FreeBSD QandA 222
Q. PAO boot.flp は FreeBSD 標準の boot.flp とどう違うのですか?
A. PAO boot.flp は主にノートパソコンにインストールするために作成されて
います。PAO boot.flp では起動後に PC Card を探すので、PC Card スロットが
一つしかなくかつフロッピードライブも PC Card を用いるタイプのノート
にもインストールできます。
また,容量の問題から boot.flp に含まれているデバイスドライバーから
必要性が低いものも削除してあります。また、いくつか機能制限もあり
メニューには表示されますが使用できません。
- 2.2.7-RELEASE : PPP および SLIP インストールなし
- 2.2.8-RELEASE : NFS, PPP および SLIP インストールなし
PAO3 for 3.x-RELEASE においては FreeBSD 3.x-RELEASE と同様インストール
フロッピーが二枚組になりました。また、PAO boot.flp にカーネルパッチを
詰め込む方式はやめて、FreeBSD の標準配布ファイルと同じ形式で paobin,
paosrc を用意しました。
- boot.flp : PAO ブートフロッピー (2.88MB)、CD-ROM boot や
LS120, ZIP などで使用します。
- kern.flp : PAO カーネルフロッピー (1.44MB 一枚目)
- mfsroot.flp : PAO MFS ルートフロッピー (1.44MB 二枚目)、普通の
FDD を使うのであればこの二つを用意します。
- paobin : PAO バイナリ配布ファイル、PAO 対応のカーネル、
userland、man page などを含みます。
(install.sh, paobin.aa, paobin.ab, ...)
- paosrc : PAO ソース配布ファイル、PAO で変更されたカーネルソー
ス、PAO-FAQ や SUPPORTED.CARDS などのドキュメントを
含みます。カスタムカーネルを作るつもりなら、カーネ
ルソース ssys を同時に選択してください。
(install.sh, paosrc.aa, paosrc.ab, ...)
- paodist.tar : paobin, paosrc を tar でまとめたもの。
間違い・追加情報を見付けた場合は、
修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで
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