FreeBSD QandA 36

FreeBSD QandA

Q. FreeBSDで NAT、IP masquerade のような IPアドレス・ポート変換が
   できますか?

A. モデムや ISDN を使ったダイアルアップ環境での NAT、LAN カードを
   使った常時接続での NAT、どちらもできます。

   LAN環境:
     BSD 系全般で共通の IP_Filter を使う方法と FreeBSD 固有の natd を
     使う方法があります。

     IP_Filter はいわばカーネルモードで変換を行います。
     以下のURL が参考になるでしょう。
       <URL:[BROKEN!] http://rosemary.ed.gifu-u.ac.jp/~iaa/>
         FreeBSD の中に IP_Filter のインストールページがあります。
       <URL:http://cheops.anu.edu.au/~avalon/ip-filter.html>

     natd はユーザモードで変換を行います。FreeBSD に標準で用意されています。
     マニュアルの情報で簡単に設定できるでしょう。(natd、ipfw)

   ダイアルアップ環境:
     ppp コマンドの -alias オプションにより、PacketAliasing 機能を
     使うことができます。HTTP、FTP、SMTP などが利用可能になります。

     しかし、archie、rlogin、RealAudio、Diablo、X プロトコル、
     CU-SeeMe などのプロトコルは使うことができません。

     その場合、ppp に NAT patch を当てる必要があります。
       <URL:http://configure.sh/FreeBSD/NAT/nat.html>

     これは、PacketAliasing 機能の拡張ではなく、全く別の NAT 機能を
     追加するパッチです。

間違い・追加情報を見付けた場合は、 修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで お知らせください。