FreeBSD QandA 265

FreeBSD QandA

Q. 東芝Librettoで 蓋を閉じて suspendすると その後 FreeBSDを起動した時
   にDiskの内容が壊れます。

A. 東芝Librettoは suspendではなく、ハイバネーションと言って Diskにメモ
   リイメージを書き込んでおき再起動時にはそれをメモリに読み戻すという作業
   をしています。これらの作業はFreeBSDではなく マシンのBIOSが実行していま
   す。書き込み退避領域は Diskの最後付近を使用します。この領域は なにかの
   コマンドで確保するのではなく DOSのFDISKを実行した時に全Disk容量をBIOS
   が少なめにごまかすことで不可侵になっています。
    FreeBSDの領域を確保する時に FreeBSD付属の FDISKコマンドで領域を確保し
   てしまうと このごまかしが働かないため、ホントの最後の部分まで確保して
   しまいます。そのため 蓋をしてハイバネすると Diskが壊れてしまうのです。
    この事態を避けるのは FreeBSDで使用する場合でも 容量を決める時にはDOS
   の FDISKコマンドで容量を確保し、その後 FreeBSDのインストール時にはDisk
   のタイプを DOSから FreeBSDに変更する だけにすることです。

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