Q. FreeBSD 4.0 以降ではディスクの不良ブロックチェック(スキャン)
などを行う bad144 コマンドがなくなりましたが、これからはどう
やって不良ブロックチェックを行えばよいのでしょうか?
A. FreeBSD 4.0 以降の ad ドライバでは bad sector table のある
パーティションがサポートされなくなり、bad144 コマンドもなく
なりました。したがって、基本的に OS 上で不良ブロックのチェックを
行うことはできません。[管理番号 278] 参照。
一般的に OS の稼動中にディスクのチェックツールを使用するのは、
結果に対する信頼性に欠くばかりでなく、HDD などに無理な負担が
かかる可能性もありますので、OS 上での不良ブロックのチェックは
あきらめて、以下のような診断ツールを使ってください。
Hitachi Drive Fitness Test
<URL:http://www.hitachigst.com/>
Maxtor MAX
<URL:http://www.maxtor.com/>
Seagate SeaTools Disc Diagnostic
<URL:http://www.seagate.com/>
その他、メーカーを問わずハードウェアのチェックができる
AMIDIAG (あな診)というものもあります。(有料)
<URL:http://www.amij.com/> (日本語サイト)
<URL:http://www.ami.com/>
また、OS の稼働中にディスク交換する必要がある場合は、ホットスワップ
対応の RAID 装置を使用することを考慮してください。これらのデバイス
を利用すれば、ディスクを一旦システムから切り離して、不良ブロックの
チェックなどのメンテナンス作業を行うことができます。
グループ名: bad-sector