FreeBSD QandA 696
Q. 作業中にエラーメッセージが出ました。このエラーメッセージをメーリング
リストに伝えたいのですがどうしたら良いですか。
A. エラーメッセージに間違いがあるとアドバイスをもらえにくかったり、間違った
アドバイスにつながることがあるので正確に使える必要があります。そのため
には、次の 3つの方法のどれかを使うといいでしょう。
1. コピー & ペーストを使う方法。
X 上で kterm (または xterm) を使っているのならば、コピー & ペーストが
使えます。コピーしたい範囲の頭のところでマウスの左ボタンを押して範囲の
おしりのところまでドラッグして行き、おしりのところでマウスボタンを離し
ます。選択範囲は、反転表示されます。範囲を変えたいときには、右ボタンを
使います。これでコピーできました。次に手紙を書くところでマウスの中ボタ
ンを押すとペーストされます。
2. パイプと tee(1)を使う方法。
エラーメッセージを出すコマンドの出力をつぎのようにパイプと tee(1) を
使って error.log というファイルに保存することができます。このファイルを
手紙に添付します。
csh または tcsh を使っているとき。
コマンド |& tee error.log
sh を使っているとき。
コマンド 2>&1 | tee error.log
作成された error.log という名前のファイルを、メールに張り付けましょう。
tee(1) を使わずに標準出力と標準エラー出力をファイルにリダイレクトして
保存することも可能ですが、コマンドからの出力が全く画面に現れないので、
入力を必要とするときに勘で入力する必要が生じます。
3. script(1)を使う方法。
script を実行すると新しくシェルが起動され、それ以降画面に表示されるも
のが全て typescript というファイルに記録されます。このファイルを手紙に
添付します。保存するファイル名を変えたいときには、
script error.log
とすると、指定した error.log というファイルに記録されます。リターン(エ
ンター)を押したところでは、それも ^M として記録されます。
記録を中止するときには、exit を入力して新しく起動されたシェルを終了し
ます。
間違い・追加情報を見付けた場合は、
修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで
お知らせください。