日本語 man コマンド類 (ja-man-1.1j_5) と日本語 man ドキュメント (ja-man-doc-5.4 (5.4-RELEASE 用) など) をインストールすると、以下のような man コマンド閲覧、キーワード検索が コンソールからできるようになります。
4.11-RELEASE-K, 5.4-RELEASE-K, 5.5-RELEASE-K, 6.0-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、プライベート版 (小金丸が編集してまとめたもの) ですが、 より多くの翻訳したファイルが含まれています。 (5.4-RELEASE-K から 6.4-RELEASE-K, 7.0-RELEASE-K から 7.2-RELEASE-K, 8.0-RELEASE-K は、全翻訳済み)
6.4-STABLE-K, 7.2-STABLE-K, 8.0-STABLE-K は現在、 作成中で日々更新されています。 最新の snapshots を元に作成しています。
BUILD(7) FreeBSD 多方面の情報マニュアル BUILD(7)
名称
build - システムの構築方法についての情報
解説
FreeBSD システムおよびアプリケーションのソースコードは、異なる 3 つのディ
レクトリに格納されています。通常は、 /usr/src, /usr/doc, /usr/ports で
す。 /usr/src には ``ベースシステム'' のソースが含まれています。ベースシ
ステムとは、システムを使える状態に構築し直すのに必要なものとして大雑把に
定義されています。 /usr/doc にはシステムドキュメントのソースが含まれてい
ます。ただし、マニュアルページは除きます。 /usr/ports は、サードパーティ
のアプリケーションを構築し、インストールするための一貫したインタフェース
を提供しているツリーです。
これら 3 つのディレクトリそれぞれに格納されているものを構築しインストール
するには、 make(1) コマンドを使用します。これら 3 つのディレクトリ、もし
くはサブディレクトリ内のどこででも make(1) コマンドを実行すれば、そのディ
レクトリ配下のサブディレクトリ内すべてで同一のコマンドを発行したのと同じ
効果があります。ターゲットを指定しなければ、make コマンドを実行したディレ
クトリ内にあるものを単純に構築します。次のリストはその他のターゲットの名
称およびアクションを示したものです:
clean 構築プロセス中で生成されたファイルをすべて消去します。
install このディレクトリに対する構築結果をインストールします。
update 更新されたソースを /etc/make.conf で設定されている通りに取得
します。
その他の /usr/src での make ターゲットは次のものがあります:
buildworld カーネル以外のすべてのものを再構築し、 /etc ディレクトリ内の
ファイルを設定してリリースします。
installworld
buildworld で構築したものすべてをインストールします。
world buildworld と installworld を足したものです。
buildkernel
カーネルとカーネルモジュールを再構築します。
installkernel
カーネルとカーネルモジュールをインストールします。
reinstallkernel
カーネルとカーネルモジュールを再インストールします。
ports の構築プロセスに関する情報については、 ports(7) を参照してくださ
い。
環境変数
TARGET_ARCH ターゲットとなるマシンプロセッサアーキテクチャ。この環境変数
は ``uname -p'' の出力と同じものです。異なるアーキテクチャ用
にクロスビルドするにはこの環境変数を設定してください。
TARGET ターゲットとなるハードウェアプラットフォーム。この環境変数は
``uname -m'' の出力と同じものです。ターゲットアーキテクチャ
をクロスビルドするのに必要な変数です。例えば、PC98 マシン用
にクロスビルドを行うには TARGET_ARCH=i386 と TARGET=pc98 が
必要です。
NO_WERROR 定義されている場合、警告が出ても構築が停止することはありませ
ん。 makefile が別のことを言ってきても停止しません。
DESTDIR 生成したバイナリをインストールするディレクトリ階層を指しま
す。
関連ファイル
/etc/make.conf
/usr/doc/Makefile
/usr/doc/share/mk/doc.project.mk
/usr/ports/Mk/bsd.port.mk
/usr/ports/Mk/bsd.sites.mk
/usr/share/examples/etc/make.conf
/usr/src/Makefile
/usr/src/Makefile.inc1
使用例
最新のソースからシステムを更新するのには次のようにするのが ``よい'' とさ
れています:
make buildworld
make buildkernel KERNCONF=FOO
make installkernel KERNCONF=FOO
<新規カーネルをシングルユーザモードでリブート>
make installworld
mergemaster
``FOO'' のところは、カーネルを構築する際に必要となるカーネル設定ファイル
名で置き換える必要があります。この代わりに、 /etc/make.conf ファイル中に
ある KERNCONF 変数を構築するカーネル名に設定することができます。この場
合、 buildkernel および installkernel コマンドの KERNCONF=FOO の部分は省
略可能です。
これらのコマンドの実行後は、システムをリブートする必要があります。リブー
トしないと、再構築されたプログラムの多く ( ps(1) や top(1) 等) は、まだ動
作している古いカーネルでは動かない可能性があります。極最近のソースから
アップグレードするほとんどの場合には厳密には必要とはならないのですが、古
いカーネルからのアップグレード時や、そのカーネルで ``奇妙な現象'' が発生
することが分かっている時には、シングルユーザモードでのリブートは非常に重
要です。
i386 のホストで Alpha アーキテクチャ用のシステムをクロスビルドするには、
次のコマンドシーケンスを使用できます:
cd /usr/src
make TARGET_ARCH=alpha buildworld
make TARGET_ARCH=alpha DESTDIR=/clients/axp installworld
関連項目
cc(1), install(1), make(1), make.conf(5), ports(7), release(7),
mergemaster(8), reboot(8), shutdown(8)
作者
Mike W. Meyer <mwm@mired.org> です。
FreeBSD 4.9 March 15, 2002 FreeBSD 4.9