FreeBSD QandA 645

FreeBSD QandA

Q. PAPとかCHAPって何ですか?

A. PPP接続の際のユーザ認証方式です。この他にUNIXのログインにより認証
   する方法があります。

   PAPは、UNIXのログインの手順とよく似ていますが ログイン名とユーザーパス
   ワードを PPP の パケットとして送出します。

   さらに CHAPは、サーバ側から暗号化のもとになる「チャレンジ」と言われる
   と文字列を送り、クライアント側はこれに基づいて暗号化されたワンタイム・
   パスワードを送ります。 セキュリティ面で言うと、パスワードなどがそのま
   まながれることがないのでCHAPの方が優れています。

   UNIXのログインによる認証は、まず無手順でUNIXにログインした後 PPP が
   起動されという方式です。

   どの認証方式を選ぶべきかは、接続先のISPがサポートの対応状況によります。

   /etc/ppp/ppp.confに
     accept chap
     deny pap
   と書くことでCHAPが選択され、
     accept pap
     deny chap
   だととPAPで接続します。

   ログインネームとパスワードは

    set authname myloginname
    set authkey mypassword

   と指定します。

   一方、UNIXのログインによる認証は

    deny pap
    deny chap
    set login "TIMEOUT 5 login:-\\r-login: myloginname word: mypassword"

   などと書きます。

間違い・追加情報を見付けた場合は、 修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで お知らせください。