FreeBSD JPMAN Project | 1. 概要 | 3. トラブルシュート
ここではまず日本語マニュアル関連コマンド群のインストール方法と使い方を示し、 次に日本語マニュアルのインストール方法を説明します (FreeBSD 2.2 関連の日本語マニュアルの情報は、 howto_22.html を参照願います)。
日本語 man コマンド関係をインストールする port は /usr/ports/japanese/man/ にあります。
基本的に次の手順で、日本語マニュアル関連コマンド群をインストールできます (しばらく時間がかかります)
# cd /usr/ports/japanese/man # make install
日本語マニュアル関連コマンド群は、 LC_CTYPE に設定されている言語情報を基に適切なマニュアルを選択します。 LC_CTYPE もしくは LANG を ja_JP.eucJP や ja_JP.SJIS に設定 *注1*しておくことが必要です (日本語表示可能な端末 (kterm など) は適宜 FreeBSD QandA 等を参照して設定しておいてください)。
以下では ja_JP.eucJP または ja_JP.SJIS が設定されているときの動作について説明します。
% jmanpath -q /usr/share/man:/usr/local/man:/usr/X11R6/manのときには、まず日本語マニュアルのディレクトリである
/usr/share/man/ja /usr/local/man/ja /usr/X11R6/man/jaがまず検索され、次いで
/usr/share/man /usr/local/man /usr/X11R6/manが検索されます。
オリジナル man コマンドと同じ振舞いをしてほしい場合は、 jman で追加された拡張機能を -o オプションで抑制できます (-o オプションは jman コマンドで新規導入されました)。
2001 年 2 月 4 日現在、2.1.5-RELEASE, 2.2.1-RELEASE 以降のすべての RELEASE でインストール可能のはずです。
以下に日本語マニュアルページ及び関連コマンド群インストールの手順を示します。 package を使用する方法と ports からインストールする方法の 2 種類を説明していますので、どちらでも好きな方を試してみてください (4.8-RELEASE と 5.1-RELEASE までは、package を使う方法をお勧めします)。
A. ソフトウェア取得 を参照し、 それらを直接 pkg_add するのが簡単です (4.8-RELEASE と 5.1-RELEASE まで。 4.9-RELEASE と 5.2-RELEASE には package がありませんので、 ports からインストールしてください)。 5.1-RELEASE の場合の場合、次のようにします (「#」は、ユーザ root のシェルプロンプトです)。
# pkg_add ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/ports/i386/packages-5.1-release/japanese/ja-man-1.1j_5.tbz
ja-man-1.1j_5 が依存する packages も自動的に取得 して、pkg_add されます。。
インストールが済んだらまず jman, jmanpath, jwhatis, japropos, jcatman, jmakewhatis のマニュアルを jman で読んでください。 その際には LC_CTYPE (または LANG) を ja_JP.eucJP (SJIS 端末の場合には ja_JP.SJIS) に設定して下さい。 また PAGER 環境変数が more に設定されている場合は jless に設定して下さい。 jless は日本語表示可能なページャですが、more は正しく日本語表示できません。
使っているシェルが csh, tcsh の場合: % setenv LC_CTYPE ja_JP.eucJP % setenv PAGER jless % jman jman 使っているシェルが sh, bash, ksh, zsh の場合: $ export LC_CTYPE=ja_JP.eucJP $ export PAGER=jless $ jman jman
# file /usr/ports/japanese/man/ /usr/ports/japanese/man/: directory
# cd /usr/ports/japanese/man # make installとするだけです。
使っているシェルが csh, tcsh の場合: % setenv LC_CTYPE ja_JP.eucJP % setenv PAGER jless % jman jman 使っているシェルが sh, bash, ksh, zsh の場合: $ export LC_CTYPE=ja_JP.eucJP $ export PAGER=jless $ jman jman
A. ソフトウェア取得 を参照してください。
例えば
# pkg_add ja-man-doc-5.2.tbz
とします (この例は 5.2-RELEASE 用日本語マニュアルです)。 インストール先は /usr/share/man/ja です。
*注1* locale に関わる環境変数について
LC_ALL=ja_JP.eucJP を設定してもかまいませんが、 環境変数 LC_ALL は、LANG, LC_CTYPE を上書き設定するため、現状では LC_ALL を設定すると、環境変数 LC_TIME, LC_CTYPE に異なる言語を指定して も無効となり、特定のコマンド(date, last 等)の出力を参照しているプログ ラムが間違った動作をする危険があります。 詳しくは setlocale(3), rune(3), euc(4) のマニュアルを参照してください。
このページの最終更新日 $Date: 2004/01/20 03:22:56 $
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