Q. PS/2マウスが使えません。 A. 確認する手順です。 0. kernel の構成に psm0 があるか、psm0 が認識されているか確認。 起動中のメッセージ(これは起動後 dmesg コマンドでも見ることが できます)の中に psm0 at 0x60-0x64 irq 12 on motherboard という表示があれば psm0 が認識されています。 1. 認識されていない場合、 起動時の Boot: で -c を入力し ls とやると kernelに入っているデバ イスの一覧が表示されます。('visual' と入力すると ビジュアルモード になりますので 見やすくなります。psm0 は visual 時には Input の menu の中にあります。) ここで disable となっているモノは検出しません。 enable psm0 を入 力して検出するようにしましょう。 また FreeBSD 2.2.6 or 2.2.7 RELEASE ではマウスとの相性がある場合 があります。 マウスを交換すると認識されたという報告もあるので、 マウスを交換してみてください。 (psm0 と、sc0 は、conflict しますが、同じ LSI を使用しているので、 正常な状態です。問題ありません。) 2. 上の 1.で、psm0 が、どこにも見つからない場合、その kernel は、 psm0 を、使用できません。psm0 を含んだ kernel を使用するか、 つくり直して下さい。(kernel のつくり直し方は Handbook参照。) 3. ここまでは kernel の話。XFree86 で PS/2 マウスを使うには XF86Config の Section "Pointer" に、 Protocol "ps/2" Device "/dev/psm0" を記述します。 4. 2.2.6R 以降では moused を利用するとコンソール画面でもマウスが 使えますし、XF86Setupでも最初からマウスが利用できて便利です。 インストーラや /stand/sysinstall の「マウス」の設定で マウスデーモンを有効にします。日本語インストーラの場合は 「有効化」を選んでもマウスカーソルはあらわれないので注意してくだ さい。直接 rc.conf を編集する場合は次のようにします。 moused_enable="YES" moused_type="auto" moused_port="/dev/psm0" moused_flags="" X では XF86Config の設定は次のようになります。 Protocol "SysMouse" Device "/dev/sysmouse"
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