--- [管理番号 4] (最終更新 2004/04/09 05:05:34) Q. FreeBSD に関する Web 上の情報源を教えてください。 A. FreeBSD プロジェクトの Web ページは 英語版 日本語訳 日本のミラーサイトは、 英語版 日本語訳 です。 日本語訳は、英語版に追いついていない場合があるので、最新の情報について は英語版も確認した方がよいかもしれません。 それ以外の、FreeBSD 友の会による日本独自の情報は にあります。 メーリングリストの紹介、メーリングリストや NetNews の過去メール検索、 daily Snapshots、watcher、QandA、その他が公開されています。 --- [管理番号 6] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 困った時にはどうしたらいいですか? A. メーカの作る商用 OS ではありませんのでサポートダイヤルは存在しません。 まずは過去メールなどを検索してみましょう。 の 「ハンドブックと日本語のメーリングリストの検索」 をクリック。 その後で FreeBSD-users-jp というメーリングリストや NetNews などで質問 してみましょう。ただし 質問は 問題点だけでなく どういう境遇なのかわかる ように書きましょう。 を必ず 読んでください。 --- [管理番号 10] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD についての公式な情報 (VersionUP などのお知らせ) が知りたい。 A. 本家には announce@FreeBSD.org という公式な連絡が流れるメーリング リストがありますが、日本にも announce-jp@jp.FreeBSD.org という メーリングリストが用意されています。前者に流れるメールは 後者にも 流れますので、日本で FreeBSD を使っている人は後者に参加して おけばいいでしょう。 参加方法は To: majordomo@jp.FreeBSD.org 本文に subscribe announce-jp というメールを出すと追加されます。 詳しくは を見てください。 --- [管理番号 12] (最終更新 2001/10/14 11:51:13) Q. 「どすぶぃ」で FreeBSD が動きますか? A. DOS/V というのはソフトウェア的に日本語を使えるようにした PC DOS または MS-DOS の変種のことで、ハードウェアのアーキテクチャを指す単語では ありません。ハードウェアの上で動く OS のことです。 FreeBSD は PC/AT 互換機もしくは NEC PC-98x1 上で動く独立した OS ですから DOS/V という OS の上で動くものではありません。 いわゆる「どすぶぃ」が動く i386 以降の CPU を搭載した IBM PC/AT 互換機なら、 FreeBSD が動く場合が多いです。 などが参考になるでしょう。 --- [管理番号 13] (最終更新 2000/11/08 02:05:46) Q. NEC PC-9801/9821 シリーズで FreeBSD が動きますか? A. FreeBSD を NEC PC9801/9821 用に移植した FreeBSD(98) が動きます。 いわゆる EPSON の98互換機でも動きます。 --- [管理番号 15] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. Linux と FreeBSD のどちらがいいでしょうか? A. どちらでも似たような仕事ができます。どちらを選ぶかはかなり趣味の問 題です。 NEC の PC-9801/9821 シリーズで使いたい場合 FreeBSDがいいでしょう。 Linux/98の開発が再開されましたが、FreeBSD の方が情報や実績の面で有利だと思います。 PC/AT 互換機で使いたい場合 友人や同僚に詳しい人が入れば、その人の趣味にあわせるのが良いでしょ う。周囲に詳しい人がいなければ、せっかくですからこの際 FreeBSD にし てみませんか? --- [管理番号 16] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD を作ってくれた人々にお礼がしたい。 A. FreeBSD project では圧倒的に人手が不足しています。あなたの貢献を求 めています。まずは を読んでみましょう。 また QandA [管理番号 554] を送ってくれるのも、貢献方法の一つと思います。 --- [管理番号 17] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. free BSD って何ですか? A. フリーな(自由にコピーできる、無料の) BSD は、FreeBSD の他に 4.4BSD-Lite や NetBSD や OpenBSD などがあります。「FreeBSD」のことを指 しているのか、これらの BSD の総称を指しているのか大変まぎらわしいので、 「free BSD」という表記を使うのは避けましょう。 --- [管理番号 18] (最終更新 2003/11/17 02:28:48) Q. 「X ウインドウズ」や「X Window」というものは存在しないと言われました。 どうして? A. X Window System は「X Windows System」ではないので、「X ウインドウズ」 は明らかに誤りです。 では「X ウィンドウ」や「X Window」ならいいかというと、それもまた不適切 です。man X には以下のように書かれています。 The X Consortium requests that the following names be used when referring to this software: X X Window System X Version 11 X Window System, Version 11 X11 X Window System is a trademark of X Consortium, Inc. つまり、X Consortium ではこのいずれかを名称として使うよう求めています。 固有名詞は正しく表記しなければ大変失礼になりますので、略して書きたい 場合は「X」や「X11」と表記することをお薦めします。 --- [管理番号 19] (最終更新 2003/11/17 02:28:48) Q. バグを発見したのですが、どうやったら早く直してもらえるでしょうか? また、私の提案を FreeBSD に反映してもらうにはどうすれば良いのでしょう? A. send-pr(1) コマンドを使って FreeBSD の開発チームに *英語で* 報告するのが 最も迅速な対応を得る方法です。もっとも、ports/packages の場合は、 必ずしも FreeBSD チームの責任ではないので対応は遅れるかもしれません。 send-pr については manpage (send-pr(1)) Handbook 「貢献の仕方」-「バグ報告と一般的な論評」 Articlies などに、より詳しい情報があります。 WWW 経由で PR (Problem Report、障害報告) を送ることも可能ですが、2003/10 現在、休止中です。 送られた PR は障害報告データベース で参照できます。 また、技術的な提案をしたい場合は、まず FreeBSD-tech-jp@jp.FreeBSD.org 相談してみるのもひとつの手でしょう。 --- [管理番号 27] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. XFree86の設定ファイル、XF86Config の設定集はありませんか? A. XFree86 Config file DataBase の WebPage が、以下の URL にあります。 また XFree86 Config file DataBase では、XFree86 の設定ファイルの収 集を行っています。登録をお願いします。 --- [管理番号 31] (最終更新 2003/11/17 02:28:48) Q. Ports というお気楽インストール法があると聞きましたが、どういうもの ですか。 A. インターネット上で配布されている UNIX用 ソフトウェアはバイナリでは なく ソースコードで配布されるのが一般的です。 各 OS 毎にコンパイルして利用しますが 場合によっては各 OS 毎の修正が必 要なときもあります。 Ports とは FreeBSD の上で誰でも簡単にすぐにコンパイルできるように修正 分を集めた物です。ports を手にいれて make コマンドを実行するだけでソー スを入手し FreeBSD に合わせた修正をしコンパイルしてくれます。 詳しい説明は や、FreeBSD handbook の解説 また、ports(7) manpage を御覧下さい。 また、packages としてインストールするだけのコンパイル済みバイナリも配 布されています。これについては [管理番号 32] を御覧下さい。 --- [管理番号 32] (最終更新 2000/06/25 02:29:57) Q. packages ってなに? A. FreeBSD では各種ソフトウェアを簡単にインストールできるように ports という仕組みがあります。packages はそれを元に作成して配布されている make 済みのバイナリキットで、pkg_add コマンドを用いて簡単にインストー ルできます。 詳しくは pkg_add(1)、pkg_delete(1)、pkg_info(1) 等の man を見て下さい。 また、ports については [管理番号: 31] を御覧下さい。 --- [管理番号 37] (最終更新 2001/10/25 21:20:55) Q. packages のように、バイナリ形式で公開されているコマンドを実行しようと したら、 ld.so failed: Can't find shared library "lib*.so.x.y" とか、 /usr/libexec/ld-elf.so.1: Shared object "lib*.so.x" not found と言われて動きません。 A. 違うバージョンの FreeBSD 用に作られた、ダイナミックリンクされたバイナリ を実行しようとした場合に表示されるエラーメッセージです。1番目のエラーは a.out(5) 形式、2番目のエラーは elf(5) 形式のバイナリを実行しようとした 場合です。 対策方法はもちろん FreeBSD のバージョンに合ったものをインストール仕直す のが一番良いのですが、なんらかの事情で OS より古いバイナリを実行したい 場合は、FreeBSD の配布ファイルから compat{1x,20,21,22,3x,4x} など、互換 ライブラリを導入すれば解決できます。どの互換ライブラリをインストールす れば良いか分からなければ、配布メディアが /cdrom/ にあるとして、 # fgrep libc.so.3 /cdrom/compat*/*.mtree とします。ここでは例として libc.so.3 を探すとしますが、このコマンドの 実行結果次のように表示されます。 /cdrom/compat22/compat22.mtree: libc.so.3.1 size=427501 \ /cdrom/compat3x/compat3x.mtree: libc.so.3 size=521297 \ これで、compat3x が必要なことが分かりましたから、次のコマンドでシステム へ追加インストールします。 # cd /cdrom/compat3x # sh install.sh そのほか目安として、新しい shared library の方が大きい数字を用いていま す。また、packages の依存関係を無視して強制的に pkg_add(1) したときにも 同様のことが起り得ます。 一方、OS より新しいバイナリである場合には、そのバイナリを使用しないのが 賢明です。自分が使っている FreeBSD 用のバイナリを入手するか、ports を使 うなどして自分でコンパイルし直しましょう。 「shared library だけ新しい物を持って来る」 「今 持っている shared library を copy して番号だけをごまかす」 など無理なことをするのは、コマンドの誤動作を引き起こし、非常に危険です から絶対にやめましょう。 --- [管理番号 38] (最終更新 2001/10/19 21:29:42) Q. FreeBSD の設定について勉強したいのですが、お勧めの書籍はないでしょうか? A. 正にそのために「FreeBSD/Unix の良書を紹介しよう」というプロジェクト、 GoodBooks Project があるのですが、現在公開を停止しています。 早めの再開を期待しましょう。 --- [管理番号 43] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 一般ユーザで su を実行すると su: you are not in the correct group to su root. と言われてスーパーユーザになれません。root で login はできます。 A. gid が 0 の wheelというグループにあなたが属していないからです。 たとえば、あなたのログイン名を foo とすると、/etc/group の最初の行を、 wheel:*:0:root,foo としてください。 adduserコマンドや /stand/sysinstall から新しいユーザを追加する時に wheelグループに入れてしまいたい場合には Login groupを聞かれたところでは 適当なグループ名を入れ、その次の Invite hogehoge into other groups: [guset no]: と聞かれたところで wheel と打てば、 groupファイルに追加してくれます。 --- [管理番号 46] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 最近液晶ディスプレーが安くなってきました。FreeBSD で(正確には XFree86 で) 液晶ディスプレーを使えるのでしょうか。 A. 液晶ディスプレーには次の二種類あります。 1) 普通のディスプレーのように RGB 入力のもの。 2) 専用のビデオカードを使い特殊なケーブルで接続するもの。 1) の場合には、普通のディスプレーのように XFree86 でサポートしている ビデオカードを使っていれば問題なく使えるはずです。 2) の場合には、専用のビデオカードに使われているチップの名前を調べ、そ れが XFree86 でサポートされているか調べる必要があります。サポートされ ていればもちろん使えるはずです。この辺は、ノート型でどんなチップが使え ているか参考にしてください。 私(nosuzuki@e-mail.ne.jp)は、MELCO の FTD-ST12P を使っています。これ は2) のタイプで S3 Aurora64+ というチップを使っています。XFree86 3.3 からこのチップがサポートされています。セットアップするときに S3 Aurora64+ があらわれませんが、S3 Trio64V+ を選択することで問題なく使え ています。 --- [管理番号 48] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD(98)で XF86Setup は動かないのですか? A. XFree86 3.3.2 で PC/AT 互換機版の XF86Setup に相当する XF98Setupが リリースされましたが、それより前の XFree86 に付属の XF86Setup は、 FreeBSD(98) では動きません。 ・XFree86 3.3.2 より前の XFree86 を使用している場合 /usr/X11R6/lib/X11/XF86Config.98 をコピーし適宜編集して XF86Config を作ってください。 ・XFree86 3.3.2 以降の場合 XF98Setup を使用するためには、XF98_NEC480 または XF98_EGC(-egc オプションを付けて起動)のサーバが必要です。 なお、3.3.2 の Cards98 には不備があり、XF98Setup の最後に目的の サーバーを立ち上げるところでハングアップする場合があります。 /usr/X11R6/lib/X11 にある Cards98 ファイルを、以下の URL にある 最新版の Cards98 に置き換えてから実行するようにして下さい。 --- [管理番号 49] (最終更新 2004/04/09 05:04:55) Q. FreeBSD カーネルがお亡くなりになるのですが、これを開発者に伝えたいの ですが A. カーネルが吐き出すメッセージを記録するとき,何に注目したらよいか 「どんなメッセージを記録すべきか?」 「カーネルパニックを最大限に利用する」 「Kernel Debugging」 などを参考にしてください。 --- [管理番号 50] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD の CD-ROM (Walnut Creek版)を国内で入手できるお店を教えてくだ さい。 A. Walnut Creek の CD-ROM を入手できるお店の情報 を見てね。 --- [管理番号 56] (最終更新 2000/04/19 21:39:33) Q. HDD に Windows 95 と FreeBSD が同居していました。この前、Win95 を再 インストールしたら FreeBSD が起動できなくなりました。 A. 1つの HDD に複数の OS が同居している場合、ブートマネージャと呼ばれ るプログラムを使って起動する OS を選択することが出来ます。ブートマ ネージャは HDD の先頭、マスターブートレコード (Master Boot Record: 省略形 MBR) に書き込まれていますが、Win95 は問答無用で MBR を Microsoft 標準のものに上書きしてしまうため、次からは Win95 しか起動 できなくなります。 FreeBSD は標準で boot0 (2.2 系以前は BOOTEASY) と呼ばれるブートマネー ジャを採用していますので、もう一度ブートマネージャをインストール仕 直してやれば直ります。再インストールの方法は [管理番号 57] を参照し てください。 --- [管理番号 57] (最終更新 2000/04/19 21:39:51) Q. ブートマネージャを再インストールする簡単な方法は? A. FreeBSD のバージョンに関わらず使える方法として、ブートフロッピーを使う 方法があります。まずブートフロッピーから起動して、インストーラのメニュー から「Custom」-->「Partition」で、ブートマネージャをインストールする HDD を選択し、パーティションエディタの画面で「W」だけ押して(パーティショ ンはいじらない)、ブートマネージャ選択メニューで「BootMgr」を選択すれば、 ブートマネージャだけ MBR に書き込むことができます。 この他の方法として、FreeBSD の配布ファイルに含まれる bootinst.exe と boot.bin を使う方法がありますが、この方法で書き込まれるブートマネージャ は BOOTEASY と呼ばれる汎用のもので、2.2 系までの FreeBSD では標準採用 されていましたが、3.0R 以降は FreeBSD 内部で開発された boot0 に変更さ れています。実行手順は DOS を起動して、配布ファイルの tools/ ディレク トリに移動し、上記の二つのファイルが存在することを確認した上で、 > bootinst boot.bin と実行します。しかし、この方法では boot0 は入れる事ができませんので 注意してください。 3.0R 以降では当然 boot0 も FreeBSD のバージョンごとに変更される可能性 がありますが、単に make world しただけでは MBR までは更新されません。 この様な場合 boot0cfg(8) を使えば簡単に最新の boot0 に入れ替えることが できますが、実行に際しては良くマニュアルを読んでからにしてください。 (実行例: SCSI デバイス 1 台目から起動していた場合) # boot0cfg -Bv -b /boot/boot0 -f /boot/backup.mbr /dev/rda0 --- [管理番号 58] (最終更新 2002/04/11 03:59:26) Q. FreeBSD で使える 100M Fast Ethernet のカードを教えてください。 A. FreeBSD のリリースノートにまず目を通せば、チップセットや主なカードの 名称はすぐ分かるでしょう。一般的には新しいリリースのものほどサポート しているカードの種類は増えていると思われます。 次に実際の動作報告をメーリングリストのログや、Web ページなどから調べ れば良いでしょう。国内の情報源として代表的な次のページを紹介しておき ます。 また、次のページに、各カードの性能を比較した情報があります。 --- [管理番号 61] (最終更新 2003/11/17 02:28:48) Q. kernel を再構築している途中で signal 11 と表示され止まってしまう。 A. メモリに不良がある、もしくは CPU の cache アクセス、write back などの タイミングの問題です。 を読んでみてください。また Linux LDP の GCC-SIG11-FAQ も参考になります。 --- [管理番号 62] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 起動時にLANカードを認識しているのに ed0: at 0x300-0x31f irq 5 on isa ed0: address 00:c0:6c:00:01:02, type NE2000 (16bit) コンソールに 時々 ed0: device timeout というメッセージが表示されます。 A. LANボードのIRQと FreeBSDが思っているIRQの値が異なっています。 FreeBSDでは起動時に デバイスの存在を FreeBSDが思っている I/Oアドレス、 IRQなどを元にチェックしますが、IRQについては厳密にチェックすることが 出来ません。たまたまタイミングよく他の割り込み(IRQ)が発生すると 誤認することがあります。 また ケーブルが接続されていない場合にもこのメッセージが出ます。 ボードに 10BASE-Tと 10BASE-2の口がある場合に自動選択がうまくいっていないと 結果的にケーブルが接続されていないのと同じ状態になりこのメッセージが出ます。 --- [管理番号 63] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. Windows95等では時間が合っているのに、FreeBSDでは時間が9時間ずれてし まいます。 A. FreeBSD では 2.0 からマシンの時計 (いわゆる RTC) が UTC (JST より 9 時間遅い)をさしているものと仮定しています。通常は、インストール時にタ イムゾーンの選択のところで、RTC を UTC に合わせて使うか と聞いて来ます。 Yesだと 自機の時計を UTCだと思います。 No だと 自機の時計が 現地時間だと思います。 ここでもし間違えて UTC に合わせることを選んでしまったのならば、 # touch /etc/wall_cmos_clock としてやることで、ローカルタイムに RTC が合わせてあるマシンでも正常に 使用できるようになります。 --- [管理番号 65] (最終更新 2001/02/18 15:26:53) Q. I18N、L10N、M17N って何ですか? A. I18N は InternationalizatioN の略です。I と N の間に 18 文字 挟まれているのでこう呼びます。国際化と訳されます。多くの言語に 対応できるようなフレームワークを作ったり、アプリケーションで モードを切り替えることで多言語を扱えるようにすることを指します。 例えば Netscape Navigator/Communicator は、文字コードセットを 切り替えて多言語を表示できるので I18N と言えます。 L10N は LocalizatioN の略で、地域化と訳されます。例えば アプリケーションを日本語を扱えるようにすることを指します。 ASCII しか表示できないアプリケーションにパッチを当てて、 日本語を表示可能にするのは L10N です。 M17N は MultilingualizatioN の略で、多言語化と訳されます。 1つのアプリケーションで多言語を同時に扱えるようにすることを 指します。mule は日本語・ハングルなどを同時に扱えるので M17N と言えます。 --- [管理番号 76] (最終更新 2000/03/04 08:15:14) Q. ダウンロードしてきた package がうまくインストールできなかったり、アー カイヴファイル (.gz、.tgz、.bz2 .lzh .zip など) がうまく展開できません。 また、その為か ports/packages のインストールに失敗することがあります。 例えば、以下のようなエラーが出ます。 gzip: test.tar.gz: invalid compressed data--format violated bunzip2: test.tar.bz2: data integrity (CRC) error in data You can use the `bzip2recover' program to attempt to recover data from undamaged sections of corrupted files. gzip: stdin: invalid compressed data--format violated tar: Unexpected EOF on archive file tar: child returned status 1 ports の場合だと、 >> Checksum mismatch for xxx.tar.gz. というエラーで止まってしまうことがあります。 A. 転送時にファイルが壊れた可能性があります。 ・ブラウザなどを使ってファイルを get した場合、ファイルの転送がうまく いかないことがあるようです。 バイナリデータをきちんと転送できるようにして再度 get し直してみるか、 (WWW ブラウザではなく) FTP client でファイルを転送してみて下さい。 ・FTPクライアントを用いた場合、転送モードが ASCII モードになっていると ファイルの中の 0x0d が 0x0d、0x0a に置き換えられてしまい正常に展開で きません。転送モードをバイナリモードにして下さい。 リモートのファイルサイズが表示される場合は、転送後のファイルサイズと等 しいか比較して確認できます。(ただし、kb オーダーで表示されていたりする と正しく比較できないこともあります)。 ports の場合は、転送はうまくいったものの、配布ファイルが変更されていて MD5 チェックサムが変わってしまった為、チェックにひっかかっている可能性 もあります。 配布ファイルが名前を変更せずに更新されていた場合は、MD5 のチェックを無 視するようにしてもよいですが、第三者の手によって好ましくない変更が加え られている可能性もあるので、きちんと確認すべきでしょう。 尚、DOS 用の tar には -a オプションを有するものがあり、これを指定して 展開しようとするとうまく行かないという報告があります。 --- [管理番号 396] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 2 台目の HDD に FreeBSD をインストールしたのですがブートマネージャ の画面が出ずに 1 台目の OS が起動します。 A. 1 台目の HDD にもブートマネージャを入れましょう。後からブートマネー ジャを入れる方法は、 Q. ブートマネージャを再インストールする簡単な方法は? ( 管理番号: 57 ) にあります。 --- [管理番号 413] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. Hardware の FAQ (Frequently Asked Questions: よくある質問集) はありませんか? A. 私家版なら この文書は obsolete なので, 以下を参照したほうがいいかもしれません. FreeBSD FAQ のハードウェアコンパチビリティの項 FreeBSD Handbook に情報があります. --- [管理番号 437] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD handbook ってなに? A. FreeBSD handbook とは FreeBSD のインストール、日常の使用、管理など について FreeBSD Documentation Project がまとめたもので、FreeBSD 配布物の一つです。 インストールのような初歩的な内容から、ports/packages の作成方法、 kernel の再構成とデバッグ、ネットワークの管理, FreeBSD-current や FreeBSD-stable についての解説などの高度な内容までが含まれています。 FreeBSD を活用していく上で欠かせない文書といえます。 最新版は で見ることができます。 --- [管理番号 441] (最終更新 2001/08/12 05:25:06) Q. FreeBSD のハンドブックと FAQ はどこで手に入りますか? A. 英語版は にありますが、それを日本語訳したものを で見ることができます。 ftp でも日本語訳のそれぞれの最新版を以下の URL から入手できます。 日本語版 ハンドブック: 日本語版 FAQ: また、FreeBSDのインストール時や /stand/sysinstall などで、 doc distribution をインストールしてあるなら、/usr/share/doc/ja/ 以下にハンドブックと FAQ の日本語版が入っているはずです。 (ただし 2.2.8-RELEASE 以降) --- [管理番号 447] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. 配布物 'hoge' が見つかりません。 A. Anonymous FTP で公開されているファイルを検索するコマンド archie ま たは xarchie で探して見つからなければ、以下の web page で検索すること をお勧めします。 --- [管理番号 537] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. FreeBSD では Ultra WIDE な SCSI Disk を利用できますか? A. はい、利用できます。 SCSI コントローラのデバイスが Ultra Wide にいつ頃対応したかによるので すが、ahc ドライバだと 2.2 か 2.2.1-RELEASE あたり、ncr ドライバだと 2.2.5-RELEASE から利用できるようになったと思います。 --- [管理番号 543] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. man Hogehoge とすると、 The diagnostics produced by Hogehoge are fully enumerated and explained in Appendix A of Hogehoge - The UNIX Hogehoge Program. (診断メッセージは、Hogehoge の Appendix A にすべて列挙され説明さ れています。) などと書かれていますが、具体的にはどこにありますか? A. /usr/share/doc/ に psd (UNIX Programmer's Supplementary Documents), usd (UNIX User's Supplementary Documents), smm (UNIX System Manager's Manual) のディレクトリがあります。 そしてたとえば fsck なら、 /usr/share/doc/smm/03.fsck/paper.ascii.gz にあります。 --- [管理番号 563] (最終更新 2000/05/24 20:56:55) Q. 現在、日本で手に入れることのできる FreeBSD の CD-ROM パッケージには どのようなものがありますか? A. このような情報を集めているプロジェクトがあります。Web ページは以下の URL で参照できます。また、新情報にもとても素早く対応されています。 --- [管理番号 658] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. あるプログラムを実行しようとしたら、 /usr/libexec/ld.so: warning: /usr/lib/libc.so.3.0: minor version 0 older than expected 1, using it anyway のようなエラーになります。どうしたら良いでしょうか? A. 例えば,あなたが利用しているのが FreeBSD 2.2.1-RELEASE なのに、 FreeBSD 2.2.6-RELEASE 用の package をインストールしてしまった、などと いう場合にこのエラーが出ます。 つまり、ある特定バージョンの OS 用にダイナミックリンクするよう作成され たプログラムを、それより古いバージョンの OS で実行しようとした場合に出 るエラーです。そのプログラムを実行しないのが賢明ですが、どうしてもその プログラムを実行(利用)したいのであれば、 1. 自分が使用しているバージョン用のプログラムを入手する。 (FreeBSD 2.2.1-RELEASE を使用しているのなら、 FreeBSD 2.2.1-RELEASE 用のプログラムを入手する) 2. ports を使うなどして自分でコンパイルし直す。 3. 最新の RELEASE に Upgrade する。 という方法をとらなければなりません。 「shared library(上記の例だと libc.so.3.1 です) だけ新しい物を持って来る。」 や、 「今 持っている shared library を copy して、 バージョン番号だけをごまかす。」 などの無理な対処は、プログラムの誤動作を引き起こす可能性があり、非常に 危険ですからやめましょう。 --- [管理番号 671] (最終更新 2002/06/18 23:56:59) Q. 既存の FreeBSD システムにハードディスクを増設する手順を教えて下さい。 A. 以下の手順になります。 0) バックアップをとります。 以下の作業は大変 *危険* で、ほんのちょっとした間違いで既設のハードディ スクの内容を失う可能性があります。必ずバックアップを取ってから作業を行 ないましょう。 1) ドライブを接続します。 注) SCSI ドライブから FreeBSD をブートしていて、IDE ドライブを増設した り、FreeBSD を IDE のプライマリ・マスタ以外のドライブに入れている場合 には注意が必要です。[管理番号 85] を確認してください。 2) 再起動後、dmesg で新しいドライブが認識されていることを確認します。 SCSI ボードと、SCSI ドライブを増設した場合の例を下に示します。(具体的 な表示は製品によって変わります) aic0 at ... aic0 waiting for scsi devices to settle (aic0:0:0): "SEAGETE ST32155N 0594" type 0 fixed SCSI 2 sd0(aic0:0:0): Direct-Access 2049MB ( 4197405 512 byte sectors) この例では、以下の作業の対象は "sd0" ドライブであることが確認できまし た。自分が増設したドライブが確認できない場合は *絶対* この先に進んでは いけません。 3) root権限で /stand/sysinstall を起動します。 4) スライス情報を書き込みます。 「設定」/「パーティション」(Configure/Partition) を選びます。ディスク の選択画面が表示されます。増設したドライブを選択します。(ここで間違う と既存のドライブのデータを失うことになります) 「A」でディスク全体を FreeBSD で使うようにするのが最も簡単です。いくつ かのスライスに分けたい時や既存のスライスを保存/解放したいときなどは 必要な操作を行なってください。 「W」で書き込みます。ブート・マネージャに関しては、このドライブからブー トしない場合は気にする必要はありません。適当に設定して下さい。 注) 下記 5) 参照 「Q」でこの画面を終了します。 5) ディスクラベルを書き込み、ファイルシステムを作ります。 「ディスクラベル」(Label) を選択します。 「C」で新たな FreeBSD のパーティションを作成します。最初にパーティショ ンのサイズを聞かれますが、デフォルトで使用可能な全ブロックサイズが指定 されますから、ディスク全体を一つのパーティションで使用する場合はこのま まで良いでしょう。次にパーティションのタイプを聞かれますから、ファイル システムを選択します。さらにそのパーティションをマウントする位置を聞か れます。/mnt などのパスを指定します。このとき、指定したディレクトリが なければ、自動的に作成されます。 「W」で書き込みます。このとき、 「マウントエラー /dev/sd0s1e デバイス, /mnt マウントポイント: Invalid argument」 などと出た場合、一旦 /stand/sysinstall を終了し、4) で「W」の書き込みを せずに、もう一度 3) から作業をしてください。 「Q」でこの画面を終了し、/stand/sysinstall を終了します。 6) ここまでで、ファイルシステムができあがっているはずです。5 で作成 したパーティションをマウントしてみましょう。 # fsck /dev/rsd0s1e 念のために確認 # mount -t ufs /dev/sd0s1e /mnt マウント 7) 起動時に自動的にマウントさせるには、以下の行を /etc/fstab に追加 します。 /dev/sd0s1e /mnt ufs rw 1 1 8) 中・上級者向けへの注意事項ですが、デバイス・スペシャル・ファイルの 作成についても、自動的に /stand/sysinstall が作成してくれます。手動で # cd /dev;./MAKEDEV sd0s1a とする必要はありません。 --- [管理番号 710] (最終更新 2001/02/27 00:36:42) Q. CPU や マザーボードを入れ替えたら、FreeBSD が起動しなくなって しまいました。どうすればいいのでしょうか。 A. システムの構成が変わると kernel もそれにあわせて変更する必要が あります。 cpu "I686_CPU" のような CPU 定義の部分にも注意してください。 FreeBSD 4.X までであれば多くの環境に対応した GENERIC kernel が /kernel.GENERIC にあるので、これで起動してから kernel を再構築 しましょう。 --- [管理番号 715] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. GNU GPL って何ですか。 A. GNU GPL とは、GNU の定める 一般公有使用許諾(GPL) です。詳しくは GNU GPL GNU GPL 日本語訳 を参照して下さい。 --- [管理番号 741] (最終更新 2000/06/06 23:24:59) Q. FTP で入手したファイルが圧縮されています。拡張子が .gz になって いるのですが、Windows95/98/NT 環境で解凍するにはどうすればいい ですか? A. 拡張子が .gz になっているのは gzip (GNU Zip) で圧縮されたものです。 FreeBSD では gzip(1) コマンドが標準でインストールされているのですが、 Windows 95/98/NT 環境なら Windows 用のものを別途入手する必要があります。 また、.tar.gz や .tgz 形式では、tar(1) コマンドも必要です。 以下の Anonymous FTP サイトから入手できます。 MS-DOS プロンプトなどから、 .gz -> gzip -d hoehoe.gz .tar.gz -> tar zxvf hoehoe.tar.gz .tgz -> tar zxvf hoehoe.tgz とすることで、伸張・展開することができます。 tar アーカイブについては、compress(1) を併用した .tar.Z や、bzip2(1) で圧縮した .tar.bz2 形式も良く使われます。また、GUI の各種フリーソフト ウェアもありますので、以下の Web ページを参考にどれか入手しておくと 良いでしょう。 統合アーカイバ・プロジェクト --- [管理番号 763] (最終更新 2001/03/07 02:08:45) Q. 速いマシンを使っているのに、なぜか emacs や mule を起動すると 10秒ほど待たされてしまいます。 A. emacs や mule は、起動時に hostname(1) で得られるホスト名 から IP アドレスを引こうとします (逆引きしようとする)。 /etc/hosts を見て解決できない場合、ネットワークに接続されて いるマシンでは、/etc/resolv.conf に従い、DNS サーバに問い 合わせて、自ホスト名に対応する IP アドレスを引こうとします。 しかしインターネットに接続されていないマシンでは (例えば ppp 接続していない場合など)、DNS サーバに接続できず、その タイムアウトを待ってしまうため、10秒ほど固まってしまうのです。 仮に常時接続マシンであっても、メンテナンス時などは network unreachable な状態になりうるので、/etc/hosts に自ホストの エントリを記述しておきましょう。 例えば % hostname foo.example.co.jp となるなら ::1 localhost foo.example.co.jp 127.0.0.1 localhost foo.example.co.jp と /etc/hosts に記述しておきましょう。 また、関連する項目として [管理番号 781] も参照してください。 --- [管理番号 785] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. www.XFree86.org が遠いんですけど、どこか国内で見ることはできませんか? A. RING サーバプロジェクトが XFree86 を mirror しています。 RING サーバの /pub/XFree86/WWW/htdocs/ ディレクトリを参照してください。 RING サーバや その URLについては [管理番号 772] を参照してください。 --- [管理番号 830] (最終更新 1999/02/17 23:58:45) Q. ISA/C-BUS の NIC が使用できません。dmesgでは正常に認識されているように 見えるのですが…。 A. 一度、カーネルの IRQ の設定と、ボードの IRQ の設定が一致しているかどうか チェックしてみてください。 C-Bus や ISA は、ボードがどの IRQ を使用しているかというのを調べる機能を バス自体がもっていません。そのため、ボード自体が特別な機能を用意していない 場合は、カーネルの IRQ 番号の設定が間違っていても検出する方法がなく、一見 正常に認識できたように見えてしまいます。 なお、[管理番号 81] も参照してください。 --- [管理番号 1002] (最終更新 1999/02/24 03:55:48) Q. X の program を、別の端末に表示しようとしたら Xlib: connection to "サーバ:0.0" refused by server Xlib: Client is not authorized to connect to Server Error: Can't open display: サーバ:0.0 と、error になって、表示できませんでした。 A. X が、どこからの connection でも、すべて表示できたら、 セキュリティのかけらもないので、デフォルトでは、その X server が立ち上がっているマシン以外からの接続は、拒絶します。 X server : pc.hogehoge.or.jp remote client : client.hogohoge.or.jp の時、pc.hogehoge.or.jp 側で、環境変数 DISPLAY が pc.hogehoge.or.jp:0.0 のような指定がされている状態で、 % xhost +client.hogehoge.or.jp とすると client.hogehoge.or.jp からの*すべて*の X の接続を許可するようになります。 % xhost + では、すべてのマシンからの接続を許可します。 いつも設定しておきたいなら ~/.xinitrc などの中で、pc で X を起動する時に 自動実行しましょう。 xon のバージョンによっては、xhost +host を、自動でやってくれるものもあります。 また、xauth を使用すれば、もうすこし細かい制限もできます。(ref.man xauth) また remote host がそれなりに遠い場所にあるなどで安全面で不安があるなら、 ssh を入れて、それでログインしてから X client を起動すると local host への X の転送は勝手にやってくれます。