FreeBSD QandA 370

FreeBSD QandA

Q. X を終了した後に、
   kernel: cmd XF86_SVGA pid 389 tried to use non-present SYSVSHM
   とメッセージが出ています。どんな意味なのでしょうか?

A. System V 互換の共有メモリ機能を使おうと思ったらカーネルにサポートの
   部分が入っていなかったので使わないで X サーバを起動します。という意味
   です。
     実は このメッセージが表示された直後に X の画面に変わり、コンソールが
   表示されないために X が動作している間は見ることができません。 X が終了
   すると 再び コンソールが表示されるため、X 終了後にメッセージが出た様に
   見えます。

   放っておいても全く問題はありませんが、気になるのであれば以下の行をカー
   ネルコンフィグファイルに追加してカーネルを再構築し再起動してください。

   /sys/i386/conf/LINT より抜粋:
   ---begin
   # These three options provide support for System V Interface
   # Definition-style interprocess communication, in the form of shared
   # memory, semaphores, and message queues, respectively.
   #
   options         SYSVSHM
   options         SYSVSEM
   options         SYSVMSG
   ---end

   kon を使う場合 ([管理番号 305]) や Linux のバイナリを実行させようとす
   る場合 ([管理番号 326]) には必要になる機能なので、カーネルを再構築し
   てしまえば後顧の憂いがなくなるかも知れません。

間違い・追加情報を見付けた場合は、 修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで お知らせください。