FreeBSD QandA 1812

FreeBSD QandA

Q. FreeBSD 4.0 以降ではディスクの不良ブロックチェック(スキャン)
   などを行う bad144 コマンドがなくなりましたが、これからはどう
   やって不良ブロックチェックを行えばよいのでしょうか?

A. FreeBSD 4.0 以降の ad ドライバでは bad sector table のある
   パーティションがサポートされなくなり、bad144 コマンドもなく
   なりました。したがって、基本的に OS 上で不良ブロックのチェックを
   行うことはできません。[管理番号 278] 参照。

   一般的に OS の稼動中にディスクのチェックツールを使用するのは、
   結果に対する信頼性に欠くばかりでなく、HDD などに無理な負担が
   かかる可能性もありますので、OS 上での不良ブロックのチェックは
   あきらめて、以下のような診断ツールを使ってください。

   Hitachi Drive Fitness Test
     <URL:http://www.hitachigst.com/>
   Maxtor MAX
     <URL:http://www.maxtor.com/>
   Seagate SeaTools Disc Diagnostic
     <URL:http://www.seagate.com/>

   その他、メーカーを問わずハードウェアのチェックができる
   AMIDIAG (あな診)というものもあります。(有料)
     <URL:http://www.amij.com/> (日本語サイト)
     <URL:http://www.ami.com/>

   また、OS の稼働中にディスク交換する必要がある場合は、ホットスワップ
   対応の RAID 装置を使用することを考慮してください。これらのデバイス
   を利用すれば、ディスクを一旦システムから切り離して、不良ブロックの
   チェックなどのメンテナンス作業を行うことができます。

同一グループへのリンク

グループ名: bad-sector


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