FreeBSD QandA 604
Q. Linux emulator (エミュレータ)を使って Linux バイナリを実行しようと
   したのですが、うまく動きません。どうしたら良いでしょう?
A. いろいろな原因が考えられます。順に候補を挙げていきますので、
   症状や自分の環境に合わせて、適宜対応して下さい。
     1. can't load library 'libXp.so.6' のようなエラーが出る場合は、
        対応する Linux 用のライブラリを Linux マシン等から入手して、
           /compat/linux/lib/
        の下に置いて下さい。
     2. ./my-linux-elf-binary というバイナリを実行した時に、
          % ./my-linux-elf-binary
          ELF binary type not known
          Abort
        と、表示されるようでしたら、以下のようにして下さい。
          % brandelf -t Linux ./my-linux-elf-binary
     3. Segmentation fault を起こして動作しない場合は、環境変数
        LD_LIBRARY_PATH が設定してないか確かめて下さい。もし
           % echo $LD_LIBRARY_PATH
        で何か表示されるようなら、
           % unsetenv LD_LIBRARY_PATH
        で、環境変数をクリアして下さい。
     4. Acroread4 を使おうとしたけれど、Segmentation Violation Caught.
        というウインドウがでてきて使えない場合は、X のリソース設定
        ファイル (~/.Xresources や ~/.Xdefaults) に、
          AcroRead*inputMethod: none
        という行を追加してください。
        あるいは、以下のような簡単なスクリプトを書き、ラッパとして使用する
        方法もあります。
            #!/bin/sh
            # Wrapper Script for Linux Acrobat Reader
            XMODIFIERS="@im=none"; export XMODIFIERS
            acroread4
     5. Applixware (TurboLinuxPro 3.0 および 4.2) について。
        3.0 の場合:
           メニューを日本語にしたい時は
              % setenv AXLANG 17
           として下さい。
        4.2 の場合:
            一応、動くようです。ただし、日本語の入力ができたという例は、
            FreeBSD-users-jp ではないようです(1999年12月28日現在)。
            詳しくは、[FreeBSD-users-jp 47668] と関連するスレッドを ご覧下さい。
     6. hogehoge: error in loading shared libraries
        :undefined symbol: __register_frame_info
        というエラーが出る場合。
        Linux 用の X server (XFCom_Rage128) などを Linux エミュレータで使用して
        いる場合に出るようです。この場合は、
           <URL:[BROKEN!] http://www.suse.de/en/support/xsuse/index.html>
        から regframe.rpm を持ってきてインストールします。
           % rpm2cpio regframe.rpm | cpio -ivd
        で展開する事ができるので、できた libregframe.so を 
        /usr/local/lib にコピーして、/etc/ld.so.preload を新しく作り、
           /usr/local/lib/libregframe.so
        と書く事で、実行できるようになります。
間違い・追加情報を見付けた場合は、
修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで
お知らせください。