FreeBSD QandA 264
Q. Libretto {20,30,50,60} のハイバネーションは、FreeBSD で正常に使えま
すか?
A. ハイバネーション、サスペンドともに使えます。
A1. ハイバネーションしたいとしたくないとにかかわらず、Libretto シリー
ズではハイバネーションのために、HDDの末尾の約 42MB (Libretto 50/60 の
場合。ディスクのジオメトリによって異なり、報告されている値では 40MB 前
後から 41MB 強程度です) が破壊されますので、この領域を使わないようにパー
ティショニングしないといけません。MS-DOS ではこの領域を除いた部分が
HDD として見えるようにうまくだまされるのですが、FreeBSD インストーラの
fdisk は直接ディスクのパラメータを読むためだまされません。
1. MS-DOS で HDD 全体をフォーマットする。このとき末尾のエリアを除いた
領域がフォーマットされます
2. FreeBSD の FDISKで、MS-DOS 領域となっている部分のブロック数だけを
覚えてから解放します
3. 2. で記録したブロック数だけを改めて FreeBSD の領域として確保します
尚、fdisk にて表示される size は、sector 数で、sector あたりの容量は
512bytes ですので、
size×512 bytes (または、size×512/1024/1024 MB)
になることに気をつけてください。
A2. ハイバネーションを有効にするならば、BIOS 設定でスタートアップ時の
設定を『boot』ではなく『resume』にしましょう
また、apm を導入し有効化していること、/etc/rc.conf で
『apm_enable="YES"』にしていることが必要です。
2.2系の場合は、PAO の導入が必要でしょう。
A3. Libretto でハイバネーションではなくサスペンドを使う方法については
[管理番号 266] ハイバネーションエリアを取らずに使うには?
を参照してください。
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