FreeBSD QandA の歴史

FreeBSD QandA
FreeBSD QandA Project

有史以前

その昔(と言っても そんな昔でない 97年明けから初夏の頃)のことでした。
日本の FreeBSD ユーザーが運営しているメーリングリスト 'FreeBSD-users-jp' (当然 いまでも健在です) に同じ様な内容の質問が繰り返し投稿されるのが目立ってきました。また同時に 自称 (!?) 初心者と名乗るユーザーさんも増えてきました。これは FreeBSD が広く一般に受け入れられ、 浸透して来たいい証拠だと言えるでしょう。

しかし 'FreeBSD-users-jp' としては 同じようなメールが繰り返されると、親切で答えてくれる方の負担も 増えてきます。 サーバーやネットワークからみても 負荷ばかりが増えるだけで ちっともいいことがありません。

そこで東京工業大学 (当時) の飯島さんが 「それなら ML や NetNews で出て来た 質問と答えをまとめて FAQ-J を作ってしまえ」 と始まったのがきっかけでした。

発足当初は 飯島さんが一人で作業をされており、名称も 「FAQ-J」となっていました。

創世紀

創始者として活動を始められた飯島さんは 質問と答えを拾い集めたり、ML や NetNews に呼びかけて、 ネタを集め、まとめて 公開する という作業を一人でやっていました。

それは 大変なことだったと思います。 しばらくすると 更新のペースが落ちてきました。

飯島さん曰く「一人で faqをまとめていて 困っていたこと」は以下の通りとのこと。

1) QandA の内容の吟味、確認
ほんとにあってるのか 確認するのが かなりの手間
2) データの修正作業
自分一人で管理して どこになにが書かれているか分かっているはずなのに 捜し出して修正するのって やっぱめんどうですね。
もうちょっと効率良くできないものか。
3) HTML ページの準備
<pre>で囲むだけでは やっぱださい。綺麗に表示したいなぁ。
4) 並ぶ順番を考えること
この質問は こっちの質問の後がいいかな?
これは FAQ っぽいから 前の方に 集めておこう とか考えること。
→ これは 分冊することになって
5) ジャンル分け
この質問は どのジャンルになるんだろう? これは FAQ レベルかな? と悩む問題となりました。

しかし 一番困っていたことは
6) ネタ作り
ML, NetNews に転がっている QandA 化されて報告されない物件を 自分で QandA にする という作業でした。これが 一番たいへん。

というわけで 作業が行き詰まり、困っているときに、ある人から協力の申し出がありました。

折角できてきた FAQ-J もっと利用しやすくしてあげたい、それに最近 FAQ-Jの更新ペースが落ちている のは なにか困っているのでは? と感じたから……

この二人でこれからの進め方の骨子について相談が行われました。 一致していたのは これからも増えて 来る QandA を二人だけでは 対応していけないだろう ということ。
選択しなければ ならなかったことは プロジェクトを作って 多人数でやるか? それとも もっと少ない メンバーで少数精鋭で頑張るか?
結果的には これを機会に 一念発起して 名称を FAQ-J から FreeBSD QandA に改称 (実は改称は その少し 前からありました)し、FreeBSD QandA プロジェクトなるものを発足させることになりました。

発展期

以上の様な経過で FreeBSD QandA プロジェクトが発足し、活動が開始されました。

現在は FreeBSD QandA は大きく発展する時期にあると考えます。

プロジェクトのスタート

97年10月上旬 東京工業大学の飯島さんの呼びかけで プロジェクトがスタート。 'QandA' というメーリング リストも開設された。

プロジェクトの運営検討

呼びかけに対して 当初の予想を上回る 32名が参加。その後も参加者は増える。
そして 運営について 最初の議論が始まり、 進行管理人と HTML更新担当が選出された。

実運用開始

実際に QandA の更新作業が開始された。 このとき、'QandA' は 新規QandAの投稿用に変更され、新たに査読 運営用として 'QandA-core' が開始された。

その後 'QandA-core' で運営と査読をすると 大変なので 査読管理専用に 'QandA-work' がさらに新設され、 'QandA-core' は 運営検討用となった。


ここまでが、これまでの FreeBSD QandA の歴史です。
QandA@jp.FreeBSD.org
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$Date: 2002/02/08 16:09:31 $