FreeBSD QandA 57
Q. ブートマネージャを再インストールする簡単な方法は?
A. FreeBSD のバージョンに関わらず使える方法として、ブートフロッピーを使う
方法があります。まずブートフロッピーから起動して、インストーラのメニュー
から「Custom」-->「Partition」で、ブートマネージャをインストールする
HDD を選択し、パーティションエディタの画面で「W」だけ押して(パーティショ
ンはいじらない)、ブートマネージャ選択メニューで「BootMgr」を選択すれば、
ブートマネージャだけ MBR に書き込むことができます。
この他の方法として、FreeBSD の配布ファイルに含まれる bootinst.exe と
boot.bin を使う方法がありますが、この方法で書き込まれるブートマネージャ
は BOOTEASY と呼ばれる汎用のもので、2.2 系までの FreeBSD では標準採用
されていましたが、3.0R 以降は FreeBSD 内部で開発された boot0 に変更さ
れています。実行手順は DOS を起動して、配布ファイルの tools/ ディレク
トリに移動し、上記の二つのファイルが存在することを確認した上で、
> bootinst boot.bin
と実行します。しかし、この方法では boot0 は入れる事ができませんので
注意してください。
3.0R 以降では当然 boot0 も FreeBSD のバージョンごとに変更される可能性
がありますが、単に make world しただけでは MBR までは更新されません。
この様な場合 boot0cfg(8) を使えば簡単に最新の boot0 に入れ替えることが
できますが、実行に際しては良くマニュアルを読んでからにしてください。
(実行例: SCSI デバイス 1 台目から起動していた場合)
# boot0cfg -Bv -b /boot/boot0 -f /boot/backup.mbr /dev/rda0
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