--- [管理番号 300] (最終更新 2001/05/07 03:21:08) Q. 音楽 CD を鳴らすにはどうしたらいいですか? A. まずは CD のデバイスを調べましょう。基本的には SCSI CD ドライブなら /dev/cd0c ATAPI CD ドライブなら /dev/wcd0c (FreeBSD 2.2.8-RELEASE 以前) /dev/acd0c (FreeBSD 3.0-RELEASE 以降) となっていますが、わからなければ dmesg(8) コマンドで調べてください。 例えば、 acd0: CDROM drive at ata1 as master acd0: 128KB buffer, PIO4 acd0: Reads: CD-R, CD-RW, CD-DA stream, packet acd0: Audio: play, 255 volume levels acd0: Mechanism: ejectable tray acd0: Medium: no/blank disc inside, unlocked などという出力が得られれば /dev/acd0c が CD のデバイスです。 次に FreeBSD 付属の cdcontrol(1) コマンドで音楽 CD が鳴るか どうかを試してみましょう。 % cdcontrol -f 調べたデバイス名 play 1 で、CD の 1 曲目が鳴るはずです。 注意点 1. デバイスの読み込み権限が必要ですので、 cdcontrol: /dev/acd0c: Permission denied などとなったら、root で # chmod 644 /dev/acd0c とするのがよいでしょう。これだと誰でも音楽 CD を鳴らせます (逆にいうと、誰でも鳴らせるという危険性もあります)。 あるいは、デフォルトでは crw-r----- 2 root operator .... /dev/acd0c となっているので、「音楽 CD を聞きたい人は operator グループに 属する」と決めておく手もあります。ただし operator グループに属する 人は shutdown(8) できてしまいます → [管理番号 461] また、/etc/fbtab に /dev/ttyv0 0644 /dev/acd0c などと記述する方法もあります。詳細は fbtab(5) の man ページを 参照してください。 とりあえず試すだけなら root で cdcontrol(1) を実行すればよいです。 注意点 2. 音楽 CD の音をサウンドカードから出すには、サウンドカードの 設定が必要です。もしまだサウンドカードの設定を行っていない 場合は、CD ドライブ前面のヘッドホンジャックから音が出ている か調べて下さい。CD ドライブ前面のヘッドホンジャックは、サウ ンドカードを経由せず、直接 CD ドライブから出力されているから です。 なお、音楽 CD を鳴らす際、cdcontrol(1) などの CD プレイヤーは、 CD ドライブに「何曲目を鳴らせ」と命令を出します。後は CD ドライブが 音を垂れ流して、サウンドカードは CD ドライブからの出力をミキシング して出力するだけです。その証拠に、FreeBSD を shutdown(8) しても、 マシンの電源が切れるまでは演奏は続きます。 ですから、音楽 CD が鳴るからといってサウンドカードの設定が うまくいっている (=MP3 も鳴る) とは限りません。 cdcontrol(1) 以外にも、ports/packages で xcdplayer, cdplay, workman, cdplayer, xmcd, cda, wmcdplay などたくさんの CD プレイヤーが用意されて います。ところが、以下の例のように、デバイスの指定方法がばらばらです。 cdcontrol -f /dev/acd0c play 1 xcdplayer -device /dev/acd0c workman -c /dev/acd0c wmcdplay -d /dev/acd0c デバイスの指定方法については、各コマンドの man ページを参照して下さい。 --- [管理番号 309] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD でプレゼンテーションをしたいのですが、どんなソフトがありますか? A. 以下の方法が考えられます。 1. tgif を使う方法。tgif には HyperLink 的なことができるので十分プレゼ ンツールとして使えます。また tgif で描いた絵を GIF ファイルに出力して xslideshow を使うことも出来ます。 2. wipe を使う方法。また、GIF の絵を張り付けられるようにした wipe2 と いうソフトもあります。どちらも日本語対応の Tcl/Tk が必要です。 3. ewipe を使う方法。インストール方法については、 を参照してください。ま た、このソフトは package 化されています。動作させるにはtcl/tkが必要で す。 4. HTML 3.2 を使って資料を作成し、 Netscape Navigator 4.x を使ってプレ ゼンテーションを行う方法。 5. MagicPoint を使う方法。このソフトは、 西田佳史(nishida@sfc.wide.ad.jp)さん作で日本語も使えます。VFlib に対応 しています。リリースされる前は、TinyPoin(TP) と呼ばれていました。 --- [管理番号 422] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. PCMCIA ビデオキャプチャカードで TV・ビデオ観賞, テレビ会議ができますか A. --- [管理番号 425] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. MIDI で楽譜の作成, 演奏や印刷を行えますか. A. --- [管理番号 475] (最終更新 2004/07/12 23:14:37) Q. PDF ファイルを読みたいのですが、どのソフトウェアを使ったらよいので しょうか? A. 以下の方法があります。 1. Linux 用の Acrobat Reader が print/acroread5 として用意されて いるので、これを ports/packages からインストールする。 ただし日本語の PDF を表示するには、追加のファイルをインストール する必要があります。まず、 の「Which font pack do you need?」で Version -> 「Adobe Acrobat Reader 5.x」を選択 Language -> 「Japanese」を選択 Platform -> 「UNIX」を選択 と選択し、次ページで個人情報を入力します。すると jpnfont.tar.gz と いうファイルをダウンロードできます。次に root になって、 # mkdir /usr/ports/distfiles/Acrobat5 とディレクトリを作成します (既にディレクトリが存在する場合は不要)。 ダウンロードした jpfont.tar.gz を /usr/ports/distfiles/Acrobat5/ に 置き、 # cd /usr/ports/japanese/acroread5-jpnfont/ && make install とすれば日本語フォントをインストールできます。 2. xpdf を使って読む。 xpdf (ver 0.80 以降) を X 上で動かせば日本語を表示できます。フォントは 代替表示のためか少しずれるようですが、文章を読むには十分という程度です。 PDF ファイルの種類によりますが、Acrobat Reader よりも xpdf の方が高速に 表示できる場合が多いようです。 ただし、xpdf に付属する PostScript への変換ツール、pdftops(1) は、 (少なくとも ver 0.90 では) 日本語を扱えません。 3. ghostscript の Ver.3 以降を使って読む。 また ghostscript Ver.5 を使うと日本語を含む PDF ファイルを PostScript ファイルに変換することができます。しかし日本語は画像と して表現されているようです。 なお、PDF によっては xpdf では読めるが、ghostscript では読めない、 またはその逆という事もあるようです。 4. java 実行環境(java or jre [1.1.8以降]) と、 Acrobat Viewer for other Java-enabled platforms を使用して、PDF を読み込む方法があります。 後者は、print/acrobatviewer として ports/packages で提供されています。 日本語表示可能であり、Linux 用の Acrobat Reader 同様、日本語を画 像ではなくテキストとして表現しています。 その一方で、とても重たいアプリケーションなので、処理能力が高く、 メモリーが十分あるマシンでないとつらいでしょう。 --- [管理番号 489] (最終更新 2004/04/09 05:05:23) Q. FreeBSD 上から FAX を送受信するにはどうしたらよいですか? A. FAX を送受信できるソフトウェア (FAX サーバー) をインストールしましょう。 FAX サーバーには,筆者の知る限り以下の3つが存在します。 - hylafax - mgetty+sendfax - efax このうち、mgetty+sendfax だけは、class 1 の FAX モデムに対応していません。 class 2/2.0 は、すべてのソフトによってサポートされています。FreeBSD の ports コレクションには、hylafax と mgetty+sendfax が含まれています。 mgetty+sendfax の ports/packages をインストールすると、自動的に設定スク リプトが実行されるので、質問に答えていけば設定が完了します。受信を行う ためには、/etc/ttys を変更して mgetty を実行する必要があります。また、 Software Design 1997年12月号に、mgetty+sendfax に関する記事があります。 hylafax は、ports/packages からインストールした後、次に何をすべきか表示 されるので指示にしたがってください。やるべきことは、 - /usr/local/sbin/faxsetup を実行する。 - inted に HUP シグナルを送る。 - /etc/ttys を修正し、faxgetty で FAX を受信できるようにする。 - init に HUP シグナルを送る。 - せっかくだから、/usr/local/etc/rc.d/hylafax.sh.sample を hylafax.sh に変更し、実行許可ビットをたてておく。 です。faxsetup ではまりそうなところは、 - なぜか結果が /var/spool/fax/etc/config.cuaa# に反映されないことが ある (自分が悪いのか faxsetup が悪いのか謎)。あとで、エディターで 修正すれば良い。 - hfaxd を inetd から起動するように書き換える。 - ModemClass は FAX モデムプロトコルのクラスではない。したがって、 "Class1" とかではなく、 group名:デバイス名 を正規表現であらわす。 - /usr/local/lib/fax/typerules のバイトオーダーが逆になっているので 頑張って全部または必要な部分だけ修正する。 - 日本語を通すには、 * 日本語の分かる ghostscript をインストールする。このとき tiffg3 か tiffg32d のデバイスを有効にしておく必要がある。 * /usr/local/lib/fax/typerules を書き換え、ascii ファイルの変換 を textfmt ではなく a2ps-j で行うようにする。当然、a2ps-j が インストールされている必要があるが、これも ports/packages にある。 というところです。 --- [管理番号 506] (最終更新 2002/02/14 00:39:59) Q. FreeBSD でテレビ電話やテレビ会議をする方法はありませんか? A. 画像送受信ツール(vic や nv など)と音声送受信ツール(vat や tel など)を組み 合わせれば可能です。 vic と vat は ports/packages に含まれています。 関連して、 FAQ IP multicast を有効にするには? HandBook サウンド [管理番号 507] FreeBSDでビデオキャプチャボードは使えますか? [管理番号 508] FreeBSDで音声入力したいのですがどうすればいいですか? を参照してください。 --- [管理番号 507] (最終更新 2002/02/14 00:39:59) Q. FreeBSD でビデオキャプチャボードは使えますか? A. FreeBSD でサポートされているものとして、以下のものがあります。 (1) CORTEX-I frame grabber (2) Video spigot (3) Matrox Meteor frame grabber (4) QuickCam (5) BT848/BT848A/BT849/BT878/BT879の載ったボード 現在開発中のものとして以下のものがあります。 (6) IEEE1394 (FireWire, i.LINK) を使った DVキャプチャ 日本国内で研究用に FreeBSD 用のドライバーも提供されている商品として、 以下のものがあります。 (7) Argocraft capture board PAO でサポートされているものとして、以下のものがあります。 (8)IBM Smart Capture Card(SCC, 含むSCC2) 下記の URL も参考にしてください。 現時点では、ビデオカードに附属したキャプチャ機能に対応する FreeBSD 用 のドライバーはありません。 --- [管理番号 508] (最終更新 2004/04/09 05:05:59) Q. FreeBSDで音声入力したいのですがどうすればいいですか? A. 音声入力するためにはサウンドカードと対応するドライバーが必要です。 ハンドブックのサウンドの節や、 pcm(4) を参照してください。 音声送受信するなら全二重対応のサウンドカードを使った方がいいでしょう。 商用ソフトウェアとして OSS/FreeBSD(Open Sound System for FreeBSD) がありますのでこちらも 参考にしてください。 --- [管理番号 522] (最終更新 2000/01/20 19:45:27) Q. MP3 (MPEG audio layer3) データのデコード (再生)・エンコードを 行うソフトはありますか? A. プレイヤーは、mpg123、xmms、amp、x11amp、splay などがあります。 FreeBSD 3.3-RELEASE では、全て ports/packages が作成されています。 GUI を持つのは xmms と x11amp のみで、その他は CUI ですが、Tcl/Tk や GTK+ で書かれた GUI な frontend が多数用意されています。 を参照して下さい。 MP3 エンコーダは、特許の関係から、完全にフリーなのは ISO が作ったもの (dist10) のみです。そのため、その他のソフトは dist10 を元に作成されて います。 この dist10 は、FreeBSD では mp3encode というパッケージ名で用意されて います。この他に dist10 を元にしたものとして、gogo (午後のこ〜だ)、 lame、bladeenc があり、FreeBSD 3.3-RELEASE では 全て ports/package 化 されています。 ちなみに、FreeBSD2.2.7-RELEASE + Celeron 233MHz で、52MB の WAVE ファイルの エンコード時間を計ったところ、 mp3encode (dist10) 32分 2秒 bladeenc-0.76 12分58秒 lame-3.51 4分50秒 gogo-222c 2分22秒 となりました。厳密な計測ではないので、参考程度にとどめて下さい。 音質については、どなたか聞き比べてレポートして下さい :-) --- [管理番号 576] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. CDやPCMなどの音量のバランスを変更したいのですが (サウンドカードを認識した直後からノイズが発生するのですが)。 A. 全体の音量や各デバイスの音量については mixer(8)で調整できます。 ノイズについては % mixer speaker 0 とするといいでしょう。 --- [管理番号 590] (最終更新 2004/04/09 05:05:59) Q. カラー tiff データを白黒 tiff データに変換する方法を教えて下さい。 A. ImageMagick 附属の convert コマンドでできます。 ImageMagick は ports の graphics/ImageMagick にあります。 package 名は ImageMagick-4.0.2 などです。 例: convert -monochrome color-tiff-file.tiff output-file.tiff この convert コマンドはいろいろな画像イメージデータを変換できます。 --- [管理番号 701] (最終更新 2001/11/03 13:54:21) Q. デジタルカメラで撮ったデータを FreeBSD でやりとりしたい。 A. 以下の方法が考えられます。 1. デジタルカメラに付属もしくは別売のパソコン接続用キットを用いること により、PC のシリアルポートとをつなぐ方法。 この方法で問題になるのは、接続用キットが FreeBSD をサポートしていなくて、 なおかつ通信のプロトコルが公開されていない場合がほとんどなことです。 とはいえ、シリアルポートを用いた簡単なデータのやりとりなので、通信を解 析してプロトコルを調べ、通信プログラムを作成することはできます。 実際、以下のようなものがあります。 - カシオのデジタルカメラ QV シリーズ用の通信プログラム qvplay - 富士フイルムのデジタルカメラ DS-7 用の通信プログラム get_ds7 DS-7 用ですが、富士フイルムの他のデジタルカメラにも使えるはずです。 - コダックのデジタルカメラ DC20 の画像データダウンロードプログラム - キヤノンのデジタルカメラ PowerShot および IXY 用の通信プログラム s10sh 上記のサイトでは IXY についての言及はありませんが、IXY200 で使用 できました。 2. デジタルカメラのメモリを PC-CARD ポート経由で読み書きする方法。 デジタルカメラが PCMCIA の Flash ATA を利用していたりスマートメディア やコンパクトフラッシュのような PCMCIA に対応するアダプタが存在するメモ リカードを利用している場合、簡単な方法です。ただし、当然 PC 側に PC-CARD ポートが必要です。Flash ATA カードとして認識され、MSDOS ファイル システムとして利用できます。 なお、SmartCard を FDD 経由で読み書きする FD-A1 というものが富士フイル ムから出ていますが、これは残念ながら現時点では FreeBSD からは利用でき ないようです。 3. デジタルカメラに付属もしくは別売のパソコン接続用キットを用いること により、PC の USB ポートにつなぐ方法。 デジタルカメラのマニュアル等に "USB ストレージクラス対応" と書かれて いる場合、または Windows でリムーバブルディスクとして読み書きできる 場合は、USB 接続で使える可能性があります。 PC につないだ時に umass ドライバがアタッチされた場合、SCSIディスクと して認識され、MSDOSファイルシステムとして利用できます。 デジタルカメラによっては、以下の udsc ドライバが使えるかもしれません。 上記のサイトによると、Nikon の CoolPix880 等に対応しているそうです。 デジタルカメラの機種によっては、そのままでは mount できず cam/scsi/scsi_da.c に修正が必要があるようです。 bsd-usb:462 が参考となるでしょう。 --- [管理番号 744] (最終更新 2000/06/25 02:30:44) Q. MIDI ファイルを FreeBSD で聞く方法はありますか? A. (1) 外部 MIDI ポートまたは sound カードの FM 音源を利用する方法。 playmidi を使う方法があります。 また、Rosegarden というものもあります。これは playmidi の フロントエンドとして動作します。 playmidi と Rosegarden は、ports/packages の audio カテゴリの 中にあります。 (2) PCM デバイスを用いる方法。 TiMidity を使う方法もあります。 TiMidity は MIDI ファイルをソフトウェアで PCM にデータ変換を 行います。このため、PCM デバイスが使用可能であれば外部 MIDI 音源や FM 音源がなくても MIDI ファイルの演奏が可能です。 TiMidity の packages は著作権の関係で CDROM には収録されていません。 ports の ports/audio/timidity を使ってください。 (3) SoundBlaster AWE32/64(ISA) の Wave Table を用いる方法。 SoundBlaster AWE32/64 の Wave Table を用いて演奏することも可能です。 以下の URL より Wave Table のためのデバイスドライバおよび 演奏を行うアプリケーション等が入手可能です。 --- [管理番号 745] (最終更新 2004/07/12 23:14:37) Q. FreeBSD で音楽 CD の曲データ (CD-DA) を CD-ROM, PD ドライブを用いて 取り出せますか? A. ドライブの機種に依存しますが、次の様な方法があります。最近のドライブで はほとんど問題ないと思われますが、一部の古いドライブなどでは不具合が報 告されています。 また、以下で説明する手順を個別に行なうよりも、最後に触れている abcde や ripit のようなツールを使う方が楽でしょう。 1. ATAPI CD-ROM a) FreeBSD 4.3-RELEASE 以降を使っている場合 もはや特別なソフトウェアは不要です。読み出し時の block size を 2352 bytes に指定してコピーするだけです。 4.X-RELEASE 系列では、必要とするトラック番号までのデバイススペシャ ルファイルを作っておく必要があります。次の例は 50 トラック (t50) と しています。 # cd /dev; ./MAKEDEV acd0t50 5.0-RELEASE 以降では、devfs が自動的にデバイススペシャルファイルを 生成します。 CD メディアをドライブにセットしたら、OS に目次を読み込ませます。 ついで、どのトラックを吸い出そうとしているのか確認します。 % cdcontrol -f /dev/acd0c info 吸い出したいトラック番号を # とすると、以下のコマンドで raw データ がファイル track#.raw に吸い出せます。 % dd if=/dev/acd0t# of=track#.raw bs=2352 後は、好きな順番に並び替えて My best CD を cdrecord や burncd で 焼くも良し、MP3 にエンコードするも良し。 % gogo -nopsy -offset 0 track#.raw WAV 形式で保存するのであれば、適切な 44Byte のヘッダを付けなければなり ません。 ヘッダには、サンプリング周波数,長さその他各種の情報が格納されています。 AFsp (ports/audio/afsp) を利用した場合の例: % CopyAudio -t noheader -F WAVE -P 'integer16, 0, 44100, native, 2, default' track#.raw track#.wav sox (ports/audio/sox) を利用した場合の例: % sox -s -c 2 -w -r 44100 -t raw track#.raw track#.wav b) cdda2wav (ports/sysutils/cdrtools) を使います。 ATAPI CD-ROM の場合はオプションで -I cooked_ioctl とすると よいでしょう。 c) dagrab (ports/audio/dagrab) を使います ただし、一部の CD-ROM ドライブにおいて dagrab を用いて取り出しを行うと、 出力にノイズが混じるという事例が報告されています。 2. SCSI CD-ROM a) tosha (ports/audio/tosha) を使います。 b) ATAPI CD-ROM と同様、SCSI CD-ROM でも cdda2wav (ports/sysutils/cdrtools) が使えます。 3. SCSI PD 松下 LF-1000 では tosha-0.6 に以下のパッチが必要です。 ---ここから--- *** tosharc Wed Jan 13 15:37:42 1999 --- tosharc Mon Jan 18 22:24:51 1999 *************** *** 66,71 **** --- 66,72 ---- # This one was tested with "MATSHITA" "PD-1 LF-1001" "A105": + "MATSHITA" "PD-1 LF-1000" "" 0xd8 0 0x00 0 10 0 "MATSHITA" "PD-1" "" 0x28 1 0x00 0 10 0 # Someone reported the following setting for his ---ここまで --- Appendix. 参考情報 またこれら読み出し、及び変換作業を一括して行ってくれるスクリプトとして、 abcde (ports/audio/abcde) や、ripit (ports/audio/ripit) などがあります。 ここで説明したことのほか、CDDB からアルバムや曲名を検索してファイル名を つける機能などがあります。 ports では、どちらも読み出しには dagrab を使うようになっていますが、 cdda2wav を使うこともできます。 --- [管理番号 751] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. サウンド再生中に音飛びが起きたり、他のソフトの操作によって雑音が発 生することがあるようなのですが、どのような場合におきやすいですか。 また、できるだけ起きにくくする方法はありますか。 A. マシンの環境、性能に依存しますが、負荷の大きいプロセスを同時に起動 すると処理が追い付かなくなることがあり、音飛びの原因になります。 サウンド再生を行っているプロセスの優先度を上げることである程度は 音飛びを減らすことができます。プロセスの優先度を上げるためには スーパーユーザ権限が必要です。 # nice --20 hogehoge # rtprio 31 hogehoge 詳しくは nice や rtprio のマニュアルを参照してください。 この方法を使っても必ずしも音飛びをなくすことができるわけではありません。 また、サウンド再生を行うプロセスの優先度を特に高くするのですから、他の プロセスの実行に影響を与える場合があります。 性能のあまり高くないシステムの場合、他のプロセスの応答が極端に遅くなり 操作性が悪くなる、場合によっては完全に操作不能の状態に陥ってしまうこと もあります。注意した上で使いましょう。 --- [管理番号 1211] (最終更新 1999/02/24 04:28:27) Q. xanim で Quicktime などの animation file を表示すると メモリ不足のためエラーになります。xanim で使用するメモリ量を 減らす方法はありませんか? A. xanim は デフォルトでは まずファイル全体をメモリに読み込みますが、 オプションを指定することでメモリの使用量を減らすことが可能です。 とりあえず man を見る癖をつけると、今後幸せになれるかもしれません。 xanim(1) より +f Don't load anim into memory, but read each section only when needed. This is supported only for AVI, QT, IFF, FLI, FLC, JPEG, MPEG and DL animations. This option is cleared by the +b option. This saves memory at the cost of speed. このオプションを指定した場合、ディスクアクセスが遅いと、ときどき ギクシャクした動きになります。 xanim がデフォルトでファイル全体をメモリに読み込もうとするのは、 多くの場合その方が効率良く再生できると考えてのことのようです。 --- [管理番号 1332] (最終更新 1999/06/03 03:49:40) Q. ThinkPad 535E 上で、`rio' ( DiAMOND 社製 MP3 player Rio PMP300 用 ファイル転送プログラム) を使おうとしたところ、 device not found と言われ、通信できません A. rio はパラレルポートを使って通信するのですが、この時に base IO port を 直接操作します。rio は /dev/lpt0 などを使うようには作られていません。 ThinkPad 535E の lpt0 の base IO port は通常の PC の base IO port と異り、『0x3bc』が base IO port 番号です。したがって、 rio -p 0x3bc -d のように、IO port 番号を指定しなくてはいけません。 IO port の情報は、ブート時に出力されるメッセージを見る([管理番号 145]) ことでわかります。 たとえば私のマシンの場合、 May 11 22:09:41 myname /kernel: lpt0 at 0x3bc-0x3c3 irq 7 onisa ===== とありますので、0x3bc であることが判ります。同様にすれば、他の機 種の場合も対応できるはずです。 --- [管理番号 1672] (最終更新 2001/02/18 15:26:53) Q. fxtv で表示されるチャンネルと、実際のチャンネルがずれて しまいます。 A. 少なくとも fxtv-1.02 では、日本の周波数を使うようにしないと チャンネルがずれます。アンテナ入力の場合は X のリソースに Fxtv.antennaFreqSet: jpnbcst と記述します。ケーブル TV の場合は Fxtv.tunerMode: cable Fxtv.cableFreqSet: jpncable です。 ただし、これによって影響を受けるのは 13ch 以降のチャンネルを 指定した場合だけで、VHF low 及び VHF high(1〜12ch)の受信は どちらを指定しても構いません。 --- [管理番号 1893] (最終更新 2001/05/07 03:21:09) Q. 色々なデバイスを使いたいのですが、毎回カーネル (kernel) のコンパイルにえらい時間がかかります。なんとかなりませんか。 A. /sys/xxx/config にある、config ファイルに記述された device や option を KLD 化して config ファイルから 取り去ってしまいましょう。 全ての device や option はまだ外せないですが usb や network card, netgraph, sound 関係は 外せるようです。 外した device などを 使いたい時は、デフォルト設定を参考に /boot/loader.conf へ 記述するか、 起動時に明示的に load しましょう。 --- [管理番号 1907] (最終更新 2001/10/22 01:18:33) Q. xmcd をパッケージからインストールしましたが CD の演奏を始めると音は鳴らずに CD audio: (pass1:ahc0:0:6:0): READ SUB-CHANNEL. CDB: 42 2 40 0 0 0 0 0 30 0 (pass1:ahc0:0:6:0): ILLEGAL REQUEST asc:24,0 (pass1:ahc0:0:6:0): Invalid field in CDB というエラーが出ます。環境は Plextor PX-W1210TS (SCSI CD-R) FreeBSD 4.3-BETA xmcd-2.6_1 (packages) です。 A. /usr/X11R6/lib/X11/xmcd/config/rcd0c の curposFormat というパラメータを True にしましょう。 補足: FreeBSD をソースから make world している場合は /etc/make.conf で HAVE_MOTIF=yes を指定する必要があります。PX-W1210TS は SCSI CD-ROM と同じく /dev/rcd0c で問題ありません。 --- [管理番号 2027] (最終更新 2001/10/22 01:18:35) Q. tgif ver.4.1(patchlevel 39) で、色をたくさん使った画像を組み合わせて 一つの PNG ファイルに出力しようとしたのですが、うまく行きません。 そのとき標準エラー出力に xpmtoppm: line too long pnmtopng: EOF / read error reading magic number というメッセージがでています。出力結果がファイルに保存してもらえず、 0バイトのファイルが作成されています。 A. これは xpmtoppm が tgif の XPM ファイルを正しく取扱えないのが原因です。 xpmtoppm の代わりに ImageMagick(version 5.2.3) を使うことで対処できます。 ~/.Xdefaults 等の X リソースに、 Tgif.XPmOutputVersion: 3 Tgif.UseXPmVersion1ForImageMap: false Tgif.XpmToPng: /usr/local/bin/convert %s png:- を追加して (必要なら xrdb(1) を使って)、tgif を再実行して下さい。 (Tgif.XPmOutputVersion は PNG 出力するだけなら不要かもしれません) リソース「Tgif.UseXPmVersion1ForImageMap」は、tgif が出力する XPM フォー マットを XPM version 1 に限定するかどうか制御します。ImageMagick は XPM version 1 を取扱えない(真っ黒になる)ので、このオプションを false にする ことにより tgif が XPM version 3 で出力するようにします。