Q. XEmacs (Emacs, Mule) を使っていますが SHIFT+SPACE や CTRL+o を押すと、
本来のキーバインドが無視され、kinput2 の入力ウィンドウがポップアップ
してしまいます。
A. この問題は XEmacs (Emacs, Mule) のキーバインドが kinput2 に乗っ取られる
ことによって生じます。XIM を無効にすればこの問題を回避できます。
お勧めは
XEmacs (Emacs, Mule) を起動するときに、環境変数 XMODIFIERS を
@im=none (none は実在しないもの) にしておく。
です。XEmacs の場合なら具体的には
$ XMODIFIERS=@im=none xemacs & (sh系)
% env XMODIFIERS=@im=none xemacs & (csh系)
のように起動します。これを alias にしておくか /usr/local/bin/xemacs という
シェルスクリプトにしておくと便利でしょう。XEmacs でなく Emacs や Mule を
使用している場合は xemacs の部分を emacs や mule に読み替えてください。
確認環境: 4.3-RELEASE とその ports/packages
ja-xemacs-canna-21.1.14
ja-kinput2-canna-3.0
3.1-RELEASE とその ports/packages
ja-mule-wnn[46]-2.3
ja-kinput2-wnn[46]-2.0.4
FreeBSD 固有の問題ではありません。
X サーバは、上記環境のとおりで、XEmacs (Emacs, Mule) を X クライアント
として Solaris から起動した場合も、ja 環境で起動すれば同様の現象が
起きます。
グループ名: emacs
グループ名: kinput2