FreeBSD QandA 1340
Q. カーネルを再構築しようと思い、ハンドブックなどを参考に config、
make depend、make という順番で作業を進めていきました。
すると config と make depend までは正常に終了するのですが、
make をすると error を出して止まってしまいます。
A. カーネルコンフィギュレーションファイルに間違いはありませんか?
config(8) コマンドは可能な限りカーネルコンフィギュレーション
ファイルのチェックを行いますが、限界があります。
このような場合、原因は色々考えられますが、次のような点をチェック
してください。
(1) pseudo-device などのエントリの誤り。
(2) 依存する options の指定がない。
例えば 4.3-RELEASE の場合、options として DUMMYNET や
BRIDGE を指定する場合には同時に IPFIREWALL も指定しなければ
なりませんが、options IPFIREWALL が欠けていても
config(8) は warning も error も報告しません。しかし、
カーネルをリンクする際に失敗します。
このような options は LINT や NOTES などに注意が記述されて
いるので必ず目を通してください。
(3) 依存するデバイスの指定がされていない。
例えば、device atadisk が指定されているのに device ata など
が指定されていない場合などにはコンパイル時やリンク時に
エラーになります
この他に、テストの十分でない機能やデバイスを指定した場合に
類似の問題が生じることもあります。
間違い・追加情報を見付けた場合は、
修正案の投稿のしかた を読んだ上で、
QandA@jp.FreeBSD.org まで
お知らせください。