FreeBSD QandA 2058
Q. i810, i815 グラフィックチップのマシンに XFree86 4.x 入れたところ、
XFree86 -configure すると、画面が真っ黒になり、ハングアップしたよう
になり、動作しません (core dump することもあるようです)。/var/log
に記録されたログを見たところ、ddc のところで止まっているようです。
(II) Loading sub module "ddc"
(II) LoadModule: "ddc"
(II) Loading /usr/X11R6/lib/modules/libddc.a
(II) Module ddc: vendor="The XFree86 Project"
compiled for 4.1.0, module version = 1.0.0
ABI class: XFree86 Video Driver, version 0.4
A. <URL:http://www.FreeBSD.org/doc/en_US.ISO8859-1/books/handbook/x-config.html>
に対処方法があります。要点は以下のとおりです。
1. /boot/loader.conf に以下の行を追加して再起動します。
agp_load="YES"
2. デバイスノードがあるか確認し、なければ以下のように作成します。
# cd /dev
# sh MAKEDEV agpgart
3. XFree86 -configure を実行し、XF86Config の雛形を作ります。画面が切
り替わり、何も表示されないままハングアップしたようになる場合は、
[Ctrl]+[Alt]+[Del] で FreeBSD をリブートしてください。この場合でも
カレントディレクトリに XF86Config.new というファイルができているで
しょう。
4. この XF86Config.new の Device セクションに Option NoDDC を追加しま
す。XFree86 -configure で XF86Config を作成した場合は、先の
handbook にしたがって、さらに Monitor セクションに Horizsync,
VertRefresh を、Screen セクションに Depth, Modes を設定します。
作成した XF86Config に問題がないか確認します。
XFree86 -xf86config XF86Config.new
X が立ち上がり、グレーのバックにマウスポインタが表示されます。マウ
スを動かして問題なければ [Ctrl]+[Alt]+[Backspace] で終了し、
XF86Config.new を /etc/X11/XF86Config としてコピーすれば完了です。
より細かく設定するには /usr/X11R6/lib/X11/XF86Config.eg にサンプル
がありますので、参考にするといいでしょう。
なお、XFree86 -configure がうまく動作しないような環境では、
xf86cfg -textmode を試してみると良いかもしれません。
間違い・追加情報を見付けた場合は、
修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで
お知らせください。