--- [管理番号 160] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. samba-1.9.15p8 を用いて、このプリンタを LAN 上の Windows 95 機と 共有しているのですが、95機からプリントジョブを送ると、最後に何も 印刷されていない紙が一枚必ず出てきます。 A. samba が使用する /etc/printcap の entry に sf は入っていますか. --- [管理番号 178] (最終更新 2000/06/25 02:30:47) Q. Samba の設定について書かれたドキュメントはありませんか? A. samba-1.9.17 以降を ports/packages からインストールした場合は、 /usr/local/share/doc/samba 以下に各種ドキュメントファイルがインストールされます。 また、日本語訳や他のさまざまなドキュメントが で公開されています。 --- [管理番号 301] (最終更新 1999/02/24 04:25:51) Q. Windows NT や Windows 95,98 のマシンから Samba のサーバに接続しよう としましたが、パスワードの認証が拒否されます。なぜでしょう。 A. いろいろ理由は考えられますが、最近よく見掛ける例としては暗号化パス ワードの問題があるようです。特に、Windows NT 4.0 + Service Pack 3 や Windows 95 に最新の updates を当てている場合、および初期状態の Windows 98 などは、この原因が濃厚です。 Samba 1.9.18 以降に対応した ports では、オリジナルの net/samba の ports でこの問題に対処できます (日本語ファイル名にも net/samba で対応 できます)。1.9.17 をベースにした ports では、net/samba-des および日本 語ファイル名に対応した japanese/samba-des がこの問題に対応しています。 ただし、合衆国の暗号技術に関する輸出制限の問題で、samba-des は packages として提供されていません。1.9.16 以前の ports はこの問題に一 切対応していません。 すでに samba を 導入している場合、smb.conf を修正する必要があるでしょう (具体的には [global] で encrypt passwords = yes を指定する必要がありま す)。またユーザーの管理方法の違いについても注意が必要です。 なお、ここでいう des と、FreeBSD の DES パッケージは無関係ですので、 samba-des をインストールする時に FreeBSD のパスワードの暗号化方法を気 にする必要はありません。 また、NT4.0+SP3 のレジストリを修正することで samba を使用する方法もあ ります。マイクロソフトの に解説がありますし、1.9.17 以降を ports/packages からインストールした 場合は、レジストリエディタのファイルが /usr/local/share/doc/samba 以下 にインストールされます。 Windows 98 の場合は、 に解説があります。 --- [管理番号 311] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. Windows から ports/packages でインストールした Samba に接続したので すが、新しいフォルダやファイルを作ろうとした途端に変なファイル名に化け、 ファイル名を変更しようとしてもエラーが出てしまいます。どうしたらいいの でしょう。 A. Samba が日本語ファイル名に対応していないため「新しいフォルダ」など のデフォルトのファイル名に対応できないためでしょう。 この解決法は、Samba のバージョンによって違います。 1.9.18 の net/samba の ports では、サンプルでインストールされる設定ファ イルサンプル /usr/local/etc/smb.conf.default に以下の記述があります (このファイルを /usr/local/etc/smb.conf にコピーする、あるいは参考にし て smb.conf を書くことで samba を設定します)。 # Client codepage setting # for Western European users ; client code page=850 # for Japanese users ; client code page=932 ; coding system=cap この下の方の設定をコメントでなくする、つまり、 # Client codepage setting # for Western European users ; client code page=850 # for Japanese users client code page=932 coding system=cap のようにすることで、日本語ファイル名に対応できます。 1.9.17 ベースの場合は、japanese/samba と japanese/samba-des という ports があり、これらが日本語に対応しています。 1.9.16 ベースの場合は、簡単な方法はありません。 --- [管理番号 312] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. ファイルサーバを Windows から FreeBSD + samba にかえたら一部のアプ リケーションが異常に遅くなりました。 A. samba の source に付属の docs/Speed.txt にいろいろな高速化技法が載っ ています。smb.conf の [global] セクションに socket options = TCP_NODELAY を追加したら、劇的に速くなったという報告があります。 また、NICが原因で速度が低下したケースもあるようです。一度他のNICを 使ってみるといいかもしれません。 --- [管理番号 414] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. Windows のファイルサーバ、プリンタサーバとして FreeBSD を使用したい。 A. Samba (ports/packages では net カテゴリにある) を使用します。この Q and A にも Samba に関する質問がいくつもありますので、そちらも参照し てください。 --- [管理番号 634] (最終更新 2000/06/25 02:30:43) Q. NT4.0 にサービスパック3を入れたので、samba を DES 対応の物に変えました。 そうしたら、今まで使えていたパスワードが全て無効になってしまいました。 A. DES 対応の samba は FreeBSD のパスワード (/etc/passwd など) とは、別の ファイルにパスワードを格納します。附属のドキュメントや の Samba Server HOWTO などを参考にしてユーザ・アカウントに関する設定を 行なってください。 暗号化パスワードに関しては [管理番号 301] も参考にして下さい。 --- [管理番号 644] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD 2.2.5-RELEASE, samba-1.9.17p3でWindows95,NTに対するfile serverを運用しています。WindowsからSambaで公開しているdiskにfileを作る と全て小文字になってしまうのですが、大文字小文字混じりのfile名を Windows側から付けるにはどうしらたよいのでしょうか? A. smb.confに以下のoptionを設定することでWindows側で作ったファイル名の 大文字、小文字が保たれるようになります。 preserve case = yes short preserve case = yes --- [管理番号 1206] (最終更新 2001/03/07 02:08:46) Q. ノートパソコンに Samba をインストールしてから再立ち上げをすると、他の Windows マシンのネットワークコンピュータに Samba を動かしているマシン が出てきません。 A. 原因はいくつも考えられますが、これは PC カードイーサネット (PCMCIA Ethernet Card) を使った場合の典型的な症状です。ここでは、Samba を例に とって説明しますが、他にも Apache や named でも問題があることが知られ ています。 一口で言うと FreeBSD の起動シーケンスで、PC カードの認識前に Samba 特に nmbd(8) が起動されてしまう事が原因です。 まず、PAO-FAQ の 606 番を読んでください。 Samba については inetd(8) から起動させるようにする事でも問題を回避でき ますが、inetd への登録は無条件に可能なわけでは無く、Samba 以外のプログ ラムでもこの技が使えるという意味ではありません。Samba を ports/packages からインストールしたのならば、以下の様な手順で inetd から動かすように 変更できます。 1. Samba の起動スクリプトを削除します。 # rm -f /usr/local/etc/rc.d/samba.sh 2. /etc/inetd.conf で、以下の2カ所 "#" のコメントマークをはずして、 --- # Enable the following two entries to enable samba startup from inetd # (from the Samba documentation). # netbios-ssn stream tcp nowait root /usr/local/sbin/smbd smbd netbios-ns dgram udp wait root /usr/local/sbin/nmbd nmbd 3. inetd に /etc/inetd.conf の変更を認識させます。 # kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid` FreeBSD 3.2-RELEASE からは標準で TCP Wrappers が有効になってますので、 /etc/hosts.allow の設定を間違うと全く使えなくて悩む事になります。詳し くは hosts_access(5) や inetd(8) を確認してください。 もし、PC カードを使用中に抜き挿しするなら、/etc/pccard.conf のエントリ に以下の行を追加します。PC カードデータベースの書式については pccard.conf(5) や、PAO 方面のドキュメントを参考にしてください。 remove killall nmbd これで他の Windows マシンのネットワークコンピュータから、Samba を動か しているマシンにアクセス出来れば問題解決です。 --- [管理番号 1813] (最終更新 2001/10/19 21:29:33) Q. samba を port/package からインストールしましたが、日本語機能が使えません。 A. ports/packages からインストールできる samba には、オリジナル版と日本語版 (国際化版) の2種類があります。ports なら net/samba が英語版、japanese/samba が 日本語版で、packages なら samba-*.tgz が英語版、ja-samba-*.tgz が日本語版です。 samba はバージョン 1.7.x の頃から日本語のファイル・ディレクトリ名に対応 していて、日本語版でなくとも日本語のファイル、ディレクトリ名を利用する ことが可能です。 国際化の実装が行なわれた samba 2.0.7 以降では、日本語の共有名やコンピュータ 名などについても、基本的には対応するようになっています。 従って、「通常の機能」であればオリジナル版でも日本語を利用することは 可能ですので、日本語機能が使えないという場合は、smb.conf の設定、特に client code page coding system の両パラメータが適切に設定されていることを確認してください。 両者の違いとしては以下の点が挙げられますので、より適切だと思われる方を 選んで下さい。 日本語版 samba: ・機種依存文字の処理をはじめ、細かい点の日本語処理機能の修正が行われている。 ・ブラウザから samba の設定変更ができる SWAT が日本語化 (国際化) されている。 オリジナル版 samba: ・日本語版に比べて開発が先行しているので、いち早く security hole が修正される。 また、日本語版 samba の詳細については を参照してください。 --- [管理番号 1942] (最終更新 2001/10/22 01:18:34) Q. 日本語化された samba を ports (package) からインストールしましたが、 ブラウザで表示させた SWAT が日本語化されていません。 A. SWAT はブラウザ側で設定された言語に合わせて表示言語を選択します。 ブラウザの言語設定が英語の場合は英語表示になります。 Netscape Communicator の場合は 編集 -> 設定 -> Navigator -> 言語 の設定を確認してください。