FreeBSD QandA 445
Q. ifconfig -a や netstat -i した時に、lp0 というインターフェイ
スが現れます。これはなんですか。また どうしたら消せますか。
A. まず lp0 はパラレルポートを使って SLIP のような接続を行なう
``PLIP'' 接続に用いるインターフェイスです。
lp0 は INET(Internet working) が指定されている状態で lpt0 デ
バイスが組み込まれると、
lpt0 at 0x378-0x37f irq 7 on isa
lpt0: Interrupt-driven port
lp0: TCP/IP capable interface
の様に自動的に組み込まれます。組み込んだまま使用しなくても特に
問題を生じることはありませんので そのまま使っていて大丈夫です。
PLIP 接続をしないので、lp0 を組み込みたくない場合は、以下の様に
boot: 時にカーネルの設定を変えるか 再構築します。
・boot: 時に設定する方法
lpt0 が割り込みを使わないようにするには、Boot: -c として起動し、
irq lpt0 -1
とします(visual モードではこの操作はできないはずです)
・カーネルを再構築する方法
lp0 は lpt0 が割り込みを使って かつ options INETが指定されてい
る場合に組み込まれます。 lp0 を外すにはこの条件を外します。
その方法としては 2通り程考えられます。 どれかひとつを実行すれば
外すことができます。
1. lpt を割り込みを使わない様に lpt0 の行を以下の様に編集
して再構築する。
device lpt0 at isa? port? tty irq ? vector lptintr
2. ソースファイルを修正します。
/sys/i386/isa/lpt.c のファイルの先頭に 次の 3行を挿入します
#ifdef INET
#undef INET
#endif /* INET */
そして 通常通り、カーネルを再構築して入れ換えます。
他に カーネルコンフィグレーションファイルの
options INET
を外してカーネルを再構築することも考えられますが、この場合
他のネットワークインターフェイスもIPネットワーク機能が使えな
くなるため、現実的な解ではありません。
上記の方法は FreeBSD 2.2.5 Release で確認しています。
間違い・追加情報を見付けた場合は、
修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで
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