日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
COMPRESS(1) FreeBSD 一般コマンドマニュアル COMPRESS(1)
名称
compress, uncompress - データを圧縮、展開する
書式
compress [-cfv] [-b bits] [file ...]
uncompress [-cfv] [file ...]
解説
compress ユーティリティは adaptive Lempel-Ziv 法を用いて、ファイルを圧縮
します。個々の圧縮された file は、元のファイル名に拡張子 ``.Z'' を付加し
たものにリネームされます。そして、ファイルの更新時刻、最終アクセス時刻、
ファイルフラグ、モード、ユーザID、グループID の大半は、パーミッションの許
す範囲で圧縮ファイルに引き継がれます。もし圧縮しても file のサイズが小さ
くならない場合、compress はそのファイルを無視します。
uncompress ユーティリティは、compress されたファイルを元通りのファイルに
リストアし、ファイル名を拡張子 ``.Z'' を除いたものにリネームします。
compress, uncompress によってリネームされるファイルの名前がすでに存在し、
標準入力が端末の場合は、上書きしてもよいか確認を求めるプロンプトが (標準
エラー出力に) 出力されます。プロンプトが出せなかったり、確認の回答が得ら
れなかった場合には、ファイルは上書きされません。
ファイル名が指定されなかった場合または file 引数が単一のダッシュ (`-') の
場合、標準入力からのデータが圧縮もしくは展開され、結果が標準出力に出力さ
れます。入力および出力ファイルが通常ファイルでない場合、圧縮後のサイズの
チェックとファイルの上書きチェックは行なわれません。入力ファイルは削除さ
れず、また入力ファイルの属性は引き継がれません。
オプションは以下のものがあります:
-b bits コードの上限値を指定します(以下を参照)。
-c compressed または uncompressed の出力を標準出力に出します。入力元
のファイルは参照されるのみで変更されません。
-f ファイル長が小さくなるならないにかかわらず、ファイルの圧縮を強行
します。また、圧縮ファイルと同名のファイルがすでに存在しても、確
認を求めることなく強制的にファイルの上書きを行ないます。
-v 圧縮後、ファイルサイズがどれだけ減ったかをパーセント表示します。
compress ユーティリティは Lempel-Ziv 修正アルゴリズムを使用します。ファイ
ル内の重複する部分文字列は、まず、257 以上の 9ビットコードに置き換えられ
ます。コードが 512 に達すると、アルゴリズムは 10ビットコードへ切り替えら
れ、 -b フラグによって指定された上限(デフォルトは16)に達するまで、更に上
のビットを使っていきます。 Bits は、9 から 16 の範囲になければなりませ
ん。
bits の上限に達すると、 compress は圧縮率を定期的にチェックします。圧縮率
が上がっているとき、 compress は既存のコード辞書を使い続けますが、圧縮率
が下がったときは compress は、部分文字列のテーブルを破棄し、最初からテー
ブルを作り直します。こうして、アルゴリズムをファイルの次の "block" へ適用
していくことができます。
ランダムデータの展開または圧縮されたデータの再圧縮を行わないようにするた
めのマジックナンバと共に、圧縮の際に指定された bits パラメータがエンコー
ドされ、圧縮ファイルの中に保存されるため、 uncompress では -b フラグが省
略されています。
得られる圧縮の量は、入力サイズ、コードあたりの bits の数, および重複する
部分文字列の分布に依存しています。普通、ソースコードや英語のテキスト
は、50-60% 圧縮されます。一般的に (packコマンドで使われている) Huffman
法、または (compactコマンドで使われている)最適化Huffman法よって得られるよ
り、圧縮は良く、計算時間もかかりません。
診断
ユーティリティ compress および uncompress は、成功すると 0 で、エラーが
あった場合は >0 で終了します。
圧縮を試みたファイルの大きさが減少しない場合で -f オプションが指定されな
かった場合、ユーティリティ compress は 2 で終了します。
関連項目
gunzip(1), gzexe(1), gzip(1), zcat(1), zmore(1), znew(1)
Welch, Terry A., "A Technique for High Performance Data Compression",
IEEE Computer, 17:6, pp. 8-19, June, 1984.
規格
ユーティリティ compress および uncompress は IEEE Std 1003.1-2001
(``POSIX.1'') に適合しています。
歴史
compress コマンドは 4.3BSD から登場しました。
FreeBSD 4.9 May 17, 2002 FreeBSD 4.9