FreeBSD QandA 1677
Q. ATA のハードディスクを使っています。
下記のように、起動しなかったり、起動してもうまく動かないようです。
Q1. ブート時に下記のようなメッセージが表示されて起動しません。
Loading /boot/defaults/loader.conf
/kernel text=0x18d372 data=0x3d0ec+0x2158c |
elf_loadexec: archsw.readin failed
Unable to load kernel:
Aborted!
Q2. 起動する場合もありますが、HDD への書きこみエラーが頻繁に起きたり、
HDD の回転が止まったりします。
A. ATA ケーブルに問題がある可能性があります。
例えば、ATA66 までしか対応していないケーブルを使って ATA100 や
ATA133 対応のデバイスを接続すると起きることがあります。
場合によっては、ハードウェア、ソフトウェアいずれか、または両方にな
んらかの制限があるということもありえます。
このようなケースでは、ブート時にはそのままエラーになってしまい起動
できませんが、たまたまうまく起動した場合は自動的に PIO モードに
フォールバックするので、それなりに動くことがあります。
その場合は、下記のようなメッセージが出るでしょう。
ad0s1g: UDMA ICRC error writing fsbn 40927487 of 13123680-13123711 (ad0s1 bn 40927487; cn 2547 tn 157 sn 41) retrying
ad0s1g: UDMA ICRC error writing fsbn 40927487 of 13123680-13123711 (ad0s1 bn 40927487; cn 2547 tn 157 sn 41) falling back to PIO mode
ad0: UDMA ICRC READ ERROR blk# 2612047 retrying
ad0: UDMA ICRC READ ERROR blk# 6752531 retrying
ata0-master: WARNING: WAIT_READY active=ATA_ACTIVE_ATA
falling back to PIO mode
ad0: UDMA ICRC WRITE ERROR blk# 2111 retrying
ad0: UDMA ICRC WRITE ERROR blk# 4195013 retrying
ata0-master: WARNING: WAIT_READY active=ATA_ACTIVE_ATA
falling back to PIO mode
対処法 1. ケーブルを適切なものに交換します。
対処法 2. 本質的な解決ではありませんが、DMA を無効にするとうまく動
く場合があります。[管理番号 852] を参考にしてください。
間違い・追加情報を見付けた場合は、
修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで
お知らせください。