日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
CP(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル CP(1)
名称
cp - ファイルをコピーする
書式
cp [-R [-H | -L | -P]] [-f | -i | -n] [-pv] source_file target_file
cp [-R [-H | -L | -P]] [-f | -i | -n] [-pv] source_file ...
target_directory
解説
1 番目の書式の場合、 cp は source_file の内容を target_file にコピーしま
す。 2 番目の書式の場合、 source_file の各々が target_directory の中へコ
ピーされます。このとき名前は変更されません。コピー先が元のファイル自身に
なるような指定を cp が検出した場合、コピーは失敗します。
以下のオプションが使用できます。
-H -R オプションが指定されている時、コマンド行で指定されたシンボリック
リンクを追跡します。(木構造の検索中に見つかったシンボリックリンクは
追跡しません)
-L -R オプションが指定されている時、すべてのシンボリックリンクを追跡し
ます。
-P -R オプションが指定されている時、シンボリックリンクを一切追跡しませ
ん。これがデフォルトです。
-R source_file としてディレクトリが指定された場合、 cp はそのディレク
トリとそれ以下の部分木を構成するすべてのファイルをコピーします。シ
ンボリックリンクについては、それが指している先のファイルをコピーす
るのではなくシンボリックリンクのままコピーします。特殊ファイルにつ
いても通常ファイルとしてではなく cp が特殊ファイルを生成することで
コピーします。作成されるディレクトリの属性はプロセスの umask 値の影
響を受けず、対応するコピー元ディレクトリと同じ属性となります。
ハードリンクされたファイルについては、 cp が別々のファイルとしてコ
ピーすることに注意してください。ハードリンクを保つためには、代りに
tar(1), cpio(1), pax(1) を使ってください。
-f コピー先にすでに同名のファイルが存在する場合、そのファイルのパー
ミッションに関わらず、確認を求めずにそれを消去して新しくファイルを
作成します。( -f オプションより前の -i または -n オプションは無視さ
れます。)
-i すでに存在するファイルへの上書きを伴うコピーを実行する前に、上書き
するかどうかの確認プロンプトを標準エラー出力へ出力するよう cp に指
示します。標準入力からの返答が文字 `y' か `Y' で始まっていればコ
ピーが実行されます。 ( -i オプションより前の -f または -n オプショ
ンは無視されます。)
-n 既存のファイルを上書きしません。 ( -n オプションより前の -f または
-i オプションは無視されます。)
-p 各ファイルの次の属性パーミッションが許す範囲内で可能な限り保存して
コピーするよう cp に指示します: 変更時刻・アクセス時刻・フラグ・
モード・ユーザ ID・グループ ID。
ユーザ ID やグループ ID が保存できない場合でも、エラーメッセージは
出力されず戻り値も変化しません。
コピー元ファイルに SETUID ビットが立っておりかつそのユーザ ID が保
存できない場合、SETUID ビットは保存されません。コピー元ファイルに
SETGID ビットが立っておりかつそのグループIDが保存できない場合、SET
GID ビットは保存されません。コピー元のファイルに SETUID ビットと
SETGID ビットが共に立っておりかつそのユーザ ID かグループ ID のいず
れか一方でも保存できない場合、 -p オプションが指定されていない限
り、 SETUID ビットと SETGID ビットの両方が保存されません。
-v cp を冗長にし、コピーする時ファイルを表示させます。
すでに存在するコピー先ファイルについては、パーミッションが許せば内容は上
書きされますが、モード・ユーザ ID・グループ ID は変化しません。
2 番目の書式では、 source_file としてディレクトリが一つだけ指定されかつ
-R オプションが指定されている場合を除き、 target_directory は存在していな
ければなりません。
コピー先ファイルが存在しない場合、コピー元ファイルのモードにファイルモー
ド生成マスク (umask, csh(1) を参照) を適用したものがコピー先ファイルの
モードとして使用されます。コピー元ファイルの SETUID ビットが立っていて
も、コピー元ファイルとコピー先ファイルの所有者が同一でない限り、それは落
とされます。コピー元ファイルの SETGID ビットが立っていても、コピー元ファ
イルとコピー先ファイルが同一グループに属しかつコピーを行うユーザがそのグ
ループに入っていない限りそれは落とされます。 SETUID ビットと SETGID ビッ
トの両方が立っている場合、上記のすべての条件が満たされない限り、両方の
ビットが落とされます。
ファイルの生成および上書きには、適切なパーミッションがなければなりませ
ん。
-R フラグが指定されるとシンボリックリンクは追跡されませんが、そうでない限
りデフォルトでシンボリックリンクは常に追跡されます。 -H または -L フラグ
( -R フラグと併用) を用いると、シンボリックリンクの追跡を前述したように動
作させることができます。 -H, -L, -P オプションは、 -R オプションが指定さ
れていなければ無視されます。また、これらのオプションは互いに打ち消し合
い、最後に指定されたものが有効になります。
cp が SIGINFO シグナルを受信した場合 (stty(1) の status 引数を参照)、現在
の入力および出力のファイルと完了したパーセンテージが、標準エラー出力へ書
かれます。
診断
ユーティリティ cp は、成功すると 0 で、エラーがあった場合は >0 で終了しま
す。
互換性
従来版の cp には -r オプションがありました。本実装でもこのオプションはサ
ポートされていますが、特殊ファイル・シンボリックリンク・FIFO などを正しく
コピーできないため、これを使用することは奨められません。
-v および -n は標準ではありませんし、スクリプト中での使用はお勧めしませ
ん。
関連項目
mv(1), rcp(1), umask(2), fts(3), symlink(7)
規格
cp コマンドは、 IEEE Std 1003.2 (``POSIX.2'') 互換を想定しています。
歴史
cp コマンドは Version 1 AT&T UNIX から登場しました。
FreeBSD 4.9 July 23, 2002 FreeBSD 4.9