--- [管理番号 26] (最終更新 2000/12/07 02:36:36) Q. FreeBSD が動いた実績のあるマシンのリストはありますか? A. 以下のサイトに情報があります。 `FreeBSD POWERED hardwares' … PC 一般・周辺機器 `Laptop Survey / FreeBSD' … ラップトップ・ノート PC --- [管理番号 33] (最終更新 1999/08/08 00:22:36) Q. インストーラのメッセージが英語なんですが、日本語のはありませんか? A. 日本語などの表示が可能な多国語化インストールブートフロッピーがあります。 適切なディスクイメージファイルをダウンロードして、 を参考に、フロッピーディスクにコピーしてください。 --- [管理番号 55] (最終更新 1999/05/07 00:51:01) Q. IDE と SCSI のハードディスクにそれぞれ DOS, FreeBSD を入れて OS-BS で切り換えて使おうとしたんですが OS-BS のメニューで FreeBSD を選択する と "No operating system" と叱られてしまいます。 A. これはオリジナルの FAQ にもありま す(When I boot FreeBSD I get ``Missing Operating System''.)が、基本的に FreeBSD と DOSその他の OS とのディスクジオメトリの考え方が矛盾する場合に生じます。 これの対処法もオリジナルの FAQ にあります(Which geometry should I use for a disk drive?)が、SCSIディスクの場合 そのジオメトリは使用するコン トローラが拡張変換をサポートしているかどうかに依ります(これはしばしば "support for DOS disks >1GB" みたいな SCSI/BIOS の設定項目で切り換えら れます)。 1) 拡張変換のサポート OFF のとき、 N/64/32(cylinders/heads/sectors per track) としてください。 ただし N はディスク容量を MB 単位で表わした数です。 2) 拡張変換のサポート ON でかつ 1GB を超えるとき M/255/63(cylinders/heads/sectors per track) としてください。ただし Mはディスク容量を MB 単位で表わした数を 7.844238 で割った数です。 で、再インストールする前にとりあえずSCSI/BIOS の "support for DOS disks >1GB" の設定を切り換えてください。うまくいけばちゃんと認識し てくれるはずです。 --- [管理番号 69] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSDをインストールしようと思うのですが 買ったマシンには最初から Windows95が入ってまして、しかもDiskの全容量を確保しています。 これを前半に縮小して 空いた後半に FreeBSDをインストールしたいのですが。 A. AT互換機の場合は FIPS.EXE もしくは 市販の Partition Magicなどのソフ トを使って内容を消すことなく sliceの大きさを縮小することが出来ます。 NEC PC98の場合はこういうソフトが存在しないようです。 --- [管理番号 70] (最終更新 2000/11/08 02:00:24) Q. kern.flp 及び mfsroot.flp の size が 1,474,560B あります。 これだと 1.44MB の FD には収まらないのではないですか? A. 1.44MB == 1440KB == 1440 * 1024B == 1474560B なのでちょうど収まります。 なお、boot.flp は 2.88MB FDD, LS-120 用、または CD-ROM からの ブートイメージとして使います。 --- [管理番号 71] (最終更新 2003/01/22 21:13:32) Q. DOS/Windows 上で、kern.flp 及び mfsroot.flp をフロッピーに コピーしたのですが、「ディスクの空き領域が足りません」で 書き込めません。 A. "copy" コマンドでコピーするのではありません。 圧縮してコピーするのでもありません。 1. PC/AT 互換機の場合は a) tools/fdimage.exe を使ってください。詳しくはリリースに付属する FLOPPIES.TXT を読んでください。 例えば 4.6-RELEASE なら、fdimage.exe は に、kern.flp と mfsroot.flp は にあります。CD-ROM の場合も、同様のディレクトリ構成になっています。 同じディレクトリに3つのファイルを置いて、 C:> cd ファイルを置いたディレクトリ名 (1枚目のフロッピーを挿入) C:> fdimage kern.flp a: (フロッピーを抜いて、2枚目のフロッピーを挿入) C:> fdimage mfsroot.flp a: とするのがよいでしょう。 b) GUI な tool ならば rawwritewin というものがあります。 ペンギンさんのアイコンの GPL なソフトウエアです。 2. NEC PC98 系の場合は tools98/dostools 以下の rawrite.exe と、 floppy98 以下の kern.flp や kern144.flp などと mfsroot.flp を使います。 必ずリリースに付属する 98readme/Instal98.txt をよく読んでください。 [管理番号 72] に参考情報があります。 --- [管理番号 72] (最終更新 2002/10/21 05:19:40) Q. PC-9801/PC-9821で ブート用のフロッピーディスクを作ろうとしたのです が、rawrite で書き込みできません。 A. PC-9801/PC-9821系用の rawrite.exe を使っているか確認してください。 tools98 にある rawrite.exe を使いましょう。 FreeBSD(98)2.2.6R-Rev01 以降の場合、ブートディスクには 1.21MBタイプ のものと 1.44MBタイプの 2種類があります。 1.21MBタイプは容量の関係で 一部の機能が制限されますので、1.44MBで起動可能な場合は 1.44MBタイプで 作ることをお勧めします。 1.21MB用のブートディスクの場合、フロッピーが 2HCフォーマットでない と書き込めませんので MS-DOS上または DOSprompt上で下記の様にしてフォー マットしてください。 format /5 <ドライブ番号> (NEC MS-DOSの場合) format /e <ドライブ番号> (EPSON MS-DOSの場合) 補足 1.21MBタイプの場合 PC/AT互換機で(PC/AT互換機用の rawrite.exe を使っ て) 5.25inchドライブ(3.5inchドライブでは不可) に書き込んで作成すること も出来ます。 1.44MBタイプの場合 PC/AT互換機で(PC/AT互換機用の rawrite.exe を使っ て) 3.5inchドライブ(5.25inchドライブでは不可) に書き込んで作成すること も出来ます。 --- [管理番号 74] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. インストールフロッピーで起動するときに いらないデバイスを全部 disableにしたらその先が起動しません。 A. disableしてはいけないデバイスというのもあります。 sc0 (syscons driver)とか npx0は消さないでください。 sc0をdisableすると、一切コンソールが使えなくなります。disableしないで ください。(この部分情報求む) --- [管理番号 75] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. boot.flpで uncompressing kernelした後に、booting the kernel... のまま先に進まず、ハードウェアチェックも始まりません。 A. まずはBIOSの設定をいちばん安定して動くように、メモリアクセスなどが 遅くなるよう変更して起動してみます。2次cacheのスピードを遅くしたりOff にするとかCPU内 cacheを Offにすると起動する場合があります。それでも同 じ症状ならば、クロック数を下げてみましょう。 --- [管理番号 76] (最終更新 2000/03/04 08:15:14) Q. ダウンロードしてきた package がうまくインストールできなかったり、アー カイヴファイル (.gz、.tgz、.bz2 .lzh .zip など) がうまく展開できません。 また、その為か ports/packages のインストールに失敗することがあります。 例えば、以下のようなエラーが出ます。 gzip: test.tar.gz: invalid compressed data--format violated bunzip2: test.tar.bz2: data integrity (CRC) error in data You can use the `bzip2recover' program to attempt to recover data from undamaged sections of corrupted files. gzip: stdin: invalid compressed data--format violated tar: Unexpected EOF on archive file tar: child returned status 1 ports の場合だと、 >> Checksum mismatch for xxx.tar.gz. というエラーで止まってしまうことがあります。 A. 転送時にファイルが壊れた可能性があります。 ・ブラウザなどを使ってファイルを get した場合、ファイルの転送がうまく いかないことがあるようです。 バイナリデータをきちんと転送できるようにして再度 get し直してみるか、 (WWW ブラウザではなく) FTP client でファイルを転送してみて下さい。 ・FTPクライアントを用いた場合、転送モードが ASCII モードになっていると ファイルの中の 0x0d が 0x0d、0x0a に置き換えられてしまい正常に展開で きません。転送モードをバイナリモードにして下さい。 リモートのファイルサイズが表示される場合は、転送後のファイルサイズと等 しいか比較して確認できます。(ただし、kb オーダーで表示されていたりする と正しく比較できないこともあります)。 ports の場合は、転送はうまくいったものの、配布ファイルが変更されていて MD5 チェックサムが変わってしまった為、チェックにひっかかっている可能性 もあります。 配布ファイルが名前を変更せずに更新されていた場合は、MD5 のチェックを無 視するようにしてもよいですが、第三者の手によって好ましくない変更が加え られている可能性もあるので、きちんと確認すべきでしょう。 尚、DOS 用の tar には -a オプションを有するものがあり、これを指定して 展開しようとするとうまく行かないという報告があります。 --- [管理番号 77] (最終更新 1999/02/24 03:38:46) Q. ブートフロッピのカーネルが起動し、デバイスのチェックが終了してイン ストーラのメニューが表示される直前で、画面が消えカーソルが左下に行き、 そのまま固まってしまいます。何がいけないんでしょうか? A. ひょっとしてあなたのマシンの SCSI アダプタは Buslogic ではないでしょ うか? だとすればカーネルのコンフィギュレーションの設定で Adaptec の SCSI アダプタ を無効 (Disable) にしないと永久に動きません^^; Buslogic の SCSI アダプタには Adaptec 互換モードがあるので、Adaptec のドライバ で probe されて互換モードで動こうとするとうまく動きません。Disable に すれば Buslogic のドライバが使用されます。 なお、PC-9801/PC-9821 用の FreeBSD(98) でも同様の現象が報告されていま すが、こちらは原因が分かっておらず、現在のところ対処方法がありません。 --- [管理番号 78] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. Floppy disk controller の I/O ポートをWindows 上で調べると 0x3f3-0x3f5でした。FreeBSDでは0x3f0になっていますが、大丈夫でしょうか? A. 大丈夫です。0x3f0からの8バイトで、0x3f3-0x3f5を含んでいます。 --- [管理番号 81] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. ネットワーク経由(NFS,FTP)でインストールしているんですが、 [Partition]->[Label]->[Distribution]->[Media]->[NFS]->[Commit] でいき なり固まってしまいます。 A. う〜ん困りましたね。ネットワークインターフェースカード(NIC)のインス トールがうまくいってないかもしれませんね。というわけで、付属ソフトウェ ア等で以下の対応をしましょう。 o IRQ 等のリソース設定を見直す。 o メディアを自動判別するカードなら、自動判別を切って決め打ちする。 o ISA Plug and Play 対応カードなら、Plug and Play を切る。 o 半二重/全二重の設定を見直す。 カードによっては、設定後にいったん電源を切らないと設定が有効にならない ものもあるので要注意です。さらに、FreeBSD のバージョンが古ければ新しい ものに入れ換える。これで 95 % は OK です。これでも動かない場合はメーリ ングリスト等で相談しましょう。ただし、DOS or Windows で動作確認してか らにしてください。 --- [管理番号 82] (最終更新 2003/05/17 21:39:24) Q. FreeBSD をネットワーク経由でインストールしたいのですが、どの FTP サイトを利用したらよいでしょう? A. 国内のプロバイダを利用している場合は、ftp?.jp.FreeBSD.org が おすすめです。 を参照して、適当な FTP サイトを選択してください。 なお、ftp?.jp.FreeBSD.org は いずれも [announce-jp 1107] の (a) 分類の条件を満たしており、ネットワーク条件のよいところに 設置されています。 --- [管理番号 83] (最終更新 2000/05/24 20:55:13) Q. FreeBSD を FTP proxy 経由でインストールしたいのですが、 どうすれば良いのでしょうか? A. FTP のプロキシサーバには大きく分けて二種類あり、プロキシとクライアント との通信で FTP を使うものと HTTP を使うものがあります。FreeBSD をイン ストールする際は、インストーラ (sysinstall) がクライアントとなりますが、 HTTP を使うタイプのものは 4.0-RELEASE で初めてサポートされました。これ より前にリリースされた 3.4-RELEASE 以前は FTP を使うタイプしかサポート していません。 FTP をサポートしている HTTP proxy では、ftp://host[:port]/path 形式の URL を受け付けて HTTP (ftp URL) FTP client <================> proxy <=========> remote_server という形で動作します。(ブラウザの proxy 設定で HTTP と FTP について同 じ host/port を指定するのはこのタイプです。例えば、squid や wwwoffle、 また、delegate も設定によってはこのモードで動作します) このタイプは 3.4R 以前の installer では対応できません。事前に wget や Web ブラウザを使うなどして、必要とされる FreeBSD 配布ファイルを入手し ておかなければなりません。一旦手元に配布ファイルを取り寄せてしまえば、 後は local mirror server を立てるなり、DOS パーティションにコピーする などインストール方法は任意です。 一方で FTP proxy は FTP FTP client <=========> proxy <=========> remote_server という動作をします。こちらはプロキシの実装にいくつかの種類がありますが 大抵 installer から直接扱えます。(例は delegate のマニュアル、ncftp3 の firewall 関連の設定マニュアルなどを参照してください) プロキシが "ユーザ名: 誰々@どこそこ.co.jp" でアクセスするタイプの場合、 普通の FTP インストールと違うのは、インストーラの Options メニューから FTP username を選んで、 ユーザ名に anonymous@ftpサーバのFQDN パスワードに自分のメールアドレス を入力しておく事と、Media -> FTP -> URL と選んで ftp://proxy_host[:port]/pub/FreeBSD/releases/ としておくことです。なお、proxy_host はホスト名または IP アドレスで 指定し、必要ならポート番号を ":" に続けて記述します。 また、delegate では以下のような URL を指定する方法も使えます。 ftp://proxy_host[:port]///ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/releases/ プロキシのホスト名のあとの "/" 3 本がみそです。 URL 記述では host 名は '/' までで、それ以降が directory path として 扱われるので、host///dir の形では host の //dir を参照することになり、 結果としてプロキシに接続した後でインストーラが cd //ftp.FreeBSD.org/pub/FreeBSD/releases/ を実行することになります。 [求む!その他のproxyでの方法] --- [管理番号 85] (最終更新 2002/02/03 13:12:18) Q. `panic: cannot mount root' で FreeBSD が起動しない。 A. FreeBSD を一台目以外の HDD にインストールしていますね。これはブートブ ロックとカーネルにおいて、HDD のユニット番号の認識が食い違っているため に起こります。この症状については FreeBSD FAQ にも解説がありますので、 次の URL を参照してください。 1. FreeBSD 3.3-RELEASE 以降 マシンを起動すると Hit [Enter] to boot immediately, or any other key for command prompt. Booting [kernel] in 9 seconds... という loader(8) のメッセージが表示されるので、ここでリターンキー以外 のキーを押してコマンドモードに入り set root_disk_unit=2 boot としてください。これで IDE ならセカンダリマスタから FreeBSD が起動する はずです。このとき指定する数字はインストールした HDD によって次のよう に読み換えてください。(GENERIC カーネルのとき) +-------------------------------+----------------------+ | IDE | SCSI | +---------------+---------------+----------------------+ | Primary | Secondary | | | Master Slave | Master Slave | 見付けた順に 0,1,2… | | 0 1 | 2 3 | | +---------------+---------------+----------------------+ これで正しく FreeBSD がブートできたら # echo "root_disk_unit=2" >> /boot/loader.conf とすれば、次からブートローダでの指定はいらなくなります。設定ファイルは /boot/loader.conf.local でも良いのですが、どちらかに統一した方が後で 混乱しなくて済みます。 2. FreeBSD 3.2-RELEASE 以前 起動時に `Boot:' と表示されたところで (3.0-RELEASE 以降では loader(8) が読み込まれる前に Enter 以外のキーを叩くことで表示されます)、 IDE + IDE で 2 番目の IDE がセカンダリのマスタの場合は 1:wd(2,a)/kernel IDE + SCSI の場合は 1:sd(0,a)/kernel を入力してください。 IDE 2 台 + SCSI とか SCSI の 2 台目とかの場合は適宜 1: の数字や ?d(0,a) の 0 を 1,2 に変更してください。一般には、 :(,a)/kernel という形式で、 BIOS から見たディスクの番号。最初のドライブは `0'。 コントローラを指定します。 IDE なら `wd'、SCSI は `sd' (3.0-RELEASE 以降では `da') コントローラ上のドライブのユニット番号。上記の表を参照。 です。 なお次回のブート時にデフォルトとするには、 # echo "1:wd(2,a)/kernel" > /boot.config のようにします。 --- [管理番号 86] (最終更新 2004/04/09 05:05:29) Q. bootオプションに 1:da(0,a)/kernel と入力しようとしましたが :、(、) は それぞれ shift+; 、)、shift+0 と入力しなければなりません。 英数字キーの対応は正しいのですが、記号の対応がおかしいようです。 対応を正しくするにはどうしたら良いでしょうか? A. それは、あなたの使用しているキーボードが日本語106キーボード だからです。英語101キーボードのキー配列で入力しなければなりません。 その段階では、OSは起動していないので正常に対応させることは出来 ませんが、OS起動後は、/stand/sysinstallを実行すれば、その中で 変更することが出来ます。 また X サーバ起動後は、キーマップ配置は X サーバが管理し、設定ファイル XF86Config で指定できるほか、setxkbmap(1) でも設定可能です。XF86Config ファイルの生成は、XF86Config 作成ツールである xf86cfg コマンドでも行な えます。 --- [管理番号 88] (最終更新 2002/02/03 13:12:18) Q. 1 台のパソコンを家族も使うことがあるので、「FreeBSD を起動する時は フロッピーを入れる」という運用にしたい。 A. FreeBSD 2.2.5-RELEASE 以降なら以下の方法が使えます。 フロッピーディスクをドライブに挿入し、 # fdformat fd0 # disklabel -w -B /dev/rfd0 fd1440 # newfs /dev/rfd0 とするか、インストールフロッピー (3.0-RELEASE 以降なら kern.flp、 それより前なら boot.flp) を流用して、 # mount /dev/fd0 /mnt # echo 'ad(0,a)' > /mnt/boot.config # umount /mnt これで reboot すればフロッピーから起動します。 なお、`ad(0,a)' の部分については [管理番号 514] を参照してください。 --- [管理番号 89] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 1つのDiskにパーティションを3つ作成し 1) Windows95 Fat  400MB 2) WindowsNT4.0 NTFS 2000MB 3) 空き 700MB FreeBSDを 3番目のパーティションにインストールしたら NT が起動しなく なりました。 A. 元の状態は 1つ目が基本パーティション、 2つ目は拡張パーティションに なっています。 NT のブートプログラムの設定ファイルは、 C:\BOOT.INI ですが、以下のような感じになっているはずです。 (特にpartition(x)の部分をチェックしてください) [operating systems] multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINNT= "Windows NT Workstation Version 4.00" multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2)\WINNT= "Windows NT Workstation Version 4.00 [VGA mode]" /basevideo /sos C:\="Microsoft Windows" この状態で FreeBSD を3番目の空き領域に入れた場合、この3番目の領域は 実は基本パーティションになります。BOOT.INI のパーティション番号 (partition(x))は、基本パーティションから先に振られます。 つまり、もともと 基本(Win95) multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1) 拡張(NT4.0) multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2) だったのが、基本パーティションを追加したことによって 基本(Win95) multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1) 拡張(NT4.0) multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(3) 基本(FreeBSD) multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2) となり、NTのパーティション番号がずれてしまったのです。 しかし、BOOT.INI はそのままですので、NTLDR は正直に multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(2) から NTOSKRNL.EXE を読もうとして「NTOSKRNL.EXE がないよ」ということ になってしまいます。 そこで以下のように、partition(3) に書き直してやれば復旧するはずです。 multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(3)\WINNT= "Windows NT Workstation Version 4.00" multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(3)\WINNT= "Windows NT Workstation Version 4.00 [VGA mode]" /basevideo /sos 下記の Web ページも参考にしてください。 --- [管理番号 364] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. パラレルポートを使用して、『ネットワーク経由』でのインストールをし たいのですが、具体的にはどのようにするのですか? A. 以下の手順で行ないます。 ハンドブックの『2.2.5. ネットワーク経由のインストールの前に』にも目を 通してください。 以下の説明では、インストール対象のコンピュータを "BBB"、すでに FreeBSD が インストールされていて CD-ROM ドライブを持ったコンピュータを "AAA" としています。 IP 接続を行なうために 適当な IP アドレスを 両者につける必要があります。 以下のアドレスを使用することにします。 192.168.223.1 192.168.223.2 +--------------+ +-------------+ | Host "AAA" |======================| Host "BBB" | +--------------+ +-------------+ 1. ケーブルを接続する パラレルクロス”、“インターリンク接続用”、“ラップリンク接続用” などの名称で 市販されているケーブルを使用します。 2. "AAA" 側の準備 CD-ROM を マウントしておきます。 CD-ROM が エクスポートされていることを確認します。 /etc/sysconfig (2.2.1), /etc/rc.conf (2.2.2〜) 内で nfs_server_enable が "YES" に なっていること。 /etc/exports に /cdrom -alldirs が必要です。 パラレルIPインターフェースを活性化します。 # ifconfig lp0 inet 192.168.223.1 192.168.223.2 3. "BBB" 側の設定 インストールメディアの選択で NFS を 選択します。 『インストールファイルへのフルパス名』のダイアログには、 192.168.223.1:/cdrom と入力します。続いてネットワークインターフェースの選択ダイアログが 表示されるので “lp0”を選択します。 ネットワークの設定ダイアログでは以下を入力して下さい。 ホスト名: あなたのコンピュータの名前 ドメイン名: あなたのドメイン名 (以上は適当に決めてよい) IP アドレス: 192.168.223.2 ネットマスク: 255.255.255.0 ifconfig へのその他のオプション: 192.168.223.1 --- [管理番号 368] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. IOデータ機器製のSCSIボードS-PCI/S-UPCIに接続された機器か らのブートは可能ですか? A. これらのボードにはBIOSが載っているのでブート可能です。 SCSIボードに搭載されているブートのためのオンボード BIOSは、 システム BIOS の I/O ベクタにブートデバイスを登録するときに 必要なものです。ブート ROM を持っているほとんどのボードは、 電源を入れるかリセットしたとき, ブートデバイスを登録する メッセージが最初に表示されます。詳しくはあなたのシステムや ボードの解説書をご覧ください。 --- [管理番号 396] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 2 台目の HDD に FreeBSD をインストールしたのですがブートマネージャ の画面が出ずに 1 台目の OS が起動します。 A. 1 台目の HDD にもブートマネージャを入れましょう。後からブートマネー ジャを入れる方法は、 Q. ブートマネージャを再インストールする簡単な方法は? ( 管理番号: 57 ) にあります。 --- [管理番号 470] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 98note の内蔵 HDD(SASI) に FreeBSD(98) をインストールしたいのですが、 可能でしょうか? A. 可能です。98Note の内蔵 HDD は、BIOS で SASI に見せかけているだけで 実はIDEなので、FreeBSD(98) で使用することが出来ます。 --- [管理番号 486] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSDをインストールしようと bootディスクを作成し、インス トールを始めましたが Booting 0:fd(0,a) kernel@0x?????? text=0x?????? と表示されたあと、いくらか棒が回転した後で Error: D:0x0 C:?? H:?? S:?? が延々と表示されてしまい、reboot するしかありません。 (注意: ? は任意の英数字) A. インストールに使用している floppy disk が物理的に壊れている場合 にこのような現象が発生することがあります。 別の floppy disk を利用してみましょう。 --- [管理番号 514] (最終更新 2002/02/03 13:12:18) Q. FreeBSD をインストールしたいんですが、ブートマネージャは HDD に書き込み たくありません。HDD の MBR を変更せずに FreeBSD を boot できるようにす る方法はありませんか? A. インストールフロッピー (3.0-RELEASE 以降なら kern.flp、それより前なら boot.flp) が使えます。 まず最初に FreeBSD をインストールしますが、そのときブートマネージャ (Boot Manager) を MBR に書き込むかどうかの問い合わせに `None' を選択し ます。そしてインストール終了後、もう一度上記のフロッピーをドライブに セットして reboot しますが、そのままでは loader(8) が読み込まれてしまい ますので、すかさず Enter 以外のキーを打ちます。すると次の樣なプロンプト が表示されます (FreeBSD 2.2.x では何もしなくても同様の状態になります)。 >> FreeBSD/i386 BOOT Default: 0:fd(0,a)/boot/loader boot: ここで、`ad(0,a)' などとタイプすれば HDD から FreeBSD を起動することが できますが、FreeBSD をインストールした HDD によって以下のように指定し ます。 ad(0,a) IDE の Primary Master 1:ad(2,a) IDE 二台で Secondary Master da(1,a) SCSI だけのシステムで二台目の HDD 1:da(0,a) IDE + SCSI で SCSI HDD より一般的には、 :(,a) という形式で、 BIOS から見たディスクの番号。最初のドライブは `0'。 コントローラを指定します。 IDE … 4.0-RELEASE 以降 `ad'、それより前では `wd' SCSI … 3.0-RELEASE 以降 `da'、それより前では `sd' コントローラ上のドライブのユニット番号。 +-------------------------------+----------------------+ | IDE | SCSI | +---------------+---------------+----------------------+ | Primary | Secondary | | | Master Slave | Master Slave | 見付けた順に 0,1,2… | | 0 1 | 2 3 | | +---------------+---------------+----------------------+ /boot/loader または /kernel ですが、通常は省略できます。 詳しくは boot(8) を参照してください。日本語訳を次の URL でも読むことが できます。 これで HDD からのブートに成功したら、いちいち入力する手間を省くために [管理番号 88] の設定を行ないます。 --- [管理番号 646] (最終更新 2002/02/14 00:39:59) Q. IRQ や DRQ という略語をよく見かけますが、どういう意味でしょう。 A. 言葉の意味としては次のようになります。 ・IRQ: Interrupt ReQuest (割り込み要求) ・DRQ: DMA ReQuest (DMA - CPUを使わないデータ転送 - 要求) また同じような意味で次のようなものも使われます。 ・INT PC98 では IRQ の他に INT という用語も使われます。基本的に INT と IRQ は同じようなものですが、番号の対応が異なります (IRQ3 と INT3 は異な ります)。[管理番号 242] を見てください。注意として PCI デバイスにお いても INT という用語が出てきますが、これとは別ものです。 ・DMA  DRQ と同じ意味で単に DMA を使う場合もあります。このときは DMA の番号 をそのまま DRQ の値にすればいいです。例えば、「DMA1」の場合は「DRQ1」 とすればいいわけです。 いずれも本来はAT(ISA)バスなどに出ている信号線の名称からきています。IRQ は割り込みコントローラ8259Aの信号線、DRQはDMAコントローラ8237Aの信号線 の名称でした。それぞれのコントローラ1個あたりIRQは8本、DRQ4本あり、ど ちらのコントローラも2個AT互換機にあるためIRQは0から15、DRQは0から7番ま でとなります。 このうちにはシステム上であらかじめ利用されているために他の目的には利用 できない番号がいくつかあります。現在のマザーボードではチップセット内に これらのコントローラは含まれているために単独の部品としては存在しません。 それぞれ PCのシステムに対して入出力にかかわる特定の処理の開始タイミン グを知らせるための信号です。例えばキーボードからの入力やシリアル回線 からデータを取り込む時にはIRQが使用されます。 一般のPCユーザにとっては拡張カードの設定等の時にお目にかかることが多い でしょう。 IRQやDRQの信号によってOSは「開始タイミング」を知る事ができますが、それ が何の開始であるかはそれぞれの信号線の番号に役割を割り当てるか、何らか の仕組みを工夫してOSが信号を受け取った時に原因を知る事ができるようにす る必要があります。 信号線の番号への割り当ては「電話のベルを4回ならした後に切ったら、私か らの電話だから、その直後にかけた電話を取ってほしい」、とか「5回ならし てから切ったら、ここに電話して欲しい」というような取り決めをしておく事 と似ています。 例えば3人以上の間でこのような取り決めをした場合「5回ならしたら私の所へ 電話して欲しい」という取り決めが複数あった場合、どちらに電話したらいい か分からなくなります。これと同じで複数のデバイスが割り込み番号を共有し た場合に問題が起きます。これがいわゆるIRQやDRQの「衝突」です。 PCIの場合はOS側で何から要求があったかを知る事ができるための仕組みを作っ てあるためIRQ等を共有することができます。これは先の例で言えばメッセー ジ機能のあるポケベルを使い、メッセージに用件を入れているようなものです。 以上のような理由でISAバスのデバイスではIRQやDRQを複数のカードで同じ番 号を割り当てると問題が起きます。PCI の場合は自動設定機能に加えIRQの共 有が可能であるため多くの場合で気にしないで済みます。 ただし実際に共有ができるかどうかはデバイスの性質、ドライバの作り方に依 存するため、RIVA128を使ったビデオカードのようにIRQを他のカードと共有し て割り当てると Windowsでは問題ないが XFree86 では問題が出る、といった 事も起きることもあります。 FreeBSDの場合、PnPに対応しているドライバは今の所少なく、また、ISAデバ イスのIRQなどの番号の認識を誤る事もトラブルの原因としては比較的多く見 られるようです。このため、Windows 等を利用する場合に比較するとより注意 深くカードなどの設定を確認しておく必要があります。 --- [管理番号 675] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. パーティションの振り分けですが、/(ルート)だけという構成では 問題があるでしょうか? A. パーティションを分割することによって以下のようなメリットと デメリットが生じます。前もってよく検討して、方針を決めて 置きましょう。 分割するメリット サーバーに使う場合などを除いた一般的な運用であれば FreeBSD のインストーラがデフォルトで使う数値でほとんど 問題がないでしょう。 パーティションを分ける理由としては、ディスク容量を使いきってし まった時のことがあります。 例えば /home というパーティションの中で作業しているとします。 何らかのミスで /home がいっぱいになってしまっても / や /usr にある 重要なファイルの読み書きに影響せずにすみます。これが、1パーティション になっていると、重要なファイルが書き込めずにシステムがクラッシュしたり 不安定になったりする原因になってしまいます。 分割するデメリット 例えば mail や news をため込むような使い方をする場合 /var をあふれさせ てしまう例があります。また ports / packages のデータベースも /var 以下 に作られこれも案外大きくなる場合があります。 経験不足、あるいはディスク容量に余裕がないなどで各パーティションの 使用量を見積もることが難しい場合には、 / のみの構成を選択することに 十分意味があります。 また、一旦パーティション分けを行うと簡単に切り直しができないので、 ある程度のスキルがないと予想に反した使用状況になった場合に修正がききません。 --- [管理番号 684] (最終更新 2002/03/07 15:32:11) Q. FreeBSD を CD-ROM からインストールしました。インストールが終了し 再起動したら、またインストール画面が現れて、FreeBSD が起動しません。 どうなっているのでしょうか? A. 現在、入手可能な FreeBSD の CD-ROM はブート可能になっています。 BIOS の設定によっては再起動後 CD-ROM からブートしてしまいます。 インストール終了時のメッセージに、「 FD や CD-ROM を抜くように」と 書かれています。再起動をするときは、フロッピーといっしょに CD-ROM も 抜くか、BIOS で CD-ROM から起動しない様に設定しておかなくてはいけま せん。 --- [管理番号 741] (最終更新 2000/06/06 23:24:59) Q. FTP で入手したファイルが圧縮されています。拡張子が .gz になって いるのですが、Windows95/98/NT 環境で解凍するにはどうすればいい ですか? A. 拡張子が .gz になっているのは gzip (GNU Zip) で圧縮されたものです。 FreeBSD では gzip(1) コマンドが標準でインストールされているのですが、 Windows 95/98/NT 環境なら Windows 用のものを別途入手する必要があります。 また、.tar.gz や .tgz 形式では、tar(1) コマンドも必要です。 以下の Anonymous FTP サイトから入手できます。 MS-DOS プロンプトなどから、 .gz -> gzip -d hoehoe.gz .tar.gz -> tar zxvf hoehoe.tar.gz .tgz -> tar zxvf hoehoe.tgz とすることで、伸張・展開することができます。 tar アーカイブについては、compress(1) を併用した .tar.Z や、bzip2(1) で圧縮した .tar.bz2 形式も良く使われます。また、GUI の各種フリーソフト ウェアもありますので、以下の Web ページを参考にどれか入手しておくと 良いでしょう。 統合アーカイバ・プロジェクト --- [管理番号 748] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD をインストールしようとしているのですが、rawrite 等を利用し て作成した install floppy で boot しません。 A. いくつか原因が考えられます。 (1) フロッピーはブートデバイスに設定されていますか? BIOS のブートデバイスの順番 (Boot Sequenceといった項目) をチェック しましょう。 ここが、例えば C,A となっていて、C に中途半端な HDD があったりすると そこで止ることがあります。また、CD-ROM boot可能な BIOS で、CD-ROM boot する設定にしている場合も Boot 可能でない CD-ROM が入っていたりすると止 まってしまうことがあります。 (2) 作り方を間違えてフロッピー自体がブート可能なものでないということも 考えられます。 フロッピーが正しいかどうか、別のマシンでブートして確認してみましょう。 駄目な場合はほかの方法でフロッピーを作成しましょう。 --- [管理番号 804] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD のインストールの際に fips.exe を使って既存の Windows パーティ ションのサイズを縮めようとしたところ、fips.exe が Error: Unknown Filesystem: 0Bh というエラーになってサイズ変更ができませんでした。 A. サイズを変更しようとした Windows パーティションが FAT32 フォーマッ トだからです。FreeBSD の配布物に含まれる fips.exe は FAT32 には対応し ていません。 から FAT32 に対応した fips.exe version 2.0 を入手してこちらを使いましょう。 またソフトボートの市販ソフト System Commander 4 を使っても FAT32 フォー マットのパーティションのサイズ変更を行なえるようです。 --- [管理番号 805] (最終更新 2001/11/17 19:15:36) Q. FreeBSD(98) をインストールしましたが、立ち上げると `Can't find kernel' と表示されて動きません。 A. リリースに含まれる 98readme/Install98.txt の「4.7. 配布ファイルの選択」 に説明があります。現在公開されている最新版については、次の URL で参照す ることができます。 --- [管理番号 821] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. NEC PC-9801/PC-9821 シリーズを使っていますが,MS-DOS(Windows95)で パーティションをいじるときに注意することはありますか? A. Windows95 付属の fdisk.exe を使って,MS-DOS(Windows95) のパーティ ションの状態変更をすると,FreeBSD をインストールしたパーティション (スライス)の情報が完全に破壊されるようです. こうなると FreeBSD を再インストールするしか復旧の方法がなくなるの で,MS-DOS に附属の format.exe か,FreeBSD に附属の fdisk を使って 作業を行なった方がよいでしょう. なお,PC-AT 互換機版の Windows95 に附属する fdisk.exe には,状態変 更というオプションがないので,このような問題はありません. --- [管理番号 839] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. fips.exe で分割したハードディスクのパーティション(スライス) を一つに戻すことはできますか? A. presizer というツールでできます。 をダウンロードして、DOS から実行してください。 なお、ドキュメントは にあります。 --- [管理番号 1099] (最終更新 2004/04/09 05:05:57) Q. FreeBSD をインストールする時に、anonymous FTP を使うと、 ユーザ名「ftp」で接続しますが、「ftp」以外のユーザ名を 使うことはできませんか。 A. 可能です。インストーラの Main Menu から「Options」を選択し、 「FTP username」でスペースキーを押せば、「ftp」以外のユーザ 名とパスワードを設定することができます。 --- [管理番号 1187] (最終更新 2000/11/08 01:28:26) Q. FreeBSD のインストーラによるインストール時に追加パッケージを インストールしようとすると、途中で「???が見つかりませんでした」 と言うメッセージが出ます。 CD-ROM の中にはそのパッケージがないのでしょうか? A. 結論から言ってしまえばその通りです。 パッケージは年々数が多くなり、今ではCD-ROM 一枚に入る容量を越えて います、そこで依存関係を考慮して分割されて提供されている場合があり CD-ROMの入れ換えが必要になります。収録内容を記述してあるファイルが きちんと整備されていれば、途中でCD-ROM を差し換える必要はありません パッケージの収録内容のリストはFTP インストール用にすべてが記載されて いるものが配布されていますので、CD-ROM を作成する人がきちんとCD-ROM に収録したパッケージ内容のリストに修正してない場合に不具合が出ると 思われます。 インストール時、追加したいパッケージがリストに出てこない場合はCD-ROM を入れ換え、インストール後再度インストーラを立ち上げて試してください。 また、ネットワークが確立しているならば、FTP インストールが確実です。 失敗したものをメモしておいて、pkg_add コマンドでインストールしても いいでしょう。 --- [管理番号 1317] (最終更新 1999/05/07 00:51:13) Q. 3.1-RELEASE 以降の boot.flp のサイズが 2.88MB あるのですが、1.44MB の FDD しかありません。どうしたらよいでしょうか。 A. 3.1-RELEASE 以降ではブートイメージが 1.44MB に入りきらなくったので、 ブートフロッピーが 2 枚に分割されました。 kern.flp と mfsroot.flp からブートフロッピーを 2 枚作成し、kern.flp で 作成したフロッピーを先に挿入しブートして下さい。途中で、mfsroot.flp か ら作成した方に交換するように要求されます。 フロッピーイメージをネットブートする ALPHA マシンか、LS-120 のような 2.88MB フロッピーからブートできる FDD があれば、boot.flp を使用するこ ともできます。 MS-Windows (MS-DOS) でブートフロッピーを作成するには、fdimage.exe を使 用します。 詳しくは、floppies/README.TXT を見てください。 --- [管理番号 1451] (最終更新 2001/02/18 15:26:53) Q. Future Domain 1610M ISA SCSI カード (TMC18C30 チップセットベース) は FreeBSD で使えますか? A. PAO の stg ドライバは ISA frontend をそなえて FreeBSD にマージされました。 4.2-RELEASE 以降の stg ドライバで使うことはできますが、インストールフロッ ピーでは認識させることができませんので、インストール時には別の方法を使っ てください。また、3.5R と PAO3 の組み合わせでもおそらく使えると思います。 カーネルをコンパイルする手段は別に必要ですが、kern.flp のカーネルだけ 入れ換えればインストール時にも使えます。入れ換えるカーネルの要点は、 GENERIC (PAO3 なら PAO_ALL) カーネルから不必要なドライバを削除した上で、 device stg # TMC 18C30/18C50 という行を device stg0 at isa? port 0x140 irq 11 # TMC 18C30/18C50 と変更したカーネルを作ります。リソース指定値は個別に調整してください。 このとき、`options MFS' と `options MD_ROOT' (PAO3 というか 3.x では `options MFS_ROOT') は削除しないでください。作成したカーネルは kern.flp を書き込んだフロッピーを普通にマウントすればコピーできます。 # cp GENERIC # vi # config -r # cd ../../compile/ # make -DNO_MODULES depend all # mount /dev/fd0c /mnt # gzip -9cv kernel > /mnt/kernel.gz # umount /mnt なお、vnconfig(8) を使えば kern.flp 自体を直接変更できます。 # vnconfig /dev/vn0 /tmp/kern.flp # mount /dev/vn0c /mnt # gzip -9cv kernel > /mnt/kernel.gz # umount /mnt # vnconfig -u /dev/vn0 --- [管理番号 1770] (最終更新 2001/01/08 04:37:23) Q. 私はメールクライアントの passwd 再設定をさせたくないので現在使用中 の FreeBSD 2.2.5 から FreeBSD 3.5.1 へのバージョンアップは CD-ROM を使って UPGRADE しようと考えています。 CD-ROM 内の FreeBSD のアップグレードをよく読んで、注意点を押さえて やればこのまま実行して大丈夫ですよね。 A. インストーラのメッセージでも表示されるように、なにがおきても自分で なんとかできる人以外は、そのまま UPGRADE してはいけません。/etc 配下の ファイル、パッケージのリスト (/var/db/pkg)、メールスプール、追加アプリ ケーションとその設定ファイル (/usr/local や /usr/X11R6 以下など)、 ホームディレクトリ (/home) などを確実にバックアップしておいて、新規に インストールしましょう。 このようなとき、/var, /usr/local, /usr/X11R6, /home などが / や /usr と別パーティションになっていると、インストーラの disklabel の画面で、 / (ルート) と /usr だけ Newfs フラグを Yes にすれば良く、あとでリスト アする手間がかなり省けます。もちろん自分で必要なものだけで良いのですが、 もし完全に真っ新の状態からリストアするのなら、X11 はリストアしてから追 加インストールした方が、パッケージで入れたものが混乱しないですみます。 また、FreeBSD のリリースが上がることで compat?? ライブラリが必要になる 場合があります。特に 2.2.x からの更新では compat22 はほとんど必須とい えるかもしれません。これは、いまだに aout 形式のアプリケーションが存在 するためで、一連の Netscape 関連のパッケージはその筆頭です。 FreeBSD のメジャーバージョン (リリース番号の最初の数字) が上った場合、 設定ファイルの書式も大きく変わっているものが多いため、これらを書き戻す だけでは動かないものがあります。通常は mergemaster(8) を使って設定ファ イルを更新すれば、全てを手動で対処するよりも楽だと思います。 mergemaster の実行には /usr/src に FreeBSD のソースが必要なので、事前 にインストーラを利用するなどして展開しておいてください。次に、/etc 全 体を以前の状態にリストアしてから mergemaster を実行します。基本的には 'i' コマンドでそのまま /etc にコピーするか、'm' で変更点をマージしてか らコピーすることになりますが、/etc にコピーせずに保留にしたファイルは /var/tmp/temproot 以下に残されますので、後で個別に対処してください。 また、最後にいくつか手動でコマンドを実行するようにメッセージが表示され ることがあります。 # cd /dev && sh ./MAKEDEV all # newaliases # cap_mkdb /etc/login.conf # pwd_mkdb -p /etc/master.passwd なおバックアップとリストアには、確実にユーザ情報やパーミッションなどが 復元できるツールを使ってください。例えば、dump(8) + restore(8) や tar(1) コマンドや cp(1) を使う場合は -p オプションを指定するようにして ください。 --- [管理番号 2441] (最終更新 2003/11/17 02:28:47) Q. スワップ (swap) 領域のサイズはどのくらい確保すべきなのでしょうか。また、 後からスワップ領域サイズを増やしたくなった場合のお手軽な対処方法はありますか。 A. FreeBSD の場合は VM のアルゴリズム上、物理メモリ量 2倍以上のスワップ 領域を確保した方が性能が良くなるようです。tuning(7) を参照してください。 また、スワップ領域サイズが物理メモリサイズ以上なければ、カーネルパニック 時のカーネルダンプが出来なくなります。 なお、本来 FreeBSD をスワップ領域なしで運用することは可能なのですが、 FreeBSD の sysinstall(8) を使ってインストールすると、必ずスワップ領域を 指定しないといけません。これは sysinstall(8) の制限です。 スワップ領域はスワップファイルとして用意することも可能ですので、 - まずはスワップ領域を少なめ (32MB程度) でインストールしてみる。 - 使ってみてメモリがやはりキツければ、スワップファイルを追加する。 という手も使えます。 例として、10MB のスワップファイルを /usr/SWAPFILE として追加する方法を 紹介します(4.8-RELEASEで確認されています)。 1. スワップ領域として使用するファイルを作成 # dd if=/dev/zero of=/usr/SWAPFILE bs=1024k count=10 2. /etc/rc.conf に次の記述を追加 swapfile="/usr/SWAPFILE" 3. リブートし、スワップ領域に追加されたか確認 # pstat -s Device 1K-blocks Used Avail Capacity Type /dev/ad0s1b 130944 0 130944 0% Interleaved → /dev/rvn0b 10112 0 10112 0% Interleaved Total 141056 0 141056 0% この方法を、FAT ボリュームにある pagefile.sys (Windows のスワップファイル) に応用することも可能です。 --- [管理番号 2641] (最終更新 2004/07/12 23:14:37) Q. 古いバージョンの FreeBSD はどこで入手できるでしょうか? A. FreeBSD ハンドブックの Mirroring FreeBSD という文書の中で紹介されている FreeBSD Mirror Database で配布サイトの一覧を検索できます。ここで古めのリリースも見つかるでしょう。 古いソースを参照したいだけであれば、 [管理番号: 798] Q. FreeBSD の各バージョンの配布ファイルの内容や変更点を調べたいのですが。 をどうぞ。 --- [管理番号 2664] (最終更新 2004/07/12 23:14:38) Q. 古い PC (i386 マシン) への 5.0-RELEASE 以降のインストールがうまくゆき ません。 A. その PC は、ACPI に対応していますか? 対応していないか、ACPI 対応が出始めの頃のものであれば、起動時のメニュー (BSD デーモンの ASCII art が出ている画面) で acpi disabled を選択してみて下さい。 ACPI 非対応の PC では、ディスクへの書き込みに失敗してインストールが中 断したり、カーソルキーが効かなかったり、freeze したりといった不具合で インストール出来ない場合があるようです。