日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
ENIGMA(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル ENIGMA(1)
名称
enigma, crypt - 非常に単純なファイルの暗号化
書式
enigma [-s] [-k] [password]
crypt [-s] [-k] [password]
解説
enigma ユーティリティは crypt という名前でも知られていますが、 ``秘密鍵''
をベースとする 非常に単純な暗号化プログラムです。これはフィルタとして働き
ます。つまり、標準入力からの一連のデータを暗号化または復号化し、その結果
を標準出力に出力します。入力データがすでに暗号化されているかどうかを自動
的に検出し、すでに暗号化されている場合は復号モードに切り替わります。
秘密鍵をプログラムに渡す方法はいくつかあります。デフォルトでは、制御端末
上で getpass(3) を用いて、ユーザに鍵を入力するよう促します。これが安全に
鍵を渡す唯一の方法です。
別の方法としては、プログラム起動時に、単独のコマンドライン引数 password
によって鍵を渡すこともできます。明らかなことですが、この方法を用いると、
ps(1) を実行している他のユーザが、簡単に鍵を見破ることができます。さらに
もう一つの方法としては、コマンドライン引数として -k オプションを与える
と、 enigma は環境変数 CrYpTkEy から鍵を取得します。この方法は、一見前述
の他の方法よりも安全なように見えますが、実際はそうではありません。という
のは、環境変数もまた ps(1) で調べることができるからです。従って、このオプ
ションは、主に他の実装の enigma との互換性のために存在します。
-s オプションを指定すると、 enigma は、もう少し安全だと思われるように暗号
化エンジンを変更しますが、他の実装との互換性はなくなります。
警告
enigma は暗号化の手法としてはほとんど価値がありません。このプログラムは、
この実装を持つ他のオペレーティングシステムとの互換性を保つためだけのもの
です。本当の暗号化については、 bdes(1) (DES配布パッケージに含まれます)、
または、 pgp(1) (ports コレクションに含まれます) を参照してください。しか
しながら、いくつかの国ではこのようなツールの輸出、輸入、使用に対する制限
が存在するかもしれないので、これらの強力なツールは、デフォルトではオペ
レーティングシステムと一緒には配布されていません。
環境変数
CrYpTkEy -k オプション指定時に、この変数から秘密鍵を取得します。
使用例
man enigma | enigma > encrypted
Enter key: (XXX -- 鍵は表示されません)
このマニュアルページを暗号化して、その結果を `encrypted' というファイルに
格納します。
enigma XXX < encrypted
前の例で作成されたファイルを端末上に表示します。
関連項目
bdes(1), pgp(1), ps(1), getpass(3)
歴史
crypt の実装方法は UNIX オペレーティングシステムの間では非常にありふれた
ものです。本プログラムの実装は、パブリックドメインの Cryptbreakers
Workbench のものを使用しました。
FreeBSD 4.9 October 30, 1998 FreeBSD 4.9