--- [管理番号 110] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. Xを起動した後 CAPSと Ctrlキーを入れ換えたい。 A. 以下のファイルを ~/.Xmodmap などに保存しておき,Xの起動時に xmodmap ~/.Xmodmap などして読み込ませればうまくいくとおもいます. -- ここから -- remove Lock = Caps_Lock remove Control = Control_L keysym Control_L = Caps_Lock keysym Caps_Lock = Control_L add Lock = Caps_Lock add Control = Control_L -- ここまで -- XFree86 3.2以降の場合は XF86Config の "Keyboard" セクションに XkbOptions "ctrl:swapcaps" を加えるだけでOKです。 --- [管理番号 111] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 日本語106キーボードを使ってるんですが Xで キートップと画面に出る文 字が異なって困っています。キートップを無視して 英語キーボード配列で使 うにはどうしたらいいでしょうか? A. 日本語キーボードを ASCII 配列のように快適に使うには、まず XF86Config の "Keyboard" セクションに XkbModel "jp106" XkbLayout "us" XkbOptions "ctrl:swapcaps" を加えます。XkbDisable されていたらコメントアウトしておきます。 # 最後の XkbOptions は、xmodmap で行なうこともできます。両方設定する # と戻ってしまうので注意して下さい。 あと ~/.Xmodmap に keycode 49 = Escape keycode 51 = grave asciitilde keycode 129 = space keycode 131 = space keycode 123 = backslash bar keycode 133 = backslash bar を加えて % xmodmap ~/.Xmodmap とします。すると [半角/全角] → Esc ["]", "}"] → "`", "~" [無変換] → space [変換 ] → space ["\", "_"] → "\", "|" ["¥", "|"] → "\", "|" になります。 --- [管理番号 113] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. Xの上で kterm -C と立ち上げてもコンソールになってくれません。 (メッセージが表示されてくれない) A. /dev/consoleの オーナの問題です。 rootになり /etc/fbtab というファイルを作って内容を /dev/ttyv0 0600 /dev/console にしてください。そうすれば、consoleの所有者が /dev/ttyv0 に loginした人になります。 --- [管理番号 114] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. マウスでカットはできるのですが,ペーストができません. どうやら両ボタン同時クリックの機能が働いていない様です. A. XFree86Configの設定がデフォルトでは Emulate3Buttons がコメントアウトされているのでこれを有効にし,Xを立ち上げる とこの問題は解消されます. --- [管理番号 116] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. X サーバを終了させた後コンソールに戻ってくると、 どんなキーを叩いても変な顔文字フォントのようなものしか 出てこなくなってしまいます。 shutdown もできないので強制リセットかネットワークからログインして 再起動するしか手段がなくなってしまいます。 A. X サーバを終了させた後、CTRL + ? (実際には CTRL + SHIFT + / )を 叩いて下さい。これで普通に文字を入力できるようになるはずです。 --- [管理番号 119] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. kinput2 で BSキーが使えません。Delキーは使えます。何か設定が悪いの でしょうか? A. システムによって“一文字前削除”キーの割り当てが異ります。FreeBSD の場合は Delete(^?) が削除キーとなっています。対策として、アプリケー ションの設定ファイルを変更してBS に Del に相当するキーを割り当てること ができます。 o kinput2 + canna の場合 ~/.canna に (load "/usr/local/canna/lib/default.canna") (global-unbind-key-function 'delete-previous) (global-set-key "\Backspace" 'delete-previous) と記述します。 o kinput2 + wnn の場合 /usr/X11R6/lib/X11/ccdef/ccdef.kinput2 の中から includeしている rule(rule.eggfuncなど)の "" '^H' "" backspace "" Delete "" delete という記述を "" '^H' "" backspace "" Delete "" backspace のように書き換えます。 --- [管理番号 121] (最終更新 2000/01/20 19:42:16) Q. fvwm95 や Afterstep 等の Window Manager で、スタートメニューや popup メニューに出てくるアプリケーションが動作しません。 A. スタートメニューにあるアプリケーションは通常その Window Manager の package には付属してこないので、別途 packages や ports 等からインストー ルしてやる必要があります。 またメニューには記述されていても、packages や ports が存在しない場合 もあります。 --- [管理番号 122] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. fvwm95 のスタートメニューが Linux'95 じゃ悲しいので、FreeBSD'95 と かにできないのでしょうか? A. package の fbsd-icons-1.0.tgz を利用すれば可能です。このpackageの中 には、スタートメニューに使える xpm ファイルが含まれています。これを使 えば、FreeBSD'95だけでなくdaemon君付きのスタートメニューにもできます。 packageをインストールした後、自分の .fvwm95rc の #--------- Taskbar's start menu DestroyMenu "StartMenu" AddToMenu "StartMenu@freebsd2-menu.xpm@^#808080^" \ ^^^^^^^^^^^^^^^^^ を利用する xpm ファイル名に変更して下さい。 --- [管理番号 123] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. Kterm や Mule の行間を空けたいのですが A. man kterm より‥‥ kterm -lsp dots # dots: 行間ドット数 あるいは ~/.Xresourses や ~/.Xdefaults などに kterm*lineSpace: n # n: 行間ドット数 と記述しましょう。 Mule も同様です。( kterm を mule に変えるだけ )。 --- [管理番号 124] (最終更新 2004/04/09 05:05:39) Q. moused を使用している時は XF86Config にはどう書けばよいのでしょうか。 A. に書いてありますが、moused を使用しているときは、マウスの種類に関わら ず、XF86Config には Protocol "Auto" Device "/dev/sysmouse" と書きます。 --- [管理番号 125] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 大型ディスプレイ(21インチ程度) を用いて、1600x1200 の解像度で X Window System を使いたいと思っています。 このような場合、 ビデオカードはどのようなものを選び、設定ではどの点を注意したら よいのでしょうか? A. 基本的な注意点 1. ディスプレイ本体の解像度と周波数 2. ビデオカードの解像度と周波数 3. 上記の情報をより適合した組み合わせを確認する。 4. ビデオカードは refresh rate が高いものを選ぶ 5. 色数が多い場合はビデオカードに大きなメモリが必要 6. 高い周波数を使わないとフリッカが出るので注意 具体的な組み合わせ例 (情報提供者の表現より、上段:ビデオカード、下段:モニタ) 1. Number 9 の なんとか 64Pro --> 1600x1280 Nanao の17inch 2. Matrox Millennium(8MB) --> 1600x1200 16bpp Totoku CV213: Horizsync30-108,VertRefresh50-160Hz 3. #9 Imagine 128-II(4MB) --> 1600x1200 8bpp Sony 20SE3: HorizSync 30-96,VertRefresh 48-160 4. Matrox MGA Millennium 4Mb --> 1600x1200 65536 colors Nanao F780: 95kHz 5. VIRGE-VX 8MB --- [管理番号 126] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. xinit: not found と言われて、X が起動できません。startx でも同じです。 A. コマンド検索パスに /usr/X11R6/bin が入っていないのでは? 例えば、echo $PATH で確認できます。 --- [管理番号 127] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 「xterm」を「-ls」オプションをつけて起動すると wtmp に書き込みが実 施されますが、これを止めるには? A. A1. よい子は、そういう異常なことはしません。 A2. ソースに手を加えます。以下のような修正で望み通り動くはずです。 - - - - - - - - *** programs/xterm/main.c.org Thu Jun 26 22:25:44 1997 --- programs/xterm/main.c Tue Aug 26 11:51:46 1997 *************** *** 335,342 **** --- 335,344 ---- #if (BSD >= 199103) #define USE_POSIX_WAIT + /* #define LASTLOG #define WTMP + */ #define HAS_SAVED_IDS_AND_SETEUID #endif - - - - - - - - --- [管理番号 356] (最終更新 2001/05/07 03:21:09) Q. kterm で日本語が文字化けします。 A. 順を追って設定を確認しましょう。以下の項目を見てください。 [管理番号 357] Q. kterm で日本語ファイルを cat すると文字化けします。 正しく日本語を表示させるにはどうしたらいいのですか? [管理番号 358] Q. 日本語の文章を kterm にカットアンドペーストすると 文字化けします。 [管理番号 359] Q. kterm 上のコマンドプロンプトに日本語を入力すると 化けてしまいます。 [管理番号 360] Q. kinput2 または skkinput で kterm に日本語入力するには? [管理番号 361] Q. kterm 等を使った場合の日本語表示の仕組みは? [管理番号 362] Q. 日本語の含まれるファイルを、kterm 上で jless を 使って表示させると文字化けします。 [管理番号 363] Q. kinput2 または skkinput で tgif に日本語入力するには? [管理番号 1166] Q. kterm上で csh(1),environ(7),kterm(1) の日本語マニュ アルを読みたいのですが、うまく表示できず、文字化けし てしまいます。 [管理番号 1366] Q. kterm など X 上の日本語文字表示可能なはずのアプリケー ションで日本語文字が見えません。 --- [管理番号 357] (最終更新 2001/05/07 03:21:09) Q. kterm で日本語ファイルを cat すると文字化けします。正しく日本語を表示 させるにはどうしたらいいのですか? A. kterm(1) が pty(4) とやりとりするデフォルトの漢字コードは JIS です。 例えばファイルの内容が Shift-JIS で書かれていれば、当然ながら cat(1) の結果は文字化けとなります。また、kterm 上で利用するアプリケーション の入出力についても同様のことが言えます。 kterm に漢字コードを指示するには以下の3通りの方法があります。 1. kterm の VT Options メニュー Ctrl + マウスの中ボタン (2番目のボタン) でメニューを表示させて、 `Japanese EUC Mode' をチェックすれば EUC コード、 `Shift-JIS Mode' をチェックすれば Shift-JIS となります。 どちらもチェックされてなければ、デフォルトの JIS コードです。 2. コマンドラインオプション kterm 実行時のオプション -km で指定します。 -km euc 日本語 EUC コード -km sjis Shift-JIS コード (マイクロソフト漢字コード) -km jis JIS コード (ISO-2022-JP ベース) 3. X リソースで指定 以下のどれか1行を ~/.Xresources または ~/.Xdefaults に追加して、 KTerm*kanjiMode: euc KTerm*kanjiMode: sjis KTerm*kanjiMode: jis X を再起動するか % xrdb -merge ~/.Xresources などとします。もし、-km オプションが指定されていれば、そちらが 優先されます。 具体的に漢字コードを EUC とする場合の手順を示します。 o 上記のいずれかの方法で kterm を起動して、漢字コードを EUC にします。 確認は kterm の Ctrl + マウスの中ボタンでできます。 o stty(1) を使って pty が 8 bit を通すようにします。 % stty cs8 -istrip -parenb o EUC コードのファイルが cat で正しく表示されるか確認します。 % kterm -km euc -fn a14 -fk k14 としても上手くいかないようなら、[管理番号 1366] を参考にしてフォント 指定を確認する必要があります --- [管理番号 359] (最終更新 2001/05/07 03:21:09) Q. kterm 上のコマンドプロンプトに日本語を入力すると化けてしまいます。 A. まず、[管理番号 358] および [管理番号 360] を参照してください。 kterm(1) の中では、通常ユーザからのコマンド入力を処理するプログラム shell (シェル) が走っています。高機能 shell (tcsh, zsh, bash) は、 その編集機能のための入力と日本語文字入力とを区別できないので、これら に日本語を入力したいときはしかるべき設定をしなければなりません。また、 現状では両者を完全に両立するのは難しいようです。 1. tcsh (ports/shells/tcsh), ja-tcsh (ports/japanese/tcsh), 4.1-RELEASE 以降では csh(1) (/bin/csh) は tcsh のハードリンク。 コンパイル時に漢字サポートを有効にしたものであれば、 % set dspmbyte=euc とすれば日本語が入力できると思います。漢字コードについては `euc' と `sjis' をサポートしています。漢字サポートが有効かどうかは、 シェル変数 version に `kan' 及び `dspm' を含むかどうかで判断でき ますので、もしこれが無効になっている場合、tcsh をコンパイル仕直す 必要があります。 % echo $version tcsh 6.09.01 (Astron) 2000-01-14 (i386-intel-FreeBSD) options 8b,nls,dl,al,kan,sm,rh,color,dspm ^^^ ^^^^ また、シェル変数 nokanji が設定されていないことも条件です。 これでも日本語を通さないようなら stty(1) で 8bit を通すように 設定してみてください。 % stty cs8 -istrip -parenb 2. zsh (ports/shells/zsh), (ports/shells/zsh-devel) デフォルトで EUC なら入力できます。 zsh-3.1.6 The Z shell (development version) というバージョンで、一応編集もできています (ja-rxvt-2.7.2 上で確認)。 JIS X0208 な文字を一文字と認識してくれないので、そこに気を使う必要は ありますが…。 3. bash 1.x (ports/shells/bash1), bash 2.x (ports/shells/bash2) ~/.inputrc に以下の記述を加えておけば EUC を扱えます。 set convert-meta off set meta-flag on set output-meta on また非公式ですが、日本語パッチを適用することで、上記の設定なしに 日本語の行編集も行なえるようです。 --- [管理番号 360] (最終更新 2001/05/07 03:21:09) Q. kinput2 または skkinput で kterm に日本語入力するには? A. kinput2(1) 及び skkinput(1) は、以下の多国語変換プロトコルをサポートし ています。kinput2 の man ページには他にもいくつか書いてありますが、実際 問題として現状では以下の三種類、特に kinput2 プロトコルと XIM プロトコ ルの、どちらかが使えれば問題になる事は少ないでしょう。 a) Kinput/Kinput2 Protocol 早い話が kinput2 オリジナルのプロトコルで、kinput2 の前身である kinput がサポートしていた Kinput Protocol と、現在の kinput2 で採用 された Kinput2 Protocol があります。kinput2 及び skkinput 自体は 両方のプロトコルをサポートしています。 b) X Input Method Protocol X11R6 標準のプロトコルで、省略して XIM とも呼ばれます。また、この プロトコルでは複数種の変換サーバを同時に実行することができ、多国語を 取り扱うことができます。 c) Ximp Protocol X11R5 以前のプロトコルで、古いアプリケーションと X サーバの組み合わ せで使う場合以外では、利用する機会はないでしょう。 kinput2 及び skkinput 共に、コマンド起動時のオプション指定で、上記の プロトコル毎に有効・無効を選択できます。もちろん前提条件として、これら のプロトコルをコンパイル時に組み込む必要があります。オプション名の前に `-' (ハイフン) を付けると有効に、`+' (プラス) を付けると無効化されます。 特に指定しない限り三種類とも有効です。 -/+kinput Kinput/Kinput2 Protocol -/+xim XIM Protocol -/+ximp Ximp Protocol 具体的には、Ximp を無効にした kinput2 の起動では、 % kinput2 +ximp & また、skkinput で XIM のみ有効にしたければ、 % skkinput +kinput -xim +ximp & などとすることができます。 次にこれらの変換サーバを利用するクライアント側の設定ですが、主に X リソー スと環境変数を利用します。詳しくは個々のアプリケーションのマニュアルを 参照して頂くとして、ここでは kterm(1) を具体例として説明します。 現状の kterm version 6.2.0 では kinput2 プロトコルと XIM プロトコルを サポートしています。コンパイル時に有効にされているかどうかは、kterm の -version オプションで確認できます。 % kterm -version kterm: version 6.2.0 options: [KTERM_MBCS] [KTERM_MBCC] [KTERM_KANJIMODE] [KTERM_XIM] [KTERM_KINPUT2] [KTERM_COLOR] [KTERM_NOTEK] [STATUSLINE] [KEEPALIVE] [WALLPAPER] 1. Kinput2 プロトコル kterm はデフォルトでは kinput2 プロトコルを利用します。kinput2 または skkinput のどちらかを事前に起動しておき、~/.Xresourses や ~/.Xdefaults から kterm のリソース translations を探し、そこに以下の1行を挿入します。 Shiftspace: begin-conversion(_JAPANESE_CONVERSION) i) 既にリソース translations が存在する場合 KTerm*VT100*translations: #override \ Shiftspace: begin-conversion(_JAPANESE_CONVERSION)\n\ : scroll-back(2)\n\ : scroll-forw(2) ii) リソース translations が存在しない場合 KTerm*VT100*translations: #override \ Shiftspace: begin-conversion(_JAPANESE_CONVERSION) リソースファイルを更新したら、 % xrdb -load ~/.Xresources などとして、kterm を新たに起動します。この状態で Shift + Space キーを 押せば変換モードに入るはずです。またトグル操作で変換モードから抜けます。 2. XIM プロトコル kterm で XIM プロトコルを用いた変換を行なうには、kinput2 や skkinput を -xim オプションを付けて起動するようにし、 % env XMODIFIERS="@im=kinput2" kterm -xim % env XMODIFIERS="@im=skkinput" kterm -xim とすることで利用可能です。環境変数 XMODIFIERS を常に設定しておくには、 csh(1) 系なら ~/.cshrc に setenv XMODIFIERS "@im=kinput2" sh(1) 系なら ~/.profile に export XMODIFIERS="@im=kinput2" を書き加えれば良いでしょう。 もし、変換時の入力スタイルを指定する必要があれば、リソース preeditType に OverTheSpot (いわゆるその場変換) または Root (別ウィンドウで変換操作) のどちらかを指定します。例えば、kterm で kinput2 の Root スタイルを用い るには、以下の2行を X リソースに追加すれば良いでしょう。 KTerm*inputMethod: kinput2 KTerm*preeditType: Root 変換モードの切り換えキーは、Shift + Space のトグル操作がデフォルトです。 また、kterm の -xim オプションはリソースに次のようにも記述できます。 KTerm*openIm: true --- [管理番号 361] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. kterm 等を使った場合の日本語表示の仕組みは? A. +-----+ (1) +-----+ (2) +--------+ (3) +-------+ | X | --> |kterm| --> |pty | --> |shell等| | | <-- | | <-- |ドライバ| <-- | | +-----+ (6) +-----+ (5) +--------+ (4) +-------+ o (1),(6) では COMPOUND_TEXT コーディングで渡します。 o (2) では kterm で指定したコーディングで pty に渡します。 o (5) では kterm で指定したコーディングで pty から受け取ることを *期待* o shell の入力表示はローカルエコーによって行われます。 (入力文字は (2)->(5) と渡され、(4) からは渡されません。) o pty は (2)->(3), (4)->(5), (2)->(5) で改行コードの変換等を行います。 o stty コマンド等で前記 pty の変換動作を制御可能です。 o editor, shell 等はそれぞれ独自に stty の設定を変更することがあるので、 各々の manual を参照してください。 --- [管理番号 363] (最終更新 2001/05/07 03:21:09) Q. kinput2 または skkinput で tgif に日本語入力するには? A. [管理番号 360] を参照して、kinput2 / skkinput の起動を確認して下さい。 日本語 tgif (ports/japanese/tgif) は、日本語入力に kinput プロトコルと XIM プロトコルをサポートしています。どちらのプロトコルを用いるかの指定 は、X リソース (~/.Xresources や ~/.Xdefaults など) に記述するか、tgif のコマンドラインオプションで行ないます。下記の漢字変換モードの起動/終了 キーはデフォルトのものです。 | kinput プロトコル | XIM プロトコル --------------+---------------------------+------------------------ X リソース | Tgif*IMProtocol: kinput | Tgif*IMProtocol: xim オプション | -kinput | -xim 変換起動キー | Ctrl + Space | Shift + Space 変換終了キー | Shift + Space | Shift + Space もし日本語が化けるときは Menu で Text => Font => で Ryumin または Gothic を選びましょう。またリソースでのフォント指定も可能です。詳しく は同時にインストールされるドキュメントを参照してください。 --- [管理番号 370] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. X を終了した後に、 kernel: cmd XF86_SVGA pid 389 tried to use non-present SYSVSHM とメッセージが出ています。どんな意味なのでしょうか? A. System V 互換の共有メモリ機能を使おうと思ったらカーネルにサポートの 部分が入っていなかったので使わないで X サーバを起動します。という意味 です。 実は このメッセージが表示された直後に X の画面に変わり、コンソールが 表示されないために X が動作している間は見ることができません。 X が終了 すると 再び コンソールが表示されるため、X 終了後にメッセージが出た様に 見えます。 放っておいても全く問題はありませんが、気になるのであれば以下の行をカー ネルコンフィグファイルに追加してカーネルを再構築し再起動してください。 /sys/i386/conf/LINT より抜粋: ---begin # These three options provide support for System V Interface # Definition-style interprocess communication, in the form of shared # memory, semaphores, and message queues, respectively. # options SYSVSHM options SYSVSEM options SYSVMSG ---end kon を使う場合 ( 管理番号: 305 ) や Linux のバイナリを実行させようとす る場合 ( 管理番号: 326 ) には必要になる機能なので、カーネルを再構築し てしまえば後顧の憂いがなくなるかも知れません。 --- [管理番号 385] (最終更新 2004/04/09 05:05:59) Q. X の画面を部分的に PS (できれば EPSF) に落したいんですが、何か良いツー ルはないでしょうか? A. ports に xgrabsc (x11/xgrab) というのがあります。たとえば % xgrabsc -cps -eps > /tmp/test.eps とやってマウスで切取りたいところをドラッグすればカラー EPSF に落せます。 切り取った部分を編集したりするには xv (graphics/xv) や ImageMagick (graphics/ImageMagick) なんかが御勧めです。 xv は controls パネルの右下の Grab をクリックして grab メニューで Grab をクリックすれば画面取得モードに入ります。このときウィンドウ単位で get したいならその画面にカーソルを持って行ってマウスの左のボタンをクリック、 部分的に切取りたい場合にはマウスの真中のボタンで切取りたい部分をドラッ グすれば get できます。get した画面はメインウィンドウに表示されますから OK なら controls パネル の save をクリックし御所望のスタイルを選択して 簡単にセーブできます。 ImageMagick は 部分的に切取る場合には display コマンド、ウィンドウ単位 で扱うなら import コマンドでできるそうです。また、直接 EPSF に書き出せ る上、8bpp を超える環境でも問題なく使えるそうです。 --- [管理番号 451] (最終更新 2000/01/20 19:44:12) Q. ウィンドウマネージャに twm を使用したときは きちんと表示 できた色やアイコンが、fvwm や Afterstep、その他カラフルな ウィンドウマネージャを使用した場合では、白黒になってしまいます。 A. fvwm を使用していて、なおかつ GoodStuff で、いろいろな所から集めた xpm のアイコンを使用するような設定にしていると、それぞれのアイコンが 別々の色を要求するため、かなり色数を消費してしまいます。特に Netscape Navigator を同時に使うと、すぐに色が足りなくなってしまいます。 Afterstep は、アイコンやタイトルバーのグラデーション部分で 数百の色数を必要としますが、減色したアイコンを使うと 色の消費を抑えることができます。 適当な場所 (例えば /usr/X11R6/lib/X11/afterstep/icons/) に展開し、 ~/.steprc や ~/.fvwmrc などを IconPath /usr/X11R6/lib/X11/afterstep/icons/reduced:/usr/X11R6/lib/X11/afterstep/icons PixmapPath /usr/X11R6/lib/X11/afterstep/icons/reduced:/usr/X11R6/lib/X11/afterstep/icons と書き換えると、最初に減色アイコンである icons/reduced/ を探し、 見つからなければ icons/ を探すようになります。 なお、Afterstep-1.6/1.7 などは、8bpp 用の減色済アイコンが 用意されていますので、アイコン用パスの設定変更だけで大丈夫です。 根本的には、カラフルなウィンドウマネージャを 8bpp (256色) で 使うのは少し無理があります。できればメモリ 4MB 以上のビデオ カードを購入し、16bpp (65536色)・24bpp (1677万色) を表示可能な 環境を整える方がよいでしょう。 --- [管理番号 453] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. -lxpg4 をつけてコンパイルするにはどうすればよいですか。 A. /usr/X11R6/lib/X11/config/host.def に、 #define ExtraLibraries -lxpg4 と書きます。 以後 xmkmf を実行 (あるいは ports を使って make) する際には -lxpg4 オ プションをつけてコンパイルする Makefile が作られるようになります。 --- [管理番号 536] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. X で DPMS を使いたい。 A. XFree86 3.3 以降でしたら以下のようにして使う事ができます。 % xset dpms StandbyTime SuspendTime OffTime たとえば % xset s 60 % xset dpms 180 300 600 のようにすると、1分で画面がブランクになり、3分で standby モード、5分で suspend モード、10分で off モードになります。 --- [管理番号 538] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD(98) では X 使用時の GRPH キーの動作が AT 互換機版 FreeBSD の ALT キーの動作と違うようなんですけど? A. XF86Config の Section "Keyboard" に XkbDisable という1行をつけて下さい。 ただし、XkbDisable は下位互換性のためのオプションなので、前向きな解 決法とはいえません。より前向きな解決法を募集しています;-) --- [管理番号 633] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. kterm などの X 上のプログラムを立ち上げたまま X を終了すると waiting for X server to shut down kterm: fatal IO error 32 (Broken pipe) or KillClient on X server ":0.0" などというエラーメッセージが表示されます。 A. kterm などが X サーバにより強制的に終了させられているために出るもので、 全く気にする必要はありません。 --- [管理番号 654] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. xlock を起動させようとすると xlock: Can not get hostbyname といって起動しません。ホストネームはちゃんと設定しているのですが、どう すれば起動できますか? A. /etc/rc.conf だけではなく、/etc/hosts にも hostname(とその IP address)を設定してある必要があります。 /etc/rc.conf で設定する hostname は hostname(1) が返す文字列を指定して いるだけであり、gethostbyname(3) が求める hostname と IP address の対 応は /etc/hosts または DNS によって解決されています。gethostbyname(3) の働きは、hostname と IP address の対応を書いた表の検索だというように 理解しておくと今後似たような問題にも対応できると思います。 --- [管理番号 665] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 1台のコンピュータに2枚のビデオカードを挿し,XFree86 3.3.2 を用いて 2台のディスプレイを同時に使用(Dual-Display, Multi-Head)したいので すが? A. 現状では XFree86 は複数のビデオカードを同時に使用することはできません. Accelerated-X や Metro-X 等の商用 X サーバはサポートしているようです. --- [管理番号 717] (最終更新 2000/06/06 23:24:43) Q. X の背景に画像を表示する(いわゆる「壁紙を貼る」)には? A. X では背景の部分をルートウィンドウと言います。 ルートウィンドウに画像を表示するには いくつかの方法があります。 (1) xsetroot を使用します。(XBM ファイルに対してのみ使用できます。) % xsetroot -bg DarkSlateBlue -bitmap hoge.xbm などとします。ここで -bg DarkSlateBlue は背景色が「深い青色」に指定 しています。 (2) xv (port/package が用意されています) を使用すれば、 bmp、pixmap(.xpm等)、jpeg(.jpg等)、gif、xbm、tif、その他標準的な 画像ファイルを、そのまま壁紙とすることができます。 ただ敷き詰めるだけなら % xv -root -quit ファイル名 xv には、多くの option がありますので、(cf./usr/X11R6/share/doc/xv/xvdocs.ps) % xv -root -maxpect -quit ファイル名 で、縦横比を保存したまま最大拡大。 % xv -rmode n -quit ファイル名 で、n は、0-9で、タイリングの仕方のバリエーションなどが楽しめます。 (3) ImageMagick(port/package が用意されています) にも、 同様のコマンドが用意されています。 % display -window root hoge.jpg で、タイル状に。 % display -window root -backdrop -foreground black hoge.jpg で、周りを黒(black)にして、画像を中央に表示します。 (4) xpmroot または sxpmroot を使用する場合。(XPM ファイルに対して使用) % xpmroot hoge.xpm または % sxpmroot hoge.xpm とするだけです。xpmroot は、X window manager の一つである fvwm2 の package に含まれています。sxpmroot は で入手可能です。 (5) その他 xloadimage(packages または、ports の x11/xloadimage) や その派生の xli(packages または ports の graphics/xli)でも ルートウィンドウに画像表示が可能です。対応している画像形式 およびオプションについては、それぞれ xloadimage(1)、xli(1) を ご覧下さい。 ルートウィンドウを color にすると X の色数によっては、きれいに発色しない 場合や、netscape のような色を多く必要とするアプリケーションを後から 起動すると、色が足りなくなることもあります。 --- [管理番号 724] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. kterm で ALT キーが使えないのですが A. kterm のリソース KTerm*eightBitInput の値を false にして下さい。 具体的には、~/.Xresources に以下の行を追加すれば良いです。 KTerm*eightBitInput: false --- [管理番号 787] (最終更新 2000/03/04 08:15:59) Q. 数値演算コ・プロセッサ (FPU) のない PC で "GPL_MATH_EMULATE" を指定 してカーネルを再構築したのですが、X を使うと浮動小数点演算のエラーが出 ます。どうしてですか。 A. LINT にもあるように、GPL_MATH_EMULATE を指定する時は、MATH_EMULATE を消すかコメントアウトして下さい。同時に指定すると MATH_EMULATE を指定 した時と同じ浮動小数点エミュレータが使用されます。 また、アプリケーションソフトウェアによっては、 GPL_MATH_EMULATE を指 定しても実行できないものがあります。できる限り FPU を使用して下さい。 --- [管理番号 820] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. xterm や kterm 上で、文字をカラー表示するアプリケーションを実行 したのですが、カラー表示されません。カラー表示させるためには、 どうしたらよいのでしょうか? A. カラー表示の方法は、アプリケーションによって異なります。ここでは その一部を紹介します。 例 1. slang library を用いた mutt では、環境変数 COLORTERM を % setenv COLORTERM というように設定することで、kterm 上でのカラー表示が可能に なります。 例 2. 例 1. と同じく、slang library を用いた slrn では、 % slrn -C として実行することにより、カラー表示されます。 例 3. gnuls では、 % gnuls --color と実行することによりカラー表示されます。 (注) xterm の場合は、上記の方法の他に、 % setenv TERM xterm-color などとする必要があるかもしれません。 xterm や kterm 上でカラー表示するアプリケーションは、terminal 上の カラー表示を行なう為のエスケープシーケンスを取得し、カラー表示を 行います。この時、何をカラー表示のトリガにするかが問題です。それは、 上記の例のように。環境変数やコマンドラインオプションだったりします。 --- [管理番号 1002] (最終更新 1999/02/24 03:55:48) Q. X の program を、別の端末に表示しようとしたら Xlib: connection to "サーバ:0.0" refused by server Xlib: Client is not authorized to connect to Server Error: Can't open display: サーバ:0.0 と、error になって、表示できませんでした。 A. X が、どこからの connection でも、すべて表示できたら、 セキュリティのかけらもないので、デフォルトでは、その X server が立ち上がっているマシン以外からの接続は、拒絶します。 X server : pc.hogehoge.or.jp remote client : client.hogohoge.or.jp の時、pc.hogehoge.or.jp 側で、環境変数 DISPLAY が pc.hogehoge.or.jp:0.0 のような指定がされている状態で、 % xhost +client.hogehoge.or.jp とすると client.hogehoge.or.jp からの*すべて*の X の接続を許可するようになります。 % xhost + では、すべてのマシンからの接続を許可します。 いつも設定しておきたいなら ~/.xinitrc などの中で、pc で X を起動する時に 自動実行しましょう。 xon のバージョンによっては、xhost +host を、自動でやってくれるものもあります。 また、xauth を使用すれば、もうすこし細かい制限もできます。(ref.man xauth) また remote host がそれなりに遠い場所にあるなどで安全面で不安があるなら、 ssh を入れて、それでログインしてから X client を起動すると local host への X の転送は勝手にやってくれます。 --- [管理番号 1032] (最終更新 1999/04/07 06:15:13) Q. ~/.Xresourcesと~/.Xdefaultsって、どう違うんですか? A. ~/.Xdefaults は、xrdb でディスプレイに対してリソースを 登録して「無い」場合に、XToolkitアプリケーションが起動時に サーバリソースデータベースとして読み込むファイルです。 つまり、xrdb -query として、登録済リソースが表示されるような 状況では、~/.Xdefaultsは参照されません。 ですから、Xのリソース設定に関しては (1). ~/.Xresourcesに記述して、~/.xinitrc(~/.xsession)に xrdb -merge $HOME/.Xresources と書く。 (2). ~/.Xdefaultsに記述して、各Xアプリケーション(が使っている ツールキットのライブラリ)に読み込ませる。 のどちらでもいいです。 ただ、(2)の場合、~/.Xdefaultsを編集した後にXアプリケーションを 起動すると、(xrdb を実行しなくても) 最新の情報が反映される、 という特徴があります。 しかし、Xクライアントを他のマシン上で実行している場合は ローカルではなく、リモートの ~/.Xdefaults を読んでしまいます。 一方(1)は、Xクライアントをローカルで実行しようとリモートで 実行しようと、同じリソース設定が参照されます。つまり、 ディスプレイにプロパティとしてリソースを登録するのが xrdb なのです。 ですから、一応(1)が推奨される方法でしょう。 本来は ~/.Xresources というファイル名でなくてもいいのですが、 ~/.xinitrcや~/.xsessionがない場合に実行される /usr/X11R6/lib/X11/xinit/xinitrc /usr/X11R6/lib/X11/xdm/Xsession の中で ~/.Xresources というファイルを参照するようになっているので、 この慣例にならって ~/.Xresources というファイル名にしておくのが 無難でしょう。 --- [管理番号 1080] (最終更新 2000/03/04 08:15:03) Q. xdm から login するようにしています。xterm -ls を用いると wtmp や lastlog に記録が残りますが、kterm を使った場合は-ls オプシンを付けても 記録されません。どうすればよいでしょうか。 A. sessreg(1) を利用すれば記録することが出来ます。 xdm(1) のマニュアルに記載されている STARTUP PROGRAM、RESET PROGRAM の 項にあるスクリプト Xstartup、Xreset を作成して実行権を与え、 /usr/X11R6/lib/X11/xdm/xdm-config を編集してそれらを利用するようにすれ ばよいでしょう。 なお、どうしても kterm の -ls オプションでログを取りたいのであれば [管理番号 127] が参考にはなるでしょう。 --- [管理番号 1299] (最終更新 2003/10/16 23:20:15) Q. XEmacs (Emacs, Mule) を使っていますが SHIFT+SPACE や CTRL+o を押すと、 本来のキーバインドが無視され、kinput2 の入力ウィンドウがポップアップ してしまいます。 A. この問題は XEmacs (Emacs, Mule) のキーバインドが kinput2 に乗っ取られる ことによって生じます。XIM を無効にすればこの問題を回避できます。 お勧めは XEmacs (Emacs, Mule) を起動するときに、環境変数 XMODIFIERS を @im=none (none は実在しないもの) にしておく。 です。XEmacs の場合なら具体的には $ XMODIFIERS=@im=none xemacs & (sh系) % env XMODIFIERS=@im=none xemacs & (csh系) のように起動します。これを alias にしておくか /usr/local/bin/xemacs という シェルスクリプトにしておくと便利でしょう。XEmacs でなく Emacs や Mule を 使用している場合は xemacs の部分を emacs や mule に読み替えてください。 確認環境: 4.3-RELEASE とその ports/packages ja-xemacs-canna-21.1.14 ja-kinput2-canna-3.0 3.1-RELEASE とその ports/packages ja-mule-wnn[46]-2.3 ja-kinput2-wnn[46]-2.0.4 FreeBSD 固有の問題ではありません。 X サーバは、上記環境のとおりで、XEmacs (Emacs, Mule) を X クライアント として Solaris から起動した場合も、ja 環境で起動すれば同様の現象が 起きます。 --- [管理番号 1366] (最終更新 1999/11/03 04:51:17) Q. kterm など X 上の日本語文字表示可能なはずのアプリケーションで 日本語が表示されるはずの部分が空白になってしまいます。 A. 日本語フォントはインストールされていて、サーチパスに含まれていますか? まず、xterm や kterm の中で % xlsfonts | grep jisx0208 としてみてください。なにも出てこなければ、X Window System から 日本語フォントが全く見えていないということです。 次に X の日本語フォントがインストールされているかを確認します。 /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/ の下に k14.pcf.gz, jiskan16.pcf.gz, jiskan24.pcf.gz というファイルがあり、同じディレクトリの fonts.alias というファイルに k14 などの alias が記述されていれば正しくインストールされています。 もし、日本語フォントがインストールされていなかったら、XFree86 の インストール時に Fonts メニューで選択する必要があります。 /stand/sysinstall を実行し、 [Configure] → [Distributions] → [XFree86] → [Fonts] とたどって [non] Japanese, Chinese and other non-english fonts を選択して下さい。 フォントがインストールされているのに % xlsfonts | grep jisx0208 で何も表示されない場合は、/etc/XF86Config ファイル中の Section "Files" の FontPath の行を確認して下さい。日本語フォントのパス (/usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/) は含まれていますか? なお、フォントパスの一時的な変更は、xset(1) の fp option で出来ます。 なお、ports/packages で kappa20、naga10 などの追加フォントをいれた場合は /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/ でなく、 /usr/X11R6/lib/X11/fonts/local/ というディレクトリに入ります (これは 3.1-RELEASE + XFree86 3.3.3.1 以降の場合。それ以前のバージョン では /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/ にインストールされます) --- [管理番号 1489] (最終更新 2003/05/17 21:39:26) Q. ghostview, gv で、起動時に ps ファイルを指定すると % ghostview xxx.ps Segmentation fault (core dumped) となります。そこで ghostview の場合に % ghostview で立ち上げて ghostview の menu で xxx.ps を選択し、okay を押す Cannot open file: No such file or directory と表示されるだけで xxx.ps を読むことができません。 A. ~/.Xdefaults や ~/.Xresources などで *international : TRUE としていませんか。X のアプリケーションの中には international という リソースを TRUE にすると正常に動作しなくなるものがあります。 解決方法としては、次のどちらかを選べばよいでしょう。 1. 正常に動かなくなるアプリケーションについては Ghostview*international : FALSE GV*international: false を ~/.Xdefaults や ~/.Xresources に書き加える。 2. *international : TRUE と書くのをやめて必要なアプリケーションに 対してだけ XCalendar*international : TRUE のように指定する。 --- [管理番号 1885] (最終更新 2001/05/07 03:21:09) Q. X 上で emacs2x を使っています。 font の size や face を変えたいのですが どの樣に設定すればいいのでしょうか。 A. X 用の application 設定は、 xrdb で行います。設定例を示し ますので、自分用に書き換えてください。 (リソースについては: [管理番号 1032]、[管理番号 496]) ------ ~/.Xresources ------ !! Emacs ! 全ての言語用フォントを 10 dots にする ! registry は "fontset" encoding は `特徴的な nickname` とする ! 詳細は、M-x view-emacs-news の Defining fontsets 欄を参照 Emacs.Font: fontset-10 Emacs.Fontset-0: -*-fixed-medium-r-normal--10-*-*-*-*-*-fontset-10 ------ ~/.Xresources ------ 次に、この樣に記述した リソース (resource) ファイル を X Server Resource database に登録します。 (既定の設定を消さない様に: -merge) xrdb -merge $HOME/.Xresources --ツール-- xfontsel X11 のフォント名をマウスで選択する xlsfonts X におけるサーバのフォントリストの表示 mkfontdir X フォントファイルのインデックスを生成 --ファイル-- /usr/X11R6/lib/X11/fonts/ フォントファイルの既定 Root fonts.dir X フォントファイルのインデックス ~/.Xresources X リソースファイル --参考文献-- GNU Emacs + Gnus + Mew の環境を作ろう XWindow User HOW-TO --- [管理番号 2231] (最終更新 2002/08/24 06:22:40) Q. ノートパソコン (IBM ThinkPad s30) で外部CRT (プロジェクタなど) への 出力がうまくいきません。切り替えスイッチ (Fn+F7 など) で出力先を切り替 えても、外部 CRT の画面は真っ黒か、NO SIGNAL かです。時々本体側のモニ タが徐々に白くなったりします。 A. 本体の外部ディスプレイ出力と外部モニタとを接続した後に X を(再)起動 し、外部 CRT 出力に切り替えてみてください。X 起動後に接続してしまうと、 どうやってもうまくいかないようです。この様な現象は他にも IBM ThinkPad 240Z や SONY C1VS などの機種の一部で発生することが報告されています。原 因はわかりません。 参考: [bsd-nomads:16326] から始まるスレッド --- [管理番号 2549] (最終更新 2004/04/09 05:05:29) Q. FreeBSD 4.9-RELEASE 以降及び 5.x-RELEASE で、kterm 上でページャや エディタ等を起動して終了した時に、画面がこれらのプログラムを実行する 直前の状態に戻ってしまい、プログラム終了時の画面が参照できなくなり ます。 4.8-RELEASE 以前では、プログラム終了時の画面がそのまま残ったはずな のですが。 A. termcap(5) の kterm エントリにおいて、:tc= の示す先が旧来の xterm から xterm-r6 に変更され、ti/te ケーパビリティが有効になったため です。 4.8-RELEASE 以前のように、プログラム終了時の画面が残るように するには、:tc= の前に :ti@:te@ を入れるのが簡単です。root に なって、/usr/share/misc/termcap 中の kterm エントリの最後の行、 :eA@:as=\E(0:ae=\E(B:tc=xterm-r6: これを次のように変更して、cap_mkdb(1) コマンドを実行してください。 :eA@:as=\E(0:ae=\E(B:ti@:te@:tc=xterm-r6: 参考: [FreeBSD-users-jp 77760] 4.9R の (j)less [FreeBSD-users-jp 77765] Re: 4.9R の (j)less