべて
のファイルの情報を表示します。
-u user
指定されたユーザによってオープンされているすべてのファイルの情報
を表示します。
-v 詳細報告モード。システムのデータ構造体を見つけるのに失敗した場合
などにエラーメッセージを表示します (デフォルトでは無視します)。こ
れらの構造体の多くは、動的に生成されたり消去されたりするもので、
fstat を実行中に消えてしまう可能性があります。これは、 fstat 実行
中にも、システムの残りの部分が動いているためで、ごく普通のことで
すし、避けることはできません。
file ...
表示する情報を、指定されたファイル filename に限定します。
以下のような項目が表示されます。
USER プロセスの所有者のユーザ名 (実効ユーザ ID のものが表示されます)
CMD プロセスのコマンド名
PID プロセスID
FD プロセスごとのオープンしているファイルのファイル番号、もしくは以下
の特別な名前のどれかです。
text - 実行可能テキストの inode
wd - 現在のワーキングディレクトリ
root - ルートの inode
tr - カーネルトレースファイル
mmap - メモリマップされたファイル
ファイル番号のあとにアスタリスク記号 ``*'' がある場合は、ファイル
は inode ではなく、ソケットや FIFO であったり、そのファイルにエ
ラーがあるのかもしれません。この場合、残りの行は後ろのヘッダと一致
しません。 -- 行のフォーマットは、 ソケットのところで説明します。
MOUNT -n オプションが指定されていなければ、このヘッダが現れます。マウン
トされているパス名は、ファイルが存在しているファイルシステムです。
DEV -n が指定されると、このヘッダが現れます。ファイルが存在しているデ
バイスのメジャー番号とマイナー番号です。
SZ|DZ ファイルがキャラクタデバイスファイルやブロックデバイスファイルでな
ければ、そのファイルのバイト数を表示します。デバイスファイルあって
-n が指定されていなければ、その特殊ファイルの /dev における名前を
表示します。 /dev になかったり、 -n が指定されていたりすると、スペ
シャルデバイスが参照するメジャー番号、マイナー番号を表示します。
R/W このフィールドには、ファイルのアクセス属性が表示されます。 ``r''
の場合は、ファイルが読み込みのためにオープンされていることを意味し
ます。 ``w'' の場合は、ファイルが書き込みのためにオープンされてい
ることを意味します。このフィールドは、ファイルシステムを読み込み専
用状態に移行する際に、それを妨げているプロセスを見つける場合に役に
立ちます。
NAME filename が指定されていて、 -f が指定されていなければ、このフィー
ルドが表示され、指定されたファイルに関連する名前が表示されます。普
通、この名前は決まったものではありません。というのも、オープンされ
たファイルから、ディレクトリ中のエントリへの逆のマッピングは存在し
ないからです。また、異なるディレクトリエントリが同じファイルを参照
していることもある ( ln(2) を参照) ため、表示されている名前は、プ
ロセスがオープンした元のファイルの実際の名前と異なっているかもしれ
ません。
ソケット
オープンしているファイルのフォーマットは、プロトコルのドメインに依存しま
す。最初のフィールドはドメイン名で、2 番目のフィールドはソケットの型
(stream や dgramなど)、3 番目はソケットフラグのフィールド (16 進数) で
す。残りのフィールドはプロトコルに依存します。tcp の場合は、 tcpcb のアド
レスですし、udp の場合は inpcb (ソケット pcb) のアドレスです。 UNIX ドメ
インソケットの場合はソケット pcb のアドレスと (もし接続すれば) 接続先 pcb
のアドレスです。それ以外の場合はプロトコル番号とソケット自身のアドレスが
表示されます。 netstat(1) と重複しない範囲で、詳しく分析するのに十分な情
報を表示しようとします。
たとえば、上で述べたアドレスは ``netstat -A'' コマンドで表示される tcp,
udp, UNIX ドメインのそれぞれのアドレスです。ただし、パイプはソケットを用
いて実装されているので、パイプは接続先の UNIX ドメインストリームソケット
として現れることに注意してください。単方向 UNIX ドメインソケットは、向き
を持った矢印 (``<-'' か ``->'') として表示され、双方向 (全二重) UNIX ドメ
インは二重矢印 (``<->'') として表示されます。
バグ
fstat はシステムのスナップショットをとるので、表示される情報はほんのわず
かな間しか正しくありません。
関連項目
netstat(1), nfsstat(1), ps(1), sockstat(1), systat(1), tcp(4), unix(4),
iostat(8), pstat(8), vmstat(8)
歴史
fstat コマンドは 4.3BSD-Tahoe から登場しました。
FreeBSD 4.9 March 27, 2002 FreeBSD 4.9