--- [管理番号 293] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. ユーザの振る舞いを知るのに、各ユーザが実行したコマンドをログファイ ルに記録することができるのでしょうか。 A. /etc/sysconfig (2.2.2-RELEASE 以降の場合は /etc/rc.conf) で accounting="YES" として lastcomm(1) で見られます。ただし、/var/account の容量をかなり大きく取っておくか、まめにログを掃除する必要があります。 --- [管理番号 306] (最終更新 1999/07/02 16:25:31) Q. FreeBSDから他のマシンへtelnetすると、Ctrl-Oが送信できません。 例えば mule,elvis,nvi などで canna を使って日本語入力するとき、 Ctrl-O を入力しても日本語入力モードになりません。 A. FreeBSDでは、Ctrl-O が discard に割り当てられているので、 stty discard '^-' によって、設定されていた discard '^O' を無効にすればよいです。 毎度 telnet の度に入力するのが面倒な人は、.telnetrcを ホームディレクトリに用意して、 DEFAULT unset flushoutput の1行を書き加えておきましょう。 また、seyon 等の端末エミュレータを利用する場合には、端末に stty を 送るために以下のようなシェルスクリプト(seyon-hook)を用意して、 seyon -emulator kterm -- -e seyon-hook などと起動するのが良いでしょう。 ---seyon-hook--- #!/bin/sh shift cmd="$@" stty discard ^- exec $cmd ---------------- --- [管理番号 307] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. groff に ms macro はないんですか? A. groff -mgs で gnu 版の 拡張 ms macro が使えます。 --- [管理番号 313] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. Cyrix の 6x86 を使ったシステムをつくったのですが、ブートされるとき に表示されるメッセージから判断して 486-class CPU と認識されているよう です。BIOS では、ちゃんと Cyrix 6x86 と認識されています。i586-class の はずなのですが。何か設定がおかしいのでしょうか? A. それで正常です。 Cyrix 6x86 は、i486 のインストラクションセットと互換であるためです。 インストラクション的には Pentium(586-class) 互換ではありません。そのた めカーネルを再構築するときに cpu "I486_CPU" を削ってしまうと起動できなくなってしまいます。 --- [管理番号 316] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. コンパイルの最中に virtual memory exhausted というメッセージを出し てコンパイルができません。主記憶も swap も十分にあるはずなのですが... A. 計算機資源の制限値に引っかかっているのかもしれません。プロセスごと に制限値が設定されています。この場合ですと コマンドラインからコンパイ ルを実行したのですから、その時のプロセスすなわちシェルが起動したときに OSが設定した制限値です。 この制限値を確認したり、変更したりするコマンドは cdコマンドなどと同じ ようにシェル自身が提供するコマンド(内部コマンド)なので、使用しているシェ ルによってコマンド名やフォーマットが異なります。それぞれのシェルのman で調べてください。csh,zshの場合は limit コマンドで確認できます。 データ領域の大きさの上限に引っかかっている場合は、unlimit datasize と すると良いでしょう。 またプロセスとは別に システム(OS)自体の最大値というものも決まっていま す。この値は limit -h コマンドで確認できます。こちらの制限に引っかかっ ている場合は、sysctlコマンドで変更出来るモノもありますが kernelを再構 築する方がよいでしょう。 --- [管理番号 318] (最終更新 2004/04/09 05:05:59) Q. UPS は使えますか? A. 単に停電時にバッテリが持つ間電源を供給するだけでしたら、ほとんどの UPS が FreeBSD で使用可能です。PC の消費電力や UPS のバッテリ能力によ りますが、数分間の停電でしたら、単に電源ケーブルを繋ぐだけで大丈夫です。 また、ノートパソコンであれば UPS を使うまでもないかもしれません。 不慮の事故で停電が起きた時に、バッテリが切れる前に自動的に shutdown し たい場合には、UPS と PC との間で信号の受渡しを行なう必要があり、 FreeBSD で自動 shutdown のためのプログラム (upsd) を動かしておきます。 必要なものは接続ケーブルと upsd です。どちらも多くの場合、使用する UPS に対応した専用のものが必要となります。 ATX 電源を使用している場合には、電力が復旧しても PC の電源が ON になり ませんが、BIOS によって設定できるものもありますし専用の回路を作成する 必要がある場合もあります。 最大負荷に関しては、[FreeBSD-users-jp 15099] が参考になります。 消費電力に対する停電時のバックアップ時間とバッテリー容量との比較表が APC のページに書かれています。(消費電力とUPSのバックアップ時間) o GE-EE 製の UPS FreeBSD に対応した UPS 監視管理ソフトウェアを提供しているようです。 を参照してください。 なお、ここでフリーで配布されている「パワーモニタS」が以前アルファテッ ク(株)が配布していたものと同じソフトウェアであれば、 GS-EE 製 PICO-II シリーズ、NetUPS シリーズ ダイトパワートロン製 Power Rite MAX シリーズ 山洋電気製 ASA シリーズ 東芝製 LittleStar/Econostar シリーズ の各シリーズで利用できるでしょう。 なお、GS-EE 製の UPS は、現在はケーブルを標準添付しているそうですが、 古い機種については専用ケーブルが必要な場合があるようです。 o APC の UPS の場合 APC Back-UPS Pro(TM)シリーズは bkpupsd という ports/package にあるプロ グラムが使えるようです。シリーズによってケーブルやプログラムを変える必 要があるようですので ML を検索してください。 o サンケン電気の UPS の場合・DENSEI (日本電気精器) [FreeBSD-users-jp 24854] を参照してください。両者は仕様が似ているので 同じプログラムが使えます。 o OMRON の UPS の場合 これも [FreeBSD-users-jp 24854] を参照してください。サンケン電気用の upsd がほぼそのままで使用できるそうです。 o その他の UPS の場合 Linux の UPS-HOWTO が参考になるかもしれません。 を参照してください。 なお、シリアルポートに関する情報は、 という記事が詳しいです。 また単に CD (carrier detect; D-SUB 9 コネクタの 1 番) が on になること がローバッテリを示しているのであれば、 #!/bin/sh : > /dev/シリアルデバイス シャットダウン処理 とするだけでよいそうです ([FreeBSD-users-jp 12185])。 --- [管理番号 320] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 1.44MB のフロッピーディスクを UFS にしたんですが、どうも実際の容量 よりもかなり少なく(855KB)なってしまうんですが。 A. newfs したとき 1.4MB in 1 cyl groups (5 c/g, 10.00MB/g, 4448 i/g) なメッセージが出てませんか?"4448 i/g" というのはiノードが全部で4448個 あるということで、4448個までファイルをフロッピィに入れられるということ になります。 したがってこれだけで、4448 * 128B == 556KB も使用してしまいます。こん なに多くのファイルは必要ないという方は(大多数の人はそうでしょうけど) 例えば、newfs -c 80 -t 2 -u 18 -m 0 -o space /dev/rfd0.1440 とすれば、i ノード 704 個、容量 1323KB、 newfs -c 80 -t 2 -u 18 -m 0 -o space -i 8192 /dev/rfd0.1440 ならば、i ノード 192 個、容量 1387KB などどしてやればよいわけです。目 的に合わせて適当にパラメータの値を変えて御使用下さい。なお、オプション の意味については newfs のマニュアルを見て下さい。 --- [管理番号 534] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. Ultra WIDE な Disk を繋いでいますが、FreeBSD がその Disk を Ultra SCSI もしくは Ultra WIDE のどちらで認識しているのか知る方法はありませ んか? A. これらのメッセージは boot 時に表示されます。 SCSI ドライバルーチンの中で表示していますので、使っている SCSI コント ローラごとに表示が異なります。 たとえば、ncr の SCSI コントローラ chip を使ったカードの場合 (Tekram DC-390F など) は詳細に表示してくれます。 ncr0 rev 3 int a irq 11 on pci0:11 (ncr0:0:0): "IBM DORS-32160 WA6A" type 0 fixed SCSI 2 sd0(ncr0:0:0): Direct-Access sd0(ncr0:0:0): 20.0 MB/s (50 ns, offset 15) 2063MB (4226725 512 byte sectors) (ncr0:1:0): "IBM DCAS-34330W S65A" type 0 fixed SCSI 2 sd1(ncr0:1:0): Direct-Access sd1(ncr0:1:0): WIDE SCSI (16 bit) enabled sd1(ncr0:1:0): 40.0 MB/s (50 ns, offset 15) 4134MB (8467200 512 byte sectors) ncr0:0:0 にある sd0 (2063MB) のほうは 20.0 MB/s ですので Ultra SCSI と して認識されています。 ncr0:1:0 にある sd1 (4134MB) のほうは WIDE SCSI (16 bit) と表示され、 40.0 MB/s ですので Ultra WIDE SCSIとして認識されています。 一方、Adaptec aic7880 などの SCSI コントローラ chip を使ったカードの場 合 (Adaptec AHA-2940UW など) は boot の時には表示してくれません。 (ahc0:0:0): "IBM DCAS-34330W S65A" type 0 fixed SCSI 2 sd0(ahc0:0:0): Direct-Access 4134MB (8467200 512 byte sectors) boot のときに -v を指定すると詳細に表示してくれます。 ahc0 rev 0 int a irq 11 on pci0:12 ahc0: Probing channel A ahc0: target 0 using 16Bit transfers ahc0: target 0 synchronous at 20.0MHz, offset = 0x8 (ahc0:0:0): "IBM DCAS-34330W S65A" type 0 fixed SCSI 2 sd0(ahc0:0:0): Direct-Access 4134MB (8467200 512 byte sectors) 「ahc0: target ? using 16Bit transfers」 これで WIDE であることがわかります。 「ahc0: target ? synchronous at 20.0MHz」 これで Ultra であることがわかります。 この二つから該当ディスクが Ultra WIDE であることがわかります。 --- [管理番号 535] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD で動く Disk の転送速度を測るベンチマークソフトはどんなもの がありますか? A. iozone と bonnie というプログラムがあります。どちらも ports/packages が用意されています。 --- [管理番号 544] (最終更新 2002/03/07 15:32:11) Q. Accelerated-X は、どこで売っているのでしょうか。 A. 秋葉原では、 ぷらっとホーム 日本橋では、 ふぁすとばっく 3points などがあります。また、オンラインショップでの購入もできる ようです。 Xi Graphics から、試用版の Accelerated-X を取ってくることができると思いますので、 試用版で動作確認をしてから購入する事をお勧めいたします。 --- [管理番号 582] (最終更新 2002/02/14 00:39:59) Q. 夜中(午前 2 時や 3 時)にハードディスクへのアクセスが発生するのですが。 A. /etc/crontab で、 # do daily/weekly/monthly maintenance 1 3 * * * root periodic daily 2>&1 | sendmail root と設定されていますので、毎日午前 3 時に /etc/periodic/daily ディレク トリ以下の実行ファイルが実行されます(FreeBSD 4.2-RELEASE以前は午前 2 時)。 それによって行なわれる処理の為、ディスクアクセスが発生します。そのうちの 450.status-security で、セキュリティをチェックする /etc/security というスクリプトが実行さ れます。その /etc/security の中の find $mount -xdev -type f \ \( -perm -u+x -or -perm -g+x -or -perm -o+x \) \ \( -perm -u+s -or -perm -g+s \) -print0 の前後で、前日と比べて s ビットが立ったアプリケーションが追加・削除さ れたファイルをリストアップしてメールで root 宛に送ります。特に owner が root の s ビットが立った実行ファイルは危険です。 FreeBSD をひとりだけで使っていたり、ネットワークに常時接続していない 場合はこの 3 行をコメントアウトしてもいいでしょうが、そうでないなら /etc/crontab を 0 5 * * * root periodic daily 2>&1 | sendmail root などと、利用者の少ない時間に変更するといいでしょう。なお、変更後リブー トは必要ありません。 --- [管理番号 688] (最終更新 2004/04/09 05:05:18) Q. PCI バス上のレジスタを見るツールはありますか? A. FreeBSD 上で使うソフトと、MS-DOS 上で使うものがあります。 FreeBSD では、Kernel が一部情報を表示します。また、pciconf(8) で ベンダーやクラスを表示したり、任意のレジスタの値を読んだり書いたりできま す。このほかに XFree86 には、scanpci コマンドが含まれていて、こちらでも 調べることもできます。 また scanpci は、DOS にも対応しています。 redhat社 (旧 cygnus社) の GNU-Win32 プロジェクト による gcc でもコンパイルでき、Windows 時の レジスタを調べることもできます。この場合は、gcc -DMSDOS scanpci の ように -DMSDOS を付けてコンパイルしてください。 が参考になるでしょう。 MS-DOS では、pciinfo コマンドが使えます。 このコマンドは、I・O DATA の WWW ページ から手に入れられます。 --- [管理番号 704] (最終更新 2001/10/14 11:51:13) Q. 自分で作った FreeBSD の CD-ROM を周りの人に配ってもいいのでしょうか。 A. FreeBSD は基本的に BSD Style Copyright なので、作った CD-ROM を 配布しようが販売しようが自由です。しかし、FreeBSD の配布物の中には 一部 GNU の GPL (GNU GPL に関しては [管理番号 715] を参照して下さい) で保護されたものが含まれているので、ソースの入手に関してなんらかの 措置をする必要があります。もし、ソースを一緒に配布する措置を取る 場合には CD-ROM に src/scontrib.* 、src/sgnu.* を含めます。 packages ディレクトリ以下のファイルのいくつかは、著作権者との関係で 再配布などが規制されているものがあります。(例えば GNU GPL により 保護されているものなら、ソースと共に配布するなどの措置を取る必要が あります) これらは、ports ディレクトリの ports.tgz を展開した中に ある ports/LEGAL ファイルに詳細が書かれているので、そちらを参照して 下さい。(ただし GNU GPL で保護されたものは ports/LEGAL に書かれてい ません) 以上の注意点を護った上で、CD-ROM を作成・配布して下さい。 FreeBSD の CD-ROM の作成に関しては [管理番号 708] を参照して下さい。 --- [管理番号 708] (最終更新 2001/08/12 05:25:05) Q. FreeBSD の CD-ROM を作るにはどうしたらいいのでしょうか。 A. FreeBSD ?.?-RELEASE を作る場合は、公式の FTP (ミラー)サイトから、その ?.?-RELEASE ディレクトリの中身を持ってきます。(国内のミラーサイトに関しては [管理番号 82]を参照し、適切なサイトを選んで下さい) 例えば 4.3-RELEASE の場合は (及びそのミラーサイト) の中身を持ってきます。4.3-RELEASE ディレクトリの下に あるサブディレクトリなども同じ構造のまま持ってきます。 ただし、4.3-RELEASE ディレクトリの中身をすべて持ってくる必要はありませんし、 packages ディレクトリをすべて収録しようとすると CD-ROM 1枚には収まりきり ません。なので、packages ディレクトリの中から必要なものだけ収録するように したり、ゲームをしないなら games ディレクトリを収録しないなどして、うまく 調節して下さい。 作成は、CD-ROM のルートに bin, manpages, src, ports などのディレクトリがくる ように作成してください。また PC-98 配布物も一緒に収録する場合は、98bin, 98doc, 98src ディレクトリなどもルートに置いてください。 また、packages ディレクトリ内のファイルは 8+3 形式のファイル名でないので、 packages ディレクトリ内の長い形式のファイル名を FreeBSD 上で読みたい場合は、 Rock Ridge Extention というフォーマットで CD-ROM を作る必要があります。 逆に packages ディレクトリのファイル名を気にしないなら、Windows 上で CD-ROM を 作成することもできます。 FreeBSD 上で作成する場合は /usr/share/examples/worm にあるシェルスクリプトが 参考になるかもしれません。詳しくは /usr/share/examples/worm/README を見て下 さい。 FreeBSD で CD-R を焼く方法に関しては [管理番号 571] も参照して下さい。 また、作った CD-ROM を周りの人に配る際の注意点として [管理番号 704] も 参照して下さい。 --- [管理番号 761] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSDは フリー(無償)で配布されていると聞いたのですが, FreeBSD の名の 付く商品の中には 数万円と高価な価格で販売されているものがあります。とても フリーなソフトウェアとは思えません。なぜでしょうか。 A. その高価な商品の構成を確認してみてください。FreeBSD の他に商用製品(日本 語入力ソフト、ワードプロセッサ、表計算、フォントなど) や、日本語による 解説書など付加価値がついているはずです。 商品につけられた価格は それらすべてを含めた価格であります。この価格には それらを配布 (販売) するにあたり、CD-ROMや、解説書をつくる実費、経費を、 商用製品の開発経費を添加して価格設定せざるをえないことは、常識的にご理解 いただけるものと思います。 それらの商品であっても、FreeBSD 本体は再配布可能ですが、その他の構成品に ついては それぞれの配布条件があるはずですから、個別に確認してください (どこが FreeBSD 本体で どこがそうでないか よく分からない場合は 無闇に 再配布しないことが賢明です)。 FreeBSD の名の付くパッケージに含まれているもの 全てが同じライセンス条件 ではありませんので 注意が必要です。 --- [管理番号 779] (最終更新 2000/03/04 08:15:55) Q. i386/i486 を数値演算コプロセッサ (FPU) なしで使用していますが問題が ありますか。 A. 一般的にはありませんがパフォーマンスと精度が落ちます。特に X Window System を使用して円弧を描く場合、著しく速度が低下します。ps(1) コマン ドですら CPU 使用率の計算で小数点演算を行うので、速度差が現れます。 また、標準の浮動小数点エミュレータは完全に 487 コードをエミュレート していないため、一部のアプリケーションは実行できません。したがって、 FPU を装着することを強く推奨します。 FPU が無い場合は、MATH_EMULATE option よりも、GPL_MATH_EMULATE option を指定した方が精度は良いでしょう。これについては、FreeBSD handbook 第5章「FreeBSD カーネルのコンフィグレーション」の「コンフィグ レーション ファイル」節を参照して下さい。 --- [管理番号 782] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 486SX を使用しているのに起動時には 486DX と表示されますが問題ないでしょうか? A. CPU クラスの表示において、486SX と 486DX の識別が不可能な場合、486DX と決め 打ちしています。動作には支障ありません。 --- [管理番号 783] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. X で kterm や Mule など、いろいろ開いて使用しています。 あるウィンドウから別なウィンドウに移動して作業を行なったり、 ウィンドウを移動させると頻繁にディスクにアクセスし、止まったように なるのはどうしてですか? A. 多量のメモリを消費し、スワップが発生しています。FreeBSD は、実際に 搭載したメモリのほか、ハードディスクを "メモリの代用" として使用 しています。メモリが足らなくなると、使われていないメモリの内容を ハードディスクに書きだし、必要になった時に再びメモリに読み込みます。 このような現象が頻繁に発生すると、この質問のように、一瞬または しばらく止まったように見えます。メモリを増設するとこの現象が少なく なります。 --- [管理番号 787] (最終更新 2000/03/04 08:15:59) Q. 数値演算コ・プロセッサ (FPU) のない PC で "GPL_MATH_EMULATE" を指定 してカーネルを再構築したのですが、X を使うと浮動小数点演算のエラーが出 ます。どうしてですか。 A. LINT にもあるように、GPL_MATH_EMULATE を指定する時は、MATH_EMULATE を消すかコメントアウトして下さい。同時に指定すると MATH_EMULATE を指定 した時と同じ浮動小数点エミュレータが使用されます。 また、アプリケーションソフトウェアによっては、 GPL_MATH_EMULATE を指 定しても実行できないものがあります。できる限り FPU を使用して下さい。 --- [管理番号 798] (最終更新 2004/04/09 05:05:33) Q. FreeBSD の各バージョンの配布ファイルの内容や変更点を調べたいのですが。 A. CVS リポジトリを CVSweb で見てください。 例えば、/etc/rc の内容を見たい場合は で、ファイルの変更履歴を見ることができます。 また FreeBSD 3.2-RELEASE で配布された /etc/rc を見たければ、 RELENG_3_2_0_RELEASE というタグを探します。 1.169.2.11 Mon May 3 8:13:26 1999 UTC by grog CVS Tags: RELENG_3_2_PAO_BP, RELENG_3_2_0_RELEASE, RELENG_3_2_PAO; Branch: RELENG_3 ですね。 /etc/rc の 4.1-RELEASE と 4.2-RELEASE との変更点を見たければ、一番下の Diffs between ... and .... とあるところで、一方の SELECT BOX で「RELENG_4_1_0_RELEASE」を、もう 一方で「RELENG_4_2_0_RELEASE」を選択し、「Get Diffs」ボタンを押すと という差分が得られます。 FreeBSD は、最先端の開発は -CURRENT で、安定版は -STABLE で、 というふうに2本立てで行われています。 2004/01/07 現在では、5-CURRENT/4-STABLE となっています。 で、 1.254 Sat Mar 10 5:33:37 2001 UTC by dougb などとリビジョン番号 (バージョンのようなもの) が 1.xxx となっているものが -CURRENT です。現在は 1.xxx = 5-CURRENT ですが、そのうち 1.xxx = 6-CURRENT に なり、1.xxx = 7-CURRENT となっていくでしょう。 一方 -STABLE は 1.212.2.21 Wed Mar 7 20:13:56 2001 UTC by jkh Branch: RELENG_4 のように「Branch: RELENG_4」とあり、1.xxx.y.zzz という形のリビジョン 番号になっています。 cvsweb では、-CURRENT/-STABLE の変更が時系列順に並んでいますので、注意して 下さい。4-STABLE のみの変更点を見たい場合は、一番下にある ここでは一つのブランチの履歴だけを選んで表示することができます。 Branch: ... というところで「RELENG_4」を選択し、「View Branch」ボタンを押します。 これが、4.0-RELEASE がリリースされてから、4-STABLE で /etc/rc に 加えられた全ての変更です。 cvsweb のブランチ表示はお世辞にもわかりやすいとは言えませんので、 分岐の仕方がよくわからなくなったら からたどれる の画像を見ましょう。この画像は cvsgraph というツールを利用して作成されて います (devel/cvsgraph として ports/packages が用意されています)。 CVSについては [管理番号 649] を参照してください。 --- [管理番号 802] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSDをアンインストールしたのですがブート・マネージャ (booteasy など) がアンインストールされません。 A. MS-DOSのコマンドプロンプトで > fdisk /mbr と実行すると、MBR (Master Boot Record) が Microsoft 標準のものに置き換 えられます。 --- [管理番号 816] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. ハードディスクの増設が [管理番号 671] のとおりにできません。ディス クラベルを「W」で書き込みしたときに「マウントエラー /dev/sd0s1e デバイ ス, /mnt マウントポイント: Device not configured」とエラーが出ます。 A. 原因は disklabel が正しく書き込まれていないためです。手動で行ってく ださい。 以下の例では、作業対象に "sd0" ドライブを用います。 1) /dev/sd0s1 と /dev/sd0s1[a-h] が存在するかどうか確認してください。 なければ次のようにして作っておきましょう。 # cd /dev # ./MAKEDEV sd0s1a 2) disklabel を書き込みます。 # disklabel -r -w sd0 auto 3) 書き込んだ disklabel を編集して a partition の entry を作ります。 # disklabel -r -e sd0 最下行に c partition の情報があるはずなので、それをもう一行 copy して partition 名を c から a に fstype を unused から 4.2BSD に fsize を 0 から 1024 に bsize を 0 から 8192 に bps/cpg を空欄から 16 に それぞれ書き換え、保存して終了します。 例: --- [管理番号 1034] (最終更新 1999/02/24 03:56:20) Q. FreeBSD の商用利用についての情報がありませんか? A. FreeBSD-isp-jp というメーリングリストがあります。インター ネットサービスプロバイダ (ISP) や企業における FreeBSD の 商用利用や、FreeBSD の商用アプリケーションへの利用に関する 議論をするメーリングリストです。 参加方法とアーカイブは、 にあります。 も参照してください。 --- [管理番号 1249] (最終更新 1999/04/07 06:50:22) Q. ウイルスバスター98 を使っているのですが、tools/osbsbeta.exe と tools/osbs135.exe に対して PRESTO* というウイルスが発見されたんですが。 A. それは誤った警告です。実際にはウイルスに感染されていません。 詳しくはこちらをどうぞ。 --- [管理番号 1303] (最終更新 1999/05/07 00:50:50) Q. マイクロスタッフ社製の PCI バス用 SCSI カードを使用していますが、3.x 系のカーネルでは SCSI デバイスを認識しないようです。コントローラの認識は できているようなのですが、"Waiting 15 seconds for SCSI devices to settle" の表示が現れません。 A. この症状は、SCSI BIOSで PCIコンフィギュレーションレジスタのコマンドレ ジスタの memory space bit が 1 に設定されていないために起こる問題だと 考えられています。これは仕様であるため、現状では解決法がありません。 2.2 系のカーネルでは問題なく使用できますので、当面は 3.x 系を使用する のを待った方がよいでしょう。あるいは、他のSCSIカードを使用してください。 今のところ、症状が確認されているのは次のカードです。 ・MPS32A また、マイクロスタッフ社製以外のカードでも、IO-DATA 社製の SC-98/PCI (初期ロットのもの) で同様の症状が確認されています (MPS32A とほぼ同様の BIOS を搭載しているため)。こちらは BIOS を IO-DATA 社製のものに更新する ことで解決できるようです。 --- [管理番号 1447] (最終更新 1999/11/03 04:54:41) Q. diskless マシンをつくりたい。 A. 少なくとも次の3つの方法があります。 1. handbook に出ています。 2. etherboot を使う。port/packages が用意されています。 3. Intel LANDesk Wired for Management (WfM) を使う。 また、以下のスレッドも参考になるでしょう。 [FreeBSD-users-jp 39030] Diskless & ELF kernel (FreeBSD(98)-current) [FreeBSD-users-jp 42241] Intel LANDesk でdiskless ブート [FreeBSD-users-jp 45327] etherboot によるnetboot をしたい --- [管理番号 1687] (最終更新 2000/12/07 02:32:27) Q. インターリンク用リバースケーブルでシリアル通信ができません。 A. 結線の違うケーブルが市販されているようです。 Windowsのインターリンク(ファイル転送ユーティリティ)用と書かれた ケーブル(エレコム C232R-S1.5等)では通常の方法では通信できません。 このようなケーブルでも /etc/ttysを cuaa0 "/usr/libexec/getty std.9600" unknown on insecure のように、cuaaに書き換えると通信できるようです。 サンワサプライ RS-232C用 リバース 9Pin・9Pin 1.5m 型番 KRS-403XF1K は正しい手順で通信できるとの報告がありました。 25 pinのヌルモデムケーブルの結線はハンドブックの に記載されています。 9 pinの結線は、 Signal Pin # Pin # Signal TxD 3 connects to 2 RxD RxD 2 connects to 3 TxD DTR 4 connects to 6 DSR DSR 6 connects to 4 DTR SG 5 connects to 5 SG DCD 1 connects to 7 RTS RTS 7 8 CTS CTS 8 connects to 1 DCD Note: DCD と RTS は, それぞれのコネクタ内部でピン7と8を接続し, そして互いのコネクタのピン1と接続します.